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120話「戦保怪戦㉒」が更新されたため振り返っていきます。
本記事は「戦隊大失格」の120話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)
前回までの話
ついに最終鏡面に入った「戦保怪戦」。
マッチアップは
・ブルー部隊の浦部VS戦闘員エクスズ
・酉の幹部ペルトロラVSレッド部隊獅音&紅薊
・ホワイトキーパー七宝司VS午の幹部フワリポン
・薄久保薬師が顕現した大怪獣デスメシアVSレッドキーパー赤刎
・薄久保薬師VS千歳、翡翠、戦闘員D
のようになっています。
薬師の娘である天使には、元怪人幹部で薬師の妻のユリメリダが入り込んでいました。
天使は自分がどう行動すればよいのかわからず、ユリメリダの声に身を任せようとしましたが、いついかなる時も自分ファーストで行動する戦闘員Dの姿に心を奪われます。
そしてグリーン部隊のメンバーが再集結し、薬師の討伐にあたります。
一方、本物の桜間日々輝は、姉の世々良殺しの濡れ衣を着せられ、大戦隊のメンバーから襲撃されそうになりますが、合体幹部に連れされました。
大怪獣デスメシアVSレッドキーパー
怪人保護協会の外では、薬師が顕現した巨大なデスメシア対レッドキーパー赤刎の激しい戦いが行われています。
その激しいバトルをヘリで上空からアナウンサーが実況をしています。
そしてそのヘリには大戦隊のマスコットのリュージン君も乗っており、そのアナウンサーに向かって
「そうだあれだけを移していればいい。あの壁の中の戦いは誰にも知られてはならない。」と伝えています。
壁の中である怪人保護協会本部では、グリーン部隊が戦闘員とともに協力して戦っているため、それを国民に報道してしまうと批判を受ける可能性もあります。
あくまで「大戦隊が敵をぶっ潰している」という構図を演出するため、余計なことは報道しないようにしていると考えられます。
グリーン部隊VS薄久保薬師
グリーン部隊の千歳、翡翠かのん、戦闘員D、それから元グリーン部隊の薄久保天使はそれぞれ協力して、薬師を倒そうとしています。
薬師は伏線として、分身の能力も再現おり、二つに分かれて攻撃を開始します。
特撮版竜神戦隊ドラゴンキーパーにどれだけの伏線を読み取ったんでしょうかね。
また薬師は天使に正気に戻れと伝えますが、完全にDの虜になった天使は全く聞き入れません。
Dに影響されることで、親のレールから外れ自由を感じている天使は、とても幸せそうな表情を浮かべています。
千歳は大国主神を使用し、Dも擬態能力で薬師を攻撃しますが、グリーン部隊のメンバーはだいぶ追い込まれてきました。
グリーン部隊の作戦
グリーン部隊は千歳考案のある作戦を用意していました。
それは「分身した薬師同士でお互いに心を読ませる」というものでした。
少し前の作戦会議で、千歳はデスメシアに心を読む能力があると予測を立てていました。
そこまでの能力を持てるのかという疑問もありましたが、実際様々な能力を兼ね備えることに成功していました。
またここでDが錫切夢子のクローンを思い出し「ふざけた妄想を手に入れるだけの材料を」と語っていたことから、数多のデスメシアの能力は、神具同様、鈴桐家の血を継いだ夢子のクローンを材料にして身に着けたのだと考えられます。
千歳は、とにかく能力をつけまくった薬師を見て、整合性を全く考えていない、アクセルべた踏みで仕立て上げられた人造怪人、であると感じており、強いが同時にそこが穴であるとも考えていました。
作戦成功
まず、Dがデスメシアに擬態し、それをあえて薬師に認識させます。
そして千歳の激しい攻撃で辺りに砂煙が発生し、視界が一時的に失われます。
砂煙が晴れた後、千歳の大国主神で覆っていたバリケードを開け、薬師に視線誘導を行います。
その先には分身したデスメシアの姿があり、薬師同士で目があいます。
薬師は先ほどDが分身していたことが脳内にこびりついているため、自身の分身に対しエスパーの能力を使用してしまいました。
その結果、デスメシアの脳内には大量の情報があふれてしまい、倒れてしまいました。
その隙を見逃さず、千歳は少名毘古那神で神具を巨大化させ、大ダメージを与えることに成功します。
薄久保薬師の回想
そして薬師の回想に入ります。
このパターンで回想に入るということは、倒されてしまった線が濃厚です。
薬師は掲示板サイトで「原理主義」という名前でデスメシアをはじめとする、特撮版への熱を語っていました。
とにかく特撮版竜神戦隊ドラゴンキーパーを研究しまくっていたようです。
そんな薬師の家には、「怪人の味方をするな」「痛い目見るぞ」「裏切り」などの張り紙が張られていたり、家にものを投げられたりしていました。
115話で、「異端者は徹底的に排除され潰される」と語っていましたが、こういった嫌がらせ行為などをされていたようです。
そしてこの日も案の定何か投げられ外に出てみると、そこにはぐったり倒れているユリメリダのすがたがありました。
この回想は薬師とユリメリダが出会ったときのもののようです。
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