【戦隊大失格】131話のネタバレ感想解説、緑川早苗の復讐劇は見応えあり

戦隊大失格

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131話「キャラクター」が更新されたため振り返っていきます。

本記事は「戦隊大失格」の131話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)

また、4月7日から放送されるアニメについてもPVが新たに公開されたため、ぜひご覧ください。

前回までの話

怪人だけの世界を作ろうとする怪人保護協会&幹部と、その悪事を見過ごさない大戦隊との戦い「戦保怪戦」は常に終戦し、大戦隊が勝利し幕を閉じました。

ただ、大戦隊の勝利ですべてが解決し、丸く収まったわけではなく、大戦隊側の被害が大きく改革が必要であったり、戦保怪戦後未だに行方がつかめていない人間が多数いるといった、様々な問題が残っています。

具体的に見つかっていなかった人物は、

・獅音海
・紅薊(レッド部隊正二位)
・錫切夢子
・浦部英玄
・戦闘員エクスズ
・左山十字
・桜間日々輝
・戦闘員D(デスメシアとともに地下に幽閉)

などです。

さらにクローンと入れ変えるため殺されたと思われた赤刎創星が、記憶を失った状態で緑川家に匿われていました。

恐らく元グリーンキーパーの妻子である緑川早苗と椛にお世話になっている赤刎は、以前とは比べ物にならないほど誠実に働いていました。

そして赤刎は、自分のことを知っていそうな二人組を見かけ追いかけると、その二人は大戦隊のブルー部隊の浦部英玄と怪人保護協会の左山十字でした。

浦部と左山に連れてこられた赤刎の前に現れたのは、新戦隊という名前で新たに活動を始めていた組織で、行方不明だった紅薊や合体幹部の正体である騎偉寿と瑠憂那、日々輝や七宝君が所属していました。

新戦隊のメンバーとともに怪人の情報があった場所へと向かうと、ピンク部隊のスパイ的な組織「黒子」が潜んでおり、貴重な情報源を奪い去ろうとしていました。

そして黒子の狙いが早苗であることを悟った赤刎は、急いで緑川家に向かい早苗に逃げるよう忠告し、その際少しばかり記憶を取り戻したことを伝えると、赤刎は早苗さんに背中からぐさりといかれました。

>>>130話のネタバレ解説

早苗さん、最初からガチギレ

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

緑川早苗は、20年前に放送されていた特撮版「竜神戦隊ドラゴンキーパー」の脚本家を務めていました。

懸命に脚本活動に取り組み、ドラゴンキーパー役の仲間とともに切磋琢磨し作り上げてきた作品を、赤刎創士の不祥事によりぶち壊されたことに怒りをあらわにしていました。

そしてある日、浜辺で黒子にぼこされ寝込んでいた赤刎創星を発見し、赤刎創士だと思い込んだ早苗は、見つけた瞬間ころそうとしていましたが、記憶を失っている人に復讐しても吹っ切れないと思ったため、踏みとどまっていました。

つまり、半年間は怒りを抱えたままともに暮らしていたということなので、内心ストレスを抱えていたのだとわかります。

早苗が赤刎創士に殺意を持った経緯

特撮版の打ち切り

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

早苗がドラゴンキーパーの脚本を務めていた時の回想へと移ります。

早苗はこれまでの努力や結果を認められ、特撮版の最終回の脚本を担当することとなりました。

このときプロデューサーっぽい人が、竜神戦隊ドラゴンキーパーのことを「ドラキー」と略していますが、個人的には最初業界用語かなんかかと思ってしまいました。

薄久保薬師は特撮版のファンでしたが、早苗さんの優秀なストーリー構成に惹かれたのかもしれません。

そして一生懸命プロットを書き上げていた早苗でしたが、ある日レッドキーパー役の赤刎創士が殺人の容疑で逮捕されたことを知り、最終的には最終回を迎える前に打ち切りになってしまいました。

これまでみんなとともに作り上げた作品が、一人の身勝手な行動により潰されてしまった事実に、早苗を始めみんなショックを受けていました。

緑川貞治の死

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

しかし、我が子のように愛した作品をつぶされましたが、これだけで殺意が芽生えたわけではありませんでした。

ある日、緑川家のお宅に、逮捕されているはずの赤刎創士がやってきました。

まず、早苗の隣にいるのが、旦那の前グリーンキーパーの緑川貞治ようです。

130話でドラゴンキーパーを務めていた人の顔が移されていましたが、この黒髪でダンディな風貌の男性が早苗さんの旦那さんだと判明しました。

そしてこの場に訪れた赤刎こそが、赤刎創士のクローンとして登場した赤刎創星だと予想します。

赤刎は二人に対し

ドラゴンキーパーを再始動することにした。今度はリアルな世界で

と、特撮版を実際の世界に組み込もうを発言します。

これこそが、浮遊城や怪人などの始まりで、黄理谷真夜を始めとするイエロー部隊がなんやかんややって作り出したのだと考察します。

貞治は勝手なことを言う赤刎にガチギレすると、赤刎は貞治をぼこしました。

やっぱりこの残虐性を見ると、レッド部隊の部下を殺していたこととリンクするため、赤刎創士の記憶を引き継いだクローンの赤刎創星だと予想できます。

最終的に貞治は、赤刎の企画に協力していたようですが、ヒーローとなる存在が裏では出来レースをやっている事実に、罪を意識をぬぐえず、自殺したようです。

殺すに殺せない発言

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

記憶をなくす前の話を早苗から聞いた赤刎は、急に笑い出し、

「すべては決められた脚本の上。俺がここで刺されたのは過去の流れから当然の帰結。(以下略)」

と発言しています。

これを簡単にまとめると、自分が殺されるのはしょうがないなという気持ちと、復讐というストーリー性もあってなんかいいね、という感じです。

早苗目線からすると、全く反省していない方が復讐しやすいのに、憎みずらい雰囲気になっているため困惑の表情がうかがえます。

個人的にはなんかむず痒い感情になってしまっています。

怪人登場

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

そしてここで、以前からスラム街に出没していると噂が立っていた怪人が登場します。

この怪人については、もしかするとスラム王LGがバラまいた怪人化剤により生成されたかいじんなのかもしれません。(スラム王LGがバラまいたものが怪人化剤だと決まったわけではない)

その怪人が、暴れ散らかして乗っていたトラックを襲いにかかりましたが、赤刎は身を挺して椛ちゃんを守りましたが、早苗と赤刎と協力者の運転手は血まみれになり、意識も朦朧としてしまいました。

ただ怪人に対しては、以前から一人で任務にあたっていた翡翠かのんが対処しましたね。

黒子登場

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

そしてこの場に、ピンク部隊の黒子が登場し、この場の事後処理に来ました。

まずは早苗の協力者の運転手にとどめを刺し、129話に登場した美人のお姉さんの黒子は早苗を捕獲しに来ました。

なぜ早苗を狙っているのかはわかりませんが、特撮版の頃からドラゴンキーパーのすべてを知っている人物を見過ごせないという理由はあると思います。

そして別の黒子は赤刎創星を殺しにかかります。

前回も爆発によって赤刎をころそうとしていたように、大戦隊にとってはすでにクローンの赤刎を用意しているため容赦なくいきますが、127話でもみせたような実力で黒子を返り討ちにしてしまいました。

記憶は失っていても実力は健在だとわかります。

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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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