週刊少年マガジンで連載中の「戦隊大失格」
この記事では戦隊大失格に登場する怪人幹部・ペルトロラについて解説していきます。
本記事は「戦隊大失格」のネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)
ペルトロラとは
戦隊大失格に登場する幹部は合計12体で、それぞれに干支が割り当てられています。
ペルトロラは酉の干支が割り当てられており、作中の中でも最初に登場した幹部となっています。
ペルトロラの変貌
ペルトロラは原作第23話にて初登場し、その時の姿は翼で体を覆っており、まるで神様のような見た目をしていました。また、自分のことを神と自称しており、言動も神であるかのように振舞っています。
そして原作40話で姿かたちを大幅に変え、巨大な木になることができるとわかります。この姿は次なる姿へ進化するための準備段階だと考えられます。
そして巨大な木からまさしく酉の幹部であるといえるような酉のビジュアルをした姿に変貌します。
ペルトロラの能力
姿を変え進化したペルトロラは、様々な能力を持っています。
まず、分身する能力を持っています。原作第40話では、ペルトロラが多くの分身体を出現させています。オリジナルと同じ大きさの者だけでなく、ミニサイズの分身体も繰り出すことができます。
続いて、レーザー攻撃を繰り出すことができます。口元でエネルギーをためた後、一直線に高専を放ちます。もちろん、分身体も攻撃を繰り出すことができるので、囲まれた場合はいろんな方向から攻撃を食らうことになります。
そして、分身体のうち1体でも生存していれば、死ぬことはないという能力です。原作でも1体でも分身体を逃がしてしまうと、ペルトロラ自身も外で復活してしまいます。
ペルトロラの目的
ペルトロラの目的は争いの終結です。
「戦いなんて悲しい出来事、この世からなくなった方がいい」
ペルトロラ
「争いという手段を取らなくていい平和な世界を私は望む」
大戦隊と怪人組織が争うのはあくまで大戦隊が存在するからであり、諸悪の根源は怪人ではなく、大戦隊であるというのがペルトロラの考えで、争いを終結するためには大戦隊を倒すしかないという理由で
大戦隊に襲撃していると考えられます。
また、苦しみを感じている人間を救うことも目的にしているようです。息苦しさを感じている人間に対し「逃げてしまえばいい」、や「救ってやらねば」などと発言していますが、ペルトロラの言う「救う」は日々のつらさから解放してあげる、つまり「殺す」ことだと考えられます。
救おうとしている気持ちが間違った方向に働いているとわかります。
13年前の宗教団体殲滅事件
隊員候補生の桜間日々輝とその姉の桜間世々良の両親は、「怪人教」という宗教団体に加入していました。この怪人教というのは簡単に言うと、「怪人を崇拝し大切に接する」という宗教です。
そして13年前に教会で、ペルトロラが「救う(殺す)」ことを目的に、怪人教の信者を襲撃するという
宗教団体殲滅事件が起こりました。
この事件により桜間の両親は亡くなり、世々良は足を怪我し車いす生活を余儀なくされました。つまり、桜間兄弟とペルトロラには因縁がある、ということになります。
獅音の兄も殺した
獅音海という隊員候補生がいますが、その兄である獅音陸もペルトロラに殺されてしまったといわれています。
獅音陸は大戦隊の隊員であり、海にとってあこがれの存在でしたが4年前にペルトロラに殺されてしまいました。
その場に大戦隊の隊員はほかにおらず、目撃者が海以外にいませんでした。その後、大戦隊に幹部がいたと報告をしましたが、幹部の存在は公にはできないため、話を聞き入れてもらえず、陸は野良怪人に殺されてしまった、ということにされてしまいました。
そのため獅音海も桜間と同様、ペルトロラに対し強い復讐心を持っています。
仲間をも裏切る非道さ
戦闘員〷はペルトロラのことを慕っており、またペルトロラも〷に名前を授けるほど信頼関係がありました。〷に対し、「我が子のように思っている」と発言していました。
しかし、原作41話では自分が外に脱出するため、当たり前のように〷を盾にして逃走しました。
以上、ペルトロラについて解説しました。
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