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118話「戦保怪戦⑳」が更新されたため振り返っていきます。
本記事は「戦隊大失格」の118話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)
前回までの話
薄久保薬師改めデスメシアはドラゴンキーパーを倒し、あまたの怪獣を引き連れ街に侵攻を開始しました。
怪人保護協会本部では、
・ブルー部隊の浦部VS戦闘員エクスズ
・酉の幹部ペルトロラVSレッド部隊獅音&紅薊
・七宝司VS午の幹部フワリポン
が行われています。
侵攻を進める薬師にグリーンキーパーの千歳が立ちはだかります。
千歳は薬師に再び追い詰められますが、風のような能力を発揮し、薬師を怪人保護協会本部にまで引き戻すことに成功しました。
自分の意思ではなく母親の意思に従う天使
薄久保天使は、母親が元怪人幹部のユリメリダで父親が人間の薄久保薬師で、人間と怪人のハーフだとされていました。
しかし実際は普通の人間で、怪人による災害で両親は死んでしまい、薬師に引き取られたあと、ユリメリダの擬態能力によりユリメリダの精神が天使に入り込んだだけでした。
自分が自分でなくなってしまうようだと感じ、考えることにつかれた天使は、体の中から聞こえるユリメリダの声に従おうと決意します。
「何を信じたらいいかわからない」と思う天使ですが、父の薬師のかつての行動や態度から、自分たちの行動が、怪人の命を救う足掛かりになっていると信じ、父親のサポートをします。
グリーンキーパーVSデスメシア
ここで再び、グリーンキーパーの千歳がデスメシアの前に立ちはだかります。
千歳は大国主神で薬師を攻撃しますが、薬師はその攻撃を利用し協会本部の壁の頂上へと駆け上がっていきます。
117話で新たに登場した千歳の風を当てる攻撃で、薬師が頂上に上るのを防ごうとしますが、薬師はデスメシアの手を伸ばす能力で頂上に上がり切ってしまいました。
このままではせっかく市街地から怪人保護協会本部にまで戻したのが無駄になってしまいます。
立ちはだかる戦闘員D
薬師が外に出てしまうと思った矢先、そこには戦闘員Dが立ちはだかっていました。
まさかそこに戦闘員Dがいるとは思っていなかった薬師は完全に油断しており、Dのへなちょこパンチ一発で地面にたたき落とすことに成功します。
これで終わりではありませんが、Dの些細な抵抗は薬師にとって精神的にくるダメージだったといえます。
天使は桜間に擬態していたのは戦闘員Dだったと気づく
地面にうなだれている天使にDは
「自分の舵を他人に握らせるなよ」
と伝えます。
自分で考えることをやめ、ユリメリダの意思に従っていた天使にとって、Dのこと発言が深く響きます。
そしてその瞬間、グリーン部隊でなりふり構わず行動していた桜間の行動を思い出し、その桜間がDが擬態していた姿であったのだと気づきます。
まさかのラブコメ展開
怪人のため、父親のためと、常に他人のために行動していた天使は、自分自身のためにずっと一人で大戦隊に潜り込んで戦っていたDのすごさを実感します。
同時に天使の胸の高鳴りが激しくなり、いつのまにかユリメリダの声が聞こえなくなっていました。
自分の意思を優先できるようになったのだといえます。
薬師は過去「いずれお前にも運命と呼べる怪人との出会いが訪れる」と発言していました。
薬師が怪人を好きになったように、天使も怪人であるDを好きになり始めているのだと考えられます。
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