【サカモトデイズ】153話のネタバレ感想解説、麻樹と有月の兄弟喧嘩とおかえり南雲

SAKAMOTO DAYS

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今回は2月5日に発売された週刊少年ジャンプ10号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の153話「殺しに必要なもの」について振り返っていきます。

重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。

本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新153話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)

前回までの話

9月18日から3日間開催される実在する名だたる殺し屋たちの全貌をまとめた大型企画展、「世紀の殺し屋展

その展覧会には現殺連会長で有月憬の兄である麻樹栖が訪れようとしています。

・麻樹の暗殺を企てるスラー一派
・スラー一派を止めようとする坂本商店
・スラー一派を殺そうとするORDER

それぞれの思惑が入り乱れる世紀の殺し屋展がついに開幕しました。

これまでの流れを簡単に整理すると

①JCC編入試験後に鹿島虎丸真冬の体内に死んだときに起爆する爆弾を仕掛ける
②武藤エリオ、スラー一派のスパイになる
加耳丈一郎が合流し、坂本シンの4人で世紀の殺し屋展へ向かう
④ウータンから赤尾リオンについての電話がかかり、坂本は別行動
⑤虎丸と真冬の発見
⑥真冬のORDERに入りたい思いをスラーに利用され、シンVS真冬
⑦麻樹到着
⑧超迷子のお知らせという館内放送により、真冬VS大佛
⑨殺されそうだった真冬を兄の夏生が助け真冬の体内の爆弾を取り除くことに成功する
⑩真冬から取り出した爆弾がスラーの手ほどきにより制止せず、シンが何とか外に放り出すが爆発により館内はパニックになる
⑪鮫島登場&シン、夏生、真冬、加耳の捕縛
⑫指名手配された虎丸を坂本が助ける
⑬パパさんムーブ全開の坂本の活躍により虎丸出戻り
⑭ついにスラー一派ご来館
南雲VS
神々廻VSハルマ熊埜御キャロライナ・リーパー

といったようになっています。

そして激しいバトルが繰り広げられていた南雲VS楽の戦いですが、まさかの南雲がやられた展開になっていました。

>>>152話のネタバレ解説

麻樹を倒しに向かう有月と楽

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

スラー一派の今回の標的である麻樹栖は、常設で展示しない特別なコレクションを保管してある特別収蔵庫にいるようなので、合流した有月と楽はそこへ向かいます。

有月は南雲はORDERの中で1・2を争う実力者だと語っていることから、有月目線では南雲はあの最強爺さん篁さんと肩を並べるくらい強いと感じているということになります。

ちなみに原作第14話の発言にて現時点でのORDERは8人だと考えられ、これまでに7人はすでに登場したため有月が残る一人のORDERの存在を知っているのであればそいつは南雲と篁さん以下の強さだと予想されます。

そんな実力者であり、かつ有月がJCCの時から苦手だった南雲を楽が片付けてくれたため、有月もにっこりです。

たわいもない会話をしたのちラスボス麻樹栖のもとへと向かいます。

南雲救助のための「胸腔ドレーン」

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして場面は坂本とシンの方へと移ります。

前回の話し合いで勢羽たちは出入り口を解放してみんな逃がし、シン太郎はそれまで敵を食い止めるために別行動を始めました。

そしてシン太郎はぼこされた南雲を発見しました。

南雲の使用する武器が複数個所に刺されており個人的にはこれはもう死んでいると思いましたが、わずかだがまだ脈があることがわかりここからドクター坂本の治療が始まります。

坂本はペンみたいなのを取り出して躊躇なく南雲の胸部に突き刺し、胸腔内に貯留した空気や体液を持続的に体外に排出する胸腔ドレーン」を行います。

続けざまに坂本は助手のシンに

「気道確保、刃物は抜かずに布で固定しろ。俺は心臓マッサージを行う。」

とマジで優秀な医者みたいな感じで手当てをします。

しかし心臓マッサージを続けても状態は良くならず、JCC時代の恩師である佐藤田先生、ORDERの先輩で心優しい、JCC時代の同期の赤尾リオンに続いて同じくJCC時代の同期の南雲までもが死のうとしている現状に坂本はナイーブモードになってしまいます。

ちなみにこのコマに現在昏睡状態のキンダカもいますね。

鹿島登場

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

とそんな緊迫した状況の中登場したのは、きめえロボになった鹿島でした。

鹿島は殺連側から面が割れているため、この尾久旅新国立美術館に来れませんでしたがどうやら別行動の勢羽が出入り口を解放したため会場に来れたようですが、この格好だと悪目立ちしそうです。

鹿島は自分の体を改造したり、楽が篁さんにちょん切られた右腕をくっつけたりと医療に関してそれなりの知識を心得ているため、坂本は鹿島に南雲を治してほしいと伝えますが鹿島はあくまで「スラー様を助ける」という目的が一致しているだけだとして断ります。

ただシンの仲間だと思ってたのに発言で、ツンデレ鹿島は助けれくれることになりました。

ツンデレと言えばハードボイルドマンボイルのペアの帯黒やツンデレブラコン兄弟の勢羽夏生や真冬など、サカモトデイズにはツンデレキャラが多いことがわかりました。

南雲の腕には楽の傷が

鹿島が出血量が多すぎると言っていますが、それは坂本の荒療治のせいの気もします。

鹿島は南雲の多重根号と海苔みたいなタトゥーの上に見覚えのある傷を見つけます。

これは先ほども述べた、楽が篁さんに腕ちょんぱされたときに治療した時の傷です。

武藤エリオ、スパイがバレる

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして場面は特別収蔵庫にいる麻樹と案内人と武藤エリオへと移ります。

麻樹は骨董品コレクターで有名ですが実際は美術品そのものが好きなのではなくあくまでブランドが好きなだけなためもう飽きてしまっています。

そしてスラー一派のスパイとして行動させられている武藤はしびれを切らして自ら麻樹を殺そうとしますが、普通に麻樹にバレてました。

武藤は原作第139話のキャバクラで華麗なころしの技術を見せておりまた殺連幹部ということもありある程度の強さはありますが、麻樹は武藤の細かな挙動からスパイだと気づいたようでした。

結構鋭いです。

兄弟の再会

とここで麻樹の弟である有月憬と感動の再会を果たします。

ORDER陣営は殺連上層部にスラーが麻樹の命を狙っていることなどを伝えなかったため、急な兄弟の再会に麻樹はびっくりです。

麻樹と有月の関係

ここで麻樹と有月の関係について解説します。

麻樹は坂本や南雲がJCCの学生だった過去編で登場した人物です。

現在は殺連会長の座についていますが、当時の殺連会長は天羽宗一という男で麻樹はまだ重役の一人でした。

当時は天羽宗一や四ツ村暁、キンダカなどのいる現体制派と会長暗殺をもくろむ反体制派に分かれており、恐らく麻樹は反体制派を率いておりひっそりと会長を暗殺し会長の座を狙っていました。

そのため麻樹は血縁関係があるのかは不明ですが、弟である有月憬をJCCに潜り込ませ殺連会長だった天羽宗一のかわいいかわいい妻子である、天羽藍やこのみちゃんを殺させようとしていました。

さらに殺連直属の児童養護施設、通称「アルカマル」に入居していた楽などを人質にして有月に無理やり任務を行わせようとしていました。

このように麻樹は、作中屈指の極悪人です。

過去編当時の有月は「無駄な殺しはやめろ」や「どんな殺しも悪に決まってる」など、聖人のような心の持ち主でしたが兄の過激なパワハラにより闇落ちしてしまい、行方をくらましたのち赤尾リオンを殺し、その後坂本に殺されました。

他にも麻樹は天羽宗一殺人未遂事件の濡れ衣を四ツ村暁に着せるなど、自身が会長になるために結構ひどいことをやっていると考えられます。

詳しくは12巻から14巻をご覧ください。

おつかれ、エリオ

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そうして目をウッルウルさせながら、心配していたんだぜアピールをしてくるお兄ちゃんの麻樹に対して、反抗期有月は「お前のすべてが不快だ」と宿儺みたいなことを言ってスイッチを押すと、武藤エリオが無為転変的な感じで爆発しました。

虎丸の真冬の体内に仕掛けた爆弾は、鹿島が仕掛けたものでしたがエリオを連れてきた時点では鹿島はすでに坂本商店に捕まってしまっていたため、どうやって爆弾を仕掛けたのか気になるところです。

というわけで、武藤エリオは殺連幹部として働き、ハルマに捕まった後は会長就任を条件にスラー一派のスパイとして活動していましたが、今回で亡くなってしまったようなのでご冥福をお祈りしておきます。

南雲の死体は楽

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして場面は再びシン太郎鹿島へと移り、南雲のタトゥーが消えていき、南雲の皮がむかれて生まれてきたのは楽でした。

こうして前回倒されたと思った南雲でしたが、実際は南雲が他者に変装させる技術を使って楽を変装させており、南雲の生存が確認されたと同時に楽も一命をとりとめました。

個人的には南雲は殺さないような甘さを見せないと思っていたので、楽は死んでしまったと思っていましたが楽のタフさもあり何とか生きていました。

こうして作中でも屈指の人気を誇る楽も生きていたことで、楽の前でお姉さんぶる熊埜御お姉さんもヒステリックを起こさなくて済みそうなのでひとまずは安心です。

おかえり、南雲

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして再び麻樹と有月の兄弟喧嘩に移ります。

麻樹は間近で爆発が起こったのにもかかわらず傷一つないうえに、案内人のメガネも守り弟を見ながらニッコリしていることからも、麻樹は相当な実力者であることがわかります。

有月も「こんな程度で死ぬとは思ってないさ」と発言していることからも殺連会長の名は伊達じゃなく、麻樹は相当な強者だと予想されます。

すると今度は楽に変装して生き延びていた南雲が、有月の背後からぐさりと行きます。

みんな大好き南雲が生きていたと判明し、嬉しい結果となりました。

展開予想

少しだけ展開予想をします。

有月は解離性同一性障害、いわゆる二重人格で有月のもう一人の人格として赤尾リオンの存在が確認されています。

どういった条件で赤尾リオンの人格が出てくるのかはわかりませんが、原作第129話では昌が有月に一突きした時に

「おかげでいいタイミングで代われたぜ」

といいながらリオンの人格が出てきていたことからも、なにかでぶっさされることが人格交代のトリガーになのかもしれません。

今回南雲が一突きしたことでリオンの人格が出てきて、そこになんやかんや坂本が現れてかつてJCC時代でつるんでいた3人が集結し同窓会になるのではと予想します。

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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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