【戦隊大失格】116話のネタバレ感想解説、レッドキーパーVS大怪獣デスメシア

戦隊大失格

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今回は116話「戦保怪戦⑲」が更新されたため振り返っていきます。

本記事は「戦隊大失格」の116話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)

前回までの話

薄久保薬師改めデスメシアはドラゴンキーパーを倒し、あまたの怪獣を引き連れ街に侵攻を開始し、街ではイエロー部隊の雪野、無色隊員の明林と来栖が迎え撃っています。

怪人保護協会本部では、
・ブルー部隊の浦部VS戦闘員エクスズ
・酉の幹部ペルトロラVSレッド部隊獅音&紅薊
・七宝司VS午の幹部フワリポン

が行われています。

薄久保天使はブルー部隊の藍染小町との戦闘で腕を負傷しながらも、怪人保護協会の一員としてそれから薬師の娘として自分の使命を果たすべく、デスメシアが侵攻を開始した街に現れます。

しかし天使は自分自身の意思を優先し、これ以上の攻撃は不要だと薬師に語り掛けます。

すると驚くべきことに、薬師の口から

天使は、薬師の妻でかつ元怪人幹部「ユリメリダ」の器である

ということが明かされました。

>>>115話のネタバレ解説

天使の意思か、ユリメリダの意思か

薬師は、ついに天使の同期だった無色隊員の来栖と明林、イエロー部隊の雪野を気絶させます。

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

そしてもう一度「お前の使命は何だ」と天使、ないしは中にいるユリメリダに問いかけます。

天使は一度、薬師に対し自分の意思を優先させましたが、再び自分の使命と意思との狭間に苦しみます。

自分の中からは、ユリメリダの声も聞こえてきて、意思よりも使命を優先すべきだと考えがまた変わってきています。

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

そして「お父さんが、そういうなら」と言い、神具レプリカVer2.0を手にします。

神具レプリカVer2.0は元イエロー部隊正二位の橙代が作った神具の力を兼ね備えた武器で、飲み込むと超強力な神具の力を使うことができます。

自分の意思ではなく、使命を優先すべきだと考えが定まったときこそが、神具レプリカVer2.0を飲み込むときなのでしょう。

レッドキーパー、参上。第35話についての過去の発言。

そしてここに一度は薬師にやられてしまったレッドキーパーが、ボロボロになりながら登場します。被り物も壊れ、素顔が見えてしまっています。

第88話での戦保談義以来となる、レッドと薬師の特撮版「竜神戦隊ドラゴンキーパー」についての会話が交わされます。

特撮版とは、20年前に放送されていた特撮ヒーロー番組のことで、このときからドラゴンキーパーの歴史が始まりました。

薄久保薬師はこの特撮版の大ファンで、原作とあっていない赤刎のスタイルに不満を抱いていました。

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

ここでお互い、特撮版のどの回が一番好きだったかと答えることになり、二人ともそろって

35話:ドラゴンキーパー敗れる!残された最後の希望

と答えます。

二人ともこの回が好きであるということは以前から明かされています。

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

赤刎創星は原作第48話で、レッドキーパーのリーダーシップが発揮される回だとして、何度見ても色あせないと発言しています。

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

薬師は原作第87話にて、怪人が最もドラゴンキーパーを追い詰めた回として、擦り切れるほど何度も見ていると話しています。

レッドキーパーVSデスメシア、激化。八岐大蛇と伏線の力比べ

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

ここから赤刎と薬師がバッチバチにやりあいます。

赤刎は辺りの隊員を巻き込むほどの壮絶な威力で八岐大蛇を放ちます。

対する薬師は、特撮版の伏線を読み解き再現する能力で、大怪獣を顕現させます。

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

この大怪獣こそ、原作第74話で登場しており、特撮版「竜神戦隊ドラゴンキーパー」のラスボスとして登場していた、大怪獣デスメシアです。

八岐大蛇でデスメシアを縛り付けようとしますが、デスメシアの力はすさまじく、振りほどかれてしまいます。

赤刎創星に妹がいた!?赤刎はクローン?

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

デスメシアの力に苦戦する赤刎は、ふと

「反抗期だった妹を思い出すぜ」

と発言しており、どうやら赤刎には妹がいたようです。

しかしそのあとすぐモノローグで

「ん?いや、いたよな?俺には妹がいたはずだ」

と記憶が曖昧になっている様子が見受けられます。

妹を忘れるなんてことはそうそうあり得ないと思います。

考察になりますが、レッドは錫切夢子と同様、クローンが作られているのではと考えられます。

クローンが作られているとするならば、そもそも大戦隊の地下にクローニング装置が設備されていたこと(原作第106話参照)や、Dに背後を刺されたのに平然と復活していたこと(原作第82話参照)にもつじつまが合います。

クローンにも妹の記憶があやふやながらも受け継がれているということなのかもしれません。

妹の正体

この妹は誰なのでしょうか。

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

赤刎が妹の存在を思い出した途端、神具レプリカが「ピタ」と反応します。

このことから妹は、鈴桐家の人間で神具の材料にされてしまった子なのではないかと考えられます。

鈴桐家とは、古来より龍神に仕えていた巫女の一族で、神具の材料にされたかわいそうな一族です。(原作第106話参照)。

錫切夢子はその鈴桐家の生き残りで神具を作るために自身のクローンを作らされていました。

ただ血がつながっているとすると赤刎も鈴桐家ということになってしまうため、血はつながっていない兄妹もしくは、男だから鈴桐家から出されたなどの可能性が考えられます。

レッドキーパーの新フォルム

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

そして反応した神具レプリカと融合し、赤刎は新たな形態を獲得します。

ボロボロになったところをうまく覆いつくすかのように、光り輝くかっこいいフォルムとなっています。

グリーン部隊、再結成か

場面は翡翠のところに移ります。

翡翠はドラゴンキーパーに倒された千歳のもとに向かっていました。

「もう一度ここにデスメシアを戻せたら、やつを討伐できるかもしれない」

と発言しており、何か算段があるようです。

この言葉を信じ、千歳は協力することにします。

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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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