【ダンダダン】邪視について作中エピソードを踏まえて解説

ダンダダン

現在、少年ジャンプ+にて毎週火曜日に更新される「ダンダダン」。

作中に登場する主要な妖怪の一人、邪視について解説していきます。

本記事は「ダンダダン」のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「ダンダダン」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」)

基本情報

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」
分類山の怪
生息地
体長222センチ
備考・英語名「EVIL EYE」
・ジジの家の地下で人中となった子供が妖怪化
・能力はジジに引き継がれる

邪視は原作第38話から登場した作中における主要な妖怪の一人です。

全身が白くガリガリで、目が縦についておりブリーフ一丁の格好をしており、全身をくねらせて躍るかのような動きをする妖怪です。

山の怪に分類されており、山の怪とは神とも崇め奉られるほどの妖怪であるため、非常に強力な妖怪となっています。

くねくね伝説

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

邪視はくねくね伝説と関連があると述べられています。

くねくね伝説とは、とある怪談投稿サイトに投稿された話が起源となったインターネット上で流布している都市伝説のことです。

「くねくね」とは田舎の方に現れる白色、もしくは黒色でくねくねしている見た目の存在だといわれています。

くねくねを目撃し、その正体を知ってしまうと精神に異常をきたしたり、消息不明になってしまうといった体験談が複数投稿されていたため、一部界隈では話題となっていました。(ウィキペディア参照)

作中においても、邪視は都会ではなく山に出るとされていたり、見た目が白くくねくねした動きを見せたり、相手に対して精神攻撃ができたりすることからも、くねくね伝説と深い関係があることがわかります。

能力

邪眼

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

邪視の目は邪眼と言い、人を狂わせ自殺願望に支配させるという能力があります。

邪視の目を見てしまうと、憎悪の視線を受けていると判断され、呪いにかかってしまいます。

ただ念波を打ち消すという能力も含まれています。

原作第39話では、UMAの一つモンゴリワンデスワームと対峙し、モンゴリワンデスワームの自殺願望を駆り立てるといった邪視と同様の能力を持った念波を、邪眼の力で相殺していました。

怨念

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

ジジの家でかつて殺されてしまった人間の怨念を自由に操ることができます。

怨念で家のようなバリアを張ったり、圧縮してボールのようにしたりすることができます。

悲惨な過去

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

邪視が人間だった頃には、悲惨な目に遭ったという過去があります。

現在ジジの一家が住んでいる村には、大蛇信仰があり、火山に住む大蛇が腹を空かせると火山が噴火すると考えられていました。(大蛇の正体はモンゴリワンデスワームだった)

当時の村人は村の子供を一人供物として捧げることで、大蛇の空腹を抑えられると考えており、鬼頭ナキを始めとする鬼頭家が先導し、200年もの間人柱を行っていました。

そのおかげで200年間火山は噴火せず、温泉という恩恵を受けていました。

そしてその生贄の一人となったのが、当時子供だった邪視でした。

邪視は友達と遊ぶことも許されず、ずっと現在のジジの家の地下に閉じ込められ、最終的には生贄としてころされてしまいました。

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

「人間は皆殺し。特に鬼頭家だけは許さない」という気持ちをもった邪視は、幽霊となった後はずっと生贄となった子供をひっそりと救っており、いつか人間を器として入り込み、鬼頭家に復讐する機会をうかがっていました。

ジジに入り込む

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

ジジは中学生の時に引っ越し、邪視の死体が眠る人柱が行われていた地下がある家に住むようになりました。

ジジは星子から天才だとたびたび言われるほど、天才的な霊力やフィジカルを持っていたため、邪視はジジを器として狙っていました。

そして原作第40話にて、ジジが邪視の悲惨な過去に同情したこともあり、邪視はジジを器として中に入りこみました。

ジジと融合した姿は、ジジのスポーツマンの体つきもあり、非常にかっこいいものとなっています。

水をかけると邪視に、お湯をかけるとジジに

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

ジジの霊力トレーニングや人間をそのまま格納できる人体模型の太郎の協力もあり、基本的には邪視が勝手に出てこないよう制御できるようになりました。

ただ水がかかると邪視の自我が、お湯をかけるとジジの自我に戻るといった欠点だけは残りました。

ちょびっと醤油がかかっただけでも邪視の自我が出てしまいます。

らんま1/2の乱馬が水をかけると女の子になるのと同じ要領です。

ブリーフパンツ

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

邪視のブリーフは、ただの衣服ではなく呪物となっています。

村で生贄となりころされてしまった人たちの怨念がブリーフに集中しています。

彼らの怒りは誰にもしずめられることはできず、邪視はそんな彼らの「人間を皆殺しにする」という意志を受け継いでいます。

オカルンとの約束で邪視はオカルン意外と基本的には戦わないという約束をしましたが、ブリーフに眠る怨念たちは皆殺しにしたいと言っているため、現在は満次郎のいる大蛇神神社に預けられています。

オカルンとの約束

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

ジジの体に眠る邪視を、最初は囃子の力を借りて成仏しようとしました。

ただジジは邪視の悲惨な過去を知り、あまりにかわいそうだと成仏することに反対し、周りはその意見を飲み込みました。

ただジジが水に少しでも触れると邪視が暴れてしまい、危険も多く困っていました。

そんなとき、オカルンが邪視と

自分と戦う以外では人は殺さない。毎週火曜の学校終わりに勝負をするだけ。

という約束をつけることに成功し、邪視が暴れまわることを防ぐことに成功しました。

つまり、水をかけると邪視に、お湯をかけるとジジになるという設定は続いていますが、邪視がむやみやたらに人を殺すということはなくなりました。

性格

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

邪視は幼いころに殺されてしまったため、精神年齢はまだ低く、生まれたばかりの赤子同然です。

そのため煽ると簡単に乗ってくる性格なため、オカルンも約束をつけることに成功しました。

また発言も子供っぽく、人間の時できなかった遊びに対してむきになりたいと考えているようです。

そしてオカルンとの約束は絶対に守るというかわいらしい一面もあります。

ダンダダン
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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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