【戦隊大失格】154話のネタバレ感想解説、最悪の結末

戦隊大失格

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154話「戦闘員戦闘中⑩」が更新されたため振り返っていきます。

本記事は「戦隊大失格」の154話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)

前回までの話

怪人だけの世界を作ろうとする怪人保護協会&幹部と、その悪事を見過ごさない大戦隊との戦い「戦保怪戦」は常に終戦し、大戦隊が勝利し幕を閉じました。

怪人保護協会サイドの主導者である会長の薄久保薬師は、グリーン部隊の策略によって敗北し、協会の地下に餓死するまで幽閉されることとなりましたが、それまでの間戦闘員Dも一緒に仲良くだべってあげることにしました。

そして、Dと薬師が地下に閉じこもっていた間の1年間、大戦隊の方にも動きがあり、激動の1年間となっていました。

まず、レッドキーパーの赤刎創星があまりに横暴だったため、クビになり爆撃され、無理やりクローンとスイッチさせられてしまいました。

死んだと思われた赤刎でしたが、記憶喪失にはなっていましたが生き延びており、緑川親子の家でお世話になりました。

その後、なんやかんやあり、赤刎は記憶を取り戻し、緑川椛ちゃんとともに「新戦隊」の仲間入りを果たしました。

新戦隊とは、大戦隊から取りこぼされた被害者たちを救済する活動を行っている、いわば大戦隊と敵対する組織のことで、桜間日々輝が発足したものとなっています。

こんな感じで、戦闘員Dが地下で薬師とだべっていた1年の間に、新たに新戦隊が台頭したストーリーがありました。

そしてついに戦闘員Dも復帰し、新たなストーリーが幕を開けました。

Dはついにグリーン部隊への復帰を果たし、グリーン部隊とピンク部隊の合同でスラム街に出向き、違法薬物「チョップ」の調査を行います。

結果としてわかったことは、チョップの正体は討伐済みの未の幹部エメマタイの肉片ということと、チョップマンの流通に人の心とかないイエローキーパーもかかわっていた疑いがある、ということでした。

また、荒れ狂うチョップマンを沈めトラウマを乗り越えた萩野乃愛がピンクキーパーに就任したり、桜間日々輝が発足した新戦隊「ジェネラルナイト」の台頭や、裏でこっそり千歳が大戦隊をつぶそうとしているなど、先の読めない展開が続いています。

そして今は、天の川テレビの生放送「バチバチ」で、急遽大戦隊代表の翡翠と新戦隊代表の瑠憂那の戦闘員D討伐バトルが始まってしまい、戦闘員Dは必死こいて逃亡しています。

人間の怪人化や大戦隊の起源など、当初からの謎が解明されていき、戦闘員についても人工的に生み出せることが確定した中で、戦闘員Dはいろいろと思うところはあるようですが、とりあえず今はこの生放送を終わらせることに集中しようとしています。

>>>153話のネタバレ解説

5つ目の黄色の神具のカートリッジ

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

前回、イエローキーパーの黄理谷は神具マウントを薄久保に対し取っていました。

本物の神具のすごさを薄久保に対し見せびらかしていました。

その際に、使用されたカートリッジが今回で説明され、そこでは初登場のカートリッジが登場していました。

それは「須佐之男命(すさのおのみこと)」です。

ほかの3つはすでに戦保怪戦編などで登場していましたが、須佐之男命は初めての登場です。

黄理谷が弓からバッチバチの攻撃を繰り出していましたが、これが正直どのカートリッジの技なのかあまりわかりませんでした。

天の羽衣ではないことは明らかですが、もしこれが建御雷神ではないとすると、須佐之男命は広範囲が攻撃対象の技であるとわかります。

それかこれは4つの技をいっぺんに出しているのかもしれません。

とにかく黄理谷は強力な神具を見せびらかして、薄久保に攻撃しました。

合体幹部VSイエローキーパー

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

薄久保はイエローキーパーの攻撃でかなり大きなダメージを負ってしまいますが、決して心はおれません。

そんな薄久保を見て黄理谷は「信仰心ってのは残酷だね」と煽ります。

ペルトロラの件でもありましたが、宗教の様に信仰心はときに洗脳であり残酷ですが、本人の意思があるのならいいんじゃないですかね。

とそこへワープ能力を使って、イエローキーパーの背後から合体幹部が攻撃を仕掛けました。

合体幹部は藍染とやりあっていましたが、一番悪そうなイエローキーパーに攻撃を仕掛けました。

「あんたの敵対側や」と言っているように、ドラゴンキーパーの中でも特にイエローキーパーがお嫌いのようです。

騎偉寿の催眠

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

戦闘員Dは、とびっきりのバッドエンドに向けて準備しています。

ただ藍染との戦闘で肩を痛めたり、義足を失ったりと、再構築の力でもどうしようもないぐらい負傷しています。

ただ、騎偉寿の催眠で応急処置をしたようです。

騎偉寿の能力は、「~~ざる」と発言することで相手の動きを制限するものですが、これを応急処置に応用できるようですね。

大戦隊の経緯

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

桜間との話の中で、Dはこの番組が終わったら、新戦隊の本拠地に出向き大戦隊の経緯を聞くようです。

大戦隊の起源が宮司プロダクションが関係していることや、戦闘員はじめ怪人が人工的に作られたものであることなどがすでに明かされていますが、具体的にどういった経緯で大戦隊が作られたのかはいまだわかりません。

そういった深い謎もこの戦いが終われば明らかになりそうですね。

Dの描くバッドエンドのシナリオ

©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」

Dは前回、とびっきりのバッドエンドを見せると発言していました。

結論、その内容は「大戦隊と新戦隊が同時に戦闘員を倒す」というものでした。

この生放送番組「バチバチ」のゴールは、戦闘員を誰が討伐するかを楽しむというものでした。

視聴者は、悪の怪人をだれが倒すのか、その手に汗握る勝負を楽しんでいます。

そんな番組の結末が、仲良しこよしで一緒に倒すというつまらない展開で締めくくることになりました。

視聴者にとってはくそつまらないバッドエンドとなりました。

決着がつくからこそ、おもしろいのです。

勝者と敗者に分かれるからこそ、見る者を魅了するのです。

優勝国が決まるからこそ、オリンピックは人気なのです。

五つ子の中からたった一人を選ぶからこそ、五等分の花嫁はおもしろいのです。

勝負の世界で仲良しこよしの結末こそ、バッドエンドにふさわしいのでした。

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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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