90話 | 91話 | 92話 | 93話 | 94話 |
95話 | 96話 | 97話 | 98話 | 99話 |
100話 | 101話 | 102話 | 103話 | 104話 |
105話 | 106話 | 107話 | 108話 | 109話 |
110話 | 111話 | 112話 | 113話 | 114話 |
115話 | 116話 | 117話 | 118話 | 119話 |
120話 | 121話 | 122話 | 123話 | 124話 |
125話 | 126話 | 127話 | 128話 | 129話 |
130話 | 131話 | 132話 | 133話 | 134話 |
135話 | 136話 | 137話 | 138話 | 139話 |
140話 | 141話 | 142話 | 143話 | 144話 |
145話 | 146話 | 147話 | 148話 | 149話 |
150話 | 151話 | 152話 | 153話 | 154話 |
155話 | 156話 | 157話 | 158話 | 159話 |
160話 | 161話 | 162話 | 163話 | 164話 |
121話「薄久保薬師18歳」が更新されたため振り返っていきます。
本記事は「戦隊大失格」の121話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)
目次
前回までの話
ついに最終鏡面に入った「戦保怪戦」。
マッチアップは
・ブルー部隊の浦部VS戦闘員エクスズ
・酉の幹部ペルトロラVSレッド部隊獅音&紅薊
・ホワイトキーパー七宝司VS午の幹部フワリポン
・薄久保薬師が顕現した大怪獣デスメシアVSレッドキーパー赤刎
・薄久保薬師VS元グリーン部隊(千歳、翡翠、戦闘員D、薄久保天使)
のようになっています。
薬師の娘である天使には、元怪人幹部で薬師の妻のユリメリダが入り込んでいました。
天使は自分がどう行動すればよいのかわからず、ユリメリダの声に身を任せようとしましたが、いついかなる時も自分ファーストで行動する戦闘員Dの姿に心を奪われます。
そしてグリーン部隊のメンバーが再集結し、薬師の討伐にあたります。
一方、本物の桜間日々輝は、姉の世々良殺しの濡れ衣を着せられ、大戦隊のメンバーから襲撃されそうになりますが、合体幹部に連れされました。
グリーン部隊VS薄久保薬師の戦いは、グリーン部隊のコンビネーションにより、薬師の「心を読める」という能力を逆手に取られ、薬師はピンチに陥っています。
薄久保薬師とユリメリダの出会い
前回に引き続き、薬師が18歳の時の回想から始まります。
薬師の家の付近で倒れこんでいるユリメリダを目撃し、薬師がユリメリダを匿ったことがきっかけで二人は出会いました。
ユリメリダが倒れていた理由は、薬師の近所の人に熊が出現したと勘違いされ、発砲されたからでした。
薬師の仲間
薬師は中学生の頃から、特撮版の竜神戦隊ドラゴンキーパーの大ファンで、特にドラゴンキーパーにやられる怪人が大好きだったため、18歳のこの時も変わらず怪人のことを応援していました。
ただ一般人から見ると、怪人推しというのは普通ではなく、薬師は周りの人から異端者として扱われていました。
そのため薬師の家に「村から出てけ」という張り紙を張られたり、物を投げつけられたりするなど嫌がらせを受けていました。
近所の人はこの張り紙を見て、「これに懲りたら変な集まりから縁を切るこった」と語っているため、薬師はこのころから、現在でいう怪人保護協会のような仲間がいたのだと考えられます。
近所の人の支え
熊退治をしていた近所のおじさんたちは、なんだかんだ言って薬師のことを心配する様子を見せていました。
そしてそのお孫さんの女性は、特に薬師のことを心配していました。
この女性は、「よりどころがないなら私たちに相談してね。この村みんなあなたの家族みたいなものだから」と語っています。
村の人たちは怪人ばかりに目を向ける薬師のことが気がかりだったのでしょう。
惹かれあうユリメリダと薬師
薬師はユリメリダと匿った後、ユリメリダと話がしたいということを伝えます。
そうして薬師はオタク特有の早口で怪人に対する愛を語り、それを見たユリメリダはほかの人間たちとは違うと感じたのか、熱心に話を聞いていました。
一方のユリメリダは、怪人幹部でありながら薬師の家の窓を心配するなど、怪人とは思えないような優しく穏やかな態度を見せます。
薬師もまた、近所の人となじめず頑張ってコミュニティに属そうとしており、二人は異端者で同じ境遇同士、惹かれあうこととなりました。
時系列
ここで時系列について語ります。
この回想は薬師が18歳の時となっています。
原作第87話で薬師は、「丁度20年前の中学生の時、特撮版の竜神戦隊ドラゴンキーパーを見て怪人にはまった(途中略)」と語っています。
今回ユリメリダに対して薬師は「今まさに地上を破壊しているのは君たちだろ」と語っており、浮遊城が上空に出現し戦争が始まったのは13年前であるため、この回想は13年前のことだと予測されます。
つまり、中学生の時に怪人ファンになり、18歳の時にユリメリダと出会い、その後天使を娘に引き取り、そして現在に至るのだと予測されます。
ユリメリダとの共同生活
そして薬師はユリメリダを村の人たちから匿いながら、共同生活が始まりました。
怪人は食事を必要としませんが、食べることにはまったのかユリメリダも薬師とともに食卓を囲むことになります。
食事代がかかるようになり、薬師は畑仕事を行いますが、ユリメリダの能力で爆速で畑仕事を終わらせて、たくさんの賄をもらっていました。
また近所のお孫さんの女の子と薬師が仲良くしているのを見ると、ユリメリダは嫉妬するなどかわいらしいところを見せていました。
こういったように薬師とユリメリダは楽しく共同生活を行っていました。
世界の舞台裏
薬師の両親はすでに亡くなっています。ちなみに家とお金は残してくれていたそうです。
薬師はユリメリダと仏壇の前で手を合わせながら、両親の会話になります。
ユリメリダは親について「あまり好きじゃなかったな。あの人たちを親というのならの話だけど」と語っています。
つまり怪人幹部にも親がいるということが判明しました。
これまでで登場した怪人には、幹部、戦闘員、それから怪獣があり、戦闘員は幹部が作り出したもので怪獣はイエロー部隊が作り出したものだと考えられています。
幹部については怪人化剤をうった左山十字が自我を失った後、幹部マガティアが出てきていたことから、人為的に作り出されたものだとも考えられますが、真意のほどはわかりません。
もしかすると、ユリメリダのいう「親」がこの作品の重大な部分でもある「幹部の親玉」なのかもしれません。
またユリメリダからこの世界の舞台裏を聞かされた薬師は、彼女の隣に寄り添えるのは自分しかいないと決心しました。
ここでいう世界の舞台裏とは、「怪人たちは人間によって仕組まれたもの」ということだと考察します。
ユリメリダの能力
ユリメリダは薬師に自分の能力を見せます。
まず空高く飛び、そこから天使の象徴ともいえる輪っかをつくり、その後流星群を生み出します。
とてもきれいな光景に薬師は「怪人ってやっぱりすごい」と感想を述べています。
この能力はどこかで見た覚えがあると思いますが、これは原作第108話で天使が覚醒した時のものです。
ユリメリダは現在、天使の中に精神が入り込んだ状態のため、天使はユリメリダの能力を使えたということになります。
村の人たちの放火
ある日、薬師が家に帰ると家が火事で燃えていました。
村の人たちはユリメリダの存在に気づき、薬師がいない間に家を勝手に燃やしてユリメリダを退治しようとしたということでした。
村のお孫さんの女性は薬師に対し、「村に火種を撒いたのはあなた。悔い改め人並みの生活をするのよ」とユリメリダをかくまっていたことにブチギレていました。
やはり村の人たちにとって怪人は敵以外の何物でもありませんでした。
薬師のことを心配していたのは事実ですが、薬師の思いにこたえる気持ちは一切なかったようです。
ユリメリダとの逃避行、開始
幸いユリメリダは家から逃げることに成功していました。
ただ薬師は村の人たちには理解してもらえないと見限り、ユリメリダと村を離れ都会に出ることを決意します。
そして二人は電車で待ち合わせをし、そこに登場したのは村のお孫さんでした。
怪人幹部には殺した人間に成りすます「擬態能力」が備わっており、ユリメリダは村のお孫さんの姿で登場したということです。
またラストに、「のちにニュースで知ったがあの村に熊の被害者が出たらしい。私には関係のないことだ」とモノローグが入っていることからも、あのお孫さんはユリメリダの殺されてしまったのでしょう。
90話 | 91話 | 92話 | 93話 | 94話 |
95話 | 96話 | 97話 | 98話 | 99話 |
100話 | 101話 | 102話 | 103話 | 104話 |
105話 | 106話 | 107話 | 108話 | 109話 |
110話 | 111話 | 112話 | 113話 | 114話 |
115話 | 116話 | 117話 | 118話 | 119話 |
120話 | 121話 | 122話 | 123話 | 124話 |
125話 | 126話 | 127話 | 128話 | 129話 |
130話 | 131話 | 132話 | 133話 | 134話 |
135話 | 136話 | 137話 | 138話 | 139話 |
140話 | 141話 | 142話 | 143話 | 144話 |
145話 | 146話 | 147話 | 148話 | 149話 |
150話 | 151話 | 152話 | 153話 | 154話 |
155話 | 156話 | 157話 | 158話 | 159話 |
160話 | 161話 | 162話 | 163話 | 164話 |
コメント