【戦隊大失格】132話のネタバレ感想解説、秘書化する薄久保天使と成長したレッドキーパー

戦隊大失格

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132話「テコ入れ」が更新されたため振り返っていきます。

本記事は「戦隊大失格」の132話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)

また、4月7日16:30から放送されるアニメについてもPVが新たに公開されたため、ぜひご覧ください。

前回までの話

怪人だけの世界を作ろうとする怪人保護協会&幹部と、その悪事を見過ごさない大戦隊との戦い「戦保怪戦」は常に終戦し、大戦隊が勝利し幕を閉じました。

ただ、大戦隊の勝利ですべてが解決し、丸く収まったわけではなく、大戦隊側の被害が大きく改革が必要であったり、戦保怪戦後未だに行方がつかめていない人間が多数いるといった、様々な問題が残っています。

具体的に見つかっていなかった人物は、

・獅音海
・紅薊(レッド部隊正二位)
・錫切夢子
・浦部英玄
・戦闘員エクスズ
・左山十字
・桜間日々輝
・戦闘員D(デスメシアとともに地下に幽閉)

などです。

そして話は戦闘員Dが仲良く薄久保薬師とだべっていた1年間の間の話となっています。

クローンと入れ変えるため殺されたと思われた赤刎創星が、記憶を失った状態で緑川家に匿われていました。

恐らく元グリーンキーパーの妻子である緑川早苗と椛にお世話になっている赤刎は、以前とは比べ物にならないほど誠実に働いていました。

そして赤刎は、自分のことを知っていそうな二人組を見かけ追いかけると、その二人は大戦隊のブルー部隊の浦部英玄と怪人保護協会の左山十字でした。

浦部と左山に連れてこられた赤刎の前に現れたのは、新戦隊という名前で新たに活動を始めていた組織で、行方不明だった紅薊や合体幹部の正体である騎偉寿と瑠憂那、日々輝や七宝君が所属していました。

新戦隊のメンバーとともに怪人の情報があった場所へと向かうと、ピンク部隊のスパイ的な組織「黒子」が潜んでおり、貴重な情報源を奪い去ろうとしていました。

そして黒子の狙いが早苗であることを悟った赤刎は、急いで緑川家に向かい早苗に逃げるよう忠告し、その際少しばかり記憶を取り戻したことを伝えると、赤刎は早苗さんに背中からぐさりといかれました。

続けざまに今度は、スラム街に居座る怪人に襲撃されてしまい、その場に居合わせた黒子に緑川早苗は連れ去られてしまいました。

>>>131話のネタバレ解説

緑川早苗、死す

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

前回、緑川親子は赤刎と二手に分断されてしまい、緑川親子は黒子に連れ去られてしまいました。

赤刎は別の黒子の速攻でボコし、早苗の行方を問いただし急いで早苗の元へ駆けつけると、そこには血を出して倒れている早苗とそれをみて泣いている椛ちゃんの姿がありました。

一見すると黒子が早苗をころしたように見え、赤刎も「それがお前らのやり方かぁぁ」と言わんばかりの発言をしますが、実際は早苗が自ら死を選んだようでした。

早苗はこれまで、「大戦隊からすると自分は大罪人」と発言していましたが、自ら死を選ぶという選択をしたようでした。

早苗が自ら命を絶った理由

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

早苗が自ら命を絶った理由は、「幻の脚本を守るため」でした。

早苗は元々、20年前に放送され、現在のドラゴンキーパーの前進となった特撮作品「竜神戦隊ドラゴンキーパー」の脚本を担当していました。

かつてのドラゴンキーパーたちと切磋琢磨して作品を作り上げてきましたが、最終回を目前に当時のレッドキーパー赤刎創士の不祥事(さつ人事件)により、特撮版は打ち切りになってしまいました。

恐らくですが、この打ち切りになり放送できなかった最終回の脚本を幻の脚本と呼んでいるのではないでしょうか。

この幻の脚本を黒子、ひいては大戦隊から汚されないよう守るために、早苗は命を絶ち、自分の口を封じました。そうまでして守りたいほど、特撮版への愛があったとも考えられます。

なぜ大戦隊が幻の脚本を追うのかよくわかりませんが、多分大戦隊の根幹に触れるようなことが書いてあるのでしょう。

ちなみに今回132話のサブタイトル「テコ入れ」ですが、テコ入れは番組や創作などで状況が芳しくないときに何らかの改善を行うことを言います。

レッドキーパー、やはり強い

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

愛する母親が死にショックな椛は泣きながら、赤刎に

「こいつら全員やっつけてよ」

と助けを求め、ヒーロー作品ではお決まりのヒーロータイムが開幕します。

襲い来る黒子たちを、フィーバータイムの赤刎は全員ボコします。

ただボコしている最中の赤刎の表情はなんとも楽しそうで、記憶があったときの赤刎創星を見ているようです。

何はともあれ、邪悪な黒子たちをやっつけているのでよしです。

アンガーマネジメントを身につけた赤刎創星

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

そして赤刎VSかわいいお姉さん黒子へと戦いは移ります。

黒子お姉さんは、以前の赤刎の態度からお前がキレっぽくて一時の感情に流されやすいやつであるという指摘をし、煽ります。

確かに、記憶があったときの赤刎は瞬間湯沸かし器のごとくすぐにキレ、ムカついた部下をすぐ殺していたほどのパワハラ人間でした。

しかしこの赤刎は、

「アンガーマネジメントを心得ている」

として黒子の煽りをスルーし、冷静に反撃していました。

アンガーマネジメントとは、簡単に言えば「怒りをコントロールする能力」のことで、これまでの怒りっぽい性格を克服し、成長したともいえます。

6秒ルール」とは、代表的なアンガーマネジメントの手法の一つで、怒りを感じた時に6秒我慢することで怒りの感情を鎮めることができるというものです。

そんな6秒ルールを発動し、自制心を身につけた赤刎は、黒子に勝利しました。

赤刎創星&椛、新戦隊入隊

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

こんな感じで暴力をふるった赤刎は、記憶をすべて取り戻しました。

そして赤刎の次なる目的は、「自分を追い出した大戦隊に復讐する」というものになり、日々輝率いる新戦隊の「大戦隊からこぼれた弱者を救う」や「大戦隊を正す」という目的と利害が一致し、協力することになりました。

怖い表情の赤刎がよみがえりましたが、一つよかったのは記憶を取り戻しても椛ちゃんには優しいままであったということです。

仲良さそうに歩いているコマもあり、ほほえましいです。

黒子にぼこされたあとに助けてくれたことに関して、感謝の気持ちを持っているのだとわかります。

これまでの内容が、Dがデスメシアとだべっていた間に起きた出来事でした。

秘書、天使

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

最後に、我らが主人公の戦闘員Dが、怪人保護協会本部の地下から登場し、それを迎え入れる薄久保天使がDの秘書みたいになっていました。

髪も長くなり、美しさが増しています。

薄久保薬師の方は、餓死してしまったのだとわかります。

薬師は一応天使の面倒を見た父親代わりですが、天使はDにぞっこんです。

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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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