【サカモトデイズ】160話のネタバレ感想解説、神々廻無双

SAKAMOTO DAYS

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今回は3月25日に発売された週刊少年ジャンプ17号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の160話「師匠ゆずり」について振り返っていきます。

重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。

本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新160話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)

前回までの話

9月18日から3日間開催される実在する名だたる殺し屋たちの全貌をまとめた大型企画展、「世紀の殺し屋展

その展覧会には現殺連会長で有月憬の兄である麻樹栖が訪れようとしています。

・麻樹の暗殺を企てるスラー一派
・スラー一派を止めようとする坂本商店
・スラー一派を殺そうとするORDER

それぞれの思惑が入り乱れる世紀の殺し屋展がついに開幕しました。

これまでの流れを簡単に整理すると

①JCC編入試験後に鹿島虎丸真冬の体内に爆弾を仕掛ける
加耳坂本シンの4人で世紀の殺し屋展へ向かう
③ウータンからの電話で坂本は別行動
④虎丸と真冬の発見
⑤シンVS真冬
⑥麻樹到着
⑦真冬VS大佛
⑧殺されそうだった真冬をブラコン夏生が助けて真冬の爆弾解除
⑨真冬から取り出した爆弾がスラーの手ほどきにより制止せず
シンが何とか外に放り出すが爆発により館内はパニックになる
⑩鮫島登場&シン、夏生、真冬、加耳の捕縛
⑪指名手配された虎丸を坂本がパパ活して助ける
⑫スラー一派ご来館
南雲VS
有月VS南雲
⑮シンVSハルマ
神々廻&周VS熊埜御&キャロライナ・リーパー
といったようになっています。

そしてシンVSハルマの相撲対決は、ハルマの殺スポーツマンシップにより相討ちとなり、周VSキャロライナ・リーパーとのバトルに熊埜御と我らが神々廻が加わったところで前回は終了となりました。

熊埜御&キャロライナ・リーパータッグ

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

神々廻にぼこされて義手が壊れていた熊埜御は、電磁石の能力で甲冑を手繰り寄せて右腕を武装しチャドみたいになってパワーアップしました。

以前から熊埜御はドS唐辛子キャロライナ・リーパーのことを変態呼ばわりしており、実際弟を拷問できなくなって号泣するほどキモイ変態ですが変態呼ばわりされると、

「クズ」や「死ね」

などクソガキみたいな語彙力で返答しており、この様子を見るに気を使わないという意味で相性がよさそうなタッグです。

覚えてくれていて嬉しい

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

一方の神々廻周タッグですが、神々廻は周のことを「周くん」と呼んでおり、周は神々廻が自分のことを名前まで覚えてくれていたことに気づきちょっぴり嬉しそうです。

四ツ村暁が殺連の反体制派にはめられ殺連から追われる身になったのはおよそ8年前のことなので、神々廻と周が顔を合わせなかった期間も8年ぐらいだと考えられ周はデータバンク廟堂並みの記憶力を持っているので覚えているのはわかりますが、神々廻はたぶん普通の記憶力なうえに子供の成長はすごく早いですが神々廻は周のことを名前と年齢込みで覚えていたため、周は嬉しい気持ちだと思います。

成長が見られて嬉しい

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

神々廻は仕事で戦っているだけですが、周はより一層戦う理由がないため神々廻は「はよ帰れ」オーラを出し優しさを見せたところ、キャロはそんなわけにはいかないという感じで呼び止めます。

キャロは弟のクラブジャムを拷問するのがだーい好きなため、この

「最低でも四肢切断しなきゃ気が収まらねー」

というのは、クラブジャムの仇を取りたいという意味も少なからずあると思いますが、主に「俺が拷問する分とるんじゃねーよ」的な意味だと思われます。

神々廻はそんな周のやんちゃっぷりを聞いて、ニタニタします。

神々廻は幼いころから知っているお世話になった先輩の息子さんが、自分と同じ殺し屋の道に進もうとしている感じがしたためか嬉しそうですね。

ただ心配してくれる神々廻に対し

「子ども扱いしないでほしい」

とナマを言う周を神々廻が鼻で笑ったところで、バトルスタートです。

神々廻VS熊埜御のハイレベルな戦い

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

まず熊埜御が神々廻に襲い掛かりますが、熊埜御は斧を砕かれる前提で振り下ろし、神々廻に斧を砕かれた後その破片をいつものごとく電磁石でひきよせて、の武器のメリケンサックみたいな強いパンチをかまします。

熊埜御の3手先を読んだ攻撃や神々廻のリカバリーなど、レベルの高い攻防が繰り広げられているとわかります。

キャロライナ・リーパーの武器

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

続いて周VSキャロライナ・リーパーへと移ります。

スラー一派のメンバーが使用する武器は有月は鋼鉄の鞭、楽はミートハンマー、ハルマは鉄球、
クラブジャムは小さい斧みたいなやつだと明らかになっていましたが、今回でキャロの武器は「ガス切断機」だと判明しました。

ガス切断機とは、超高火力でいろんなものをぶった切れる機械のことで、ガスバーナーは食べ物をあぶったりして美味しくいただくことができますがそれとは比較にならないほど威力が桁違いとなっています。

ただガスバーナーはガスボンベがあれば場所を選ばず使用できますが、ガス切断機の場合は管でガスを供給しないといけないという欠点があります。

しかしキャロの能力である火炎放射、ひいては体内でガスを生成する能力でキャロはガス切断機を使った高火力攻撃を使えるとわかりました。

そんでもって周の武器の四節棍をぶった切ることに成功しました。

キャロのやけど

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そしてキャロの眼帯の中身が公開され、かなり痛々しいやけどの跡が残っていました。

どういう経緯でこうなったのかはわかりませんが、「アルカマル」でついたのではないかと予想します。

アルカマルとは、表向きは「殺連直属の児童養護施設」で、その実態は「ORDER養成機関」となっており鹿島以外のスラー一派のメンバーは皆入居していました。

アルカマルは黒いうわさの絶えない施設と噂になっていたり、熊埜御は

「アルカマルは身寄りのない子を引き取って幼いころから徹底的に殺しを教え込ませ、ORDERを人工的に作る計画。この力も戦いも人生も何一つ望んだものじゃない」

と言ってうんざりしていたり、有月や楽は殺連の麻樹からパワハラされていたりとかなり劣悪な環境だったとわかります。

キャロライナ・リーパーが身につけたガス生成能力も、無理な特訓をさせられ身についたものだと考えられその際に負ってしまったやけどなのではないかと考察します。

これまでキャロはただのサディストな変態だと思っていましたがこの痛々しいやけどを見て、なんか申し訳なくなってきました。ごめんね。

神々廻と周、さすがに相性イイ

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

話をバトルに戻し、神々廻は周のカバーに行きたそうですが熊埜御の電磁石による遠距離攻撃に邪魔されます。

周はキャロから逃げまくっており、一見成す術がなく神々廻を待っているのかと思いましたが、本当の狙いは火をぶちまけさせて会場内の温度を上げることにありました。

キュリー温度があーだのこーだの言っていますが、要約すると「磁力は熱に弱い」らしく熊埜御の電磁石の能力を封じるための行動で、その結果動きを封じられた熊埜御は隙を与えてしまい、神々廻無双が始まって熊埜御とキャロは吹っ飛ばされてしまいました。

この様子を見るに、熊埜御とキャロの相性が最悪だとわかりました。

神々廻は

優秀やな。どっかの誰かとえらい違いや

と言っていますが、どっかの誰かは朝倉シン君のことを指しています。

155話でシンと神々廻が共闘した際、シンはエスパーの能力が消えていたため足を引っ張りまくってしまい神々廻からのシンへの評価は低くなってしまいましたが、これを知ってしまうとシンは悔しいでしょう。

一方の周くんは歩くデータベースことデータバンク廟堂譲りの記憶力のおかげで、JCCの成績もトップで飛行機に乗っている間にタイ語を覚えたり、14歳にして物理の知識を実生活に応用できたりとかなり博識でそんな天才っぷりをこの場で発揮しました。

こんな感じでタッグバトルは、神々廻周タッグが優勢で進んでいます。

神々廻の告白

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

神々廻と四ツ村暁の関係

とここで周が

生きてるうちに聞いておきたいことがある

という縁起でもない言葉を枕詞に、父親の四ツ村暁がどこにいるのか尋ねます。

神々廻の答えは「四ツ村暁は俺が殺した」でパパ黒っぽく答えました。

四ツ村さんと神々廻の関係を簡単に振り返ります。

ゴロツキだった神々廻を四ツ村がスカウトし二人はペアで活動していました。

なんやかんや相性良くやっていましたが8年前のある日、恐らく麻樹率いる殺連の反体制派が、四ツ村含む現体制派を陥れ四ツ村さんは殺連から追放されてしまいました。

神々廻は四ツ村さんのことを信じていましたが立場上見逃すわけも行かず、元同僚の二人はバトることになり最終的に四ツ村さんが逃亡することになりました。

そして8年後、神々廻は四ツ村さんをぼこしましたがお世話になった人に手をかけることはできず、とどめを刺さずに鴨川にポイ捨てしました。

そしてその後すぐ、南雲から四ツ村さんが亡くなっていたことを聞いた、といったようなストーリーになっています。

周、どう思う?

周の感情について考えます。

まず四ツ村さんの妻、つまり周のママは慈乃という女性で、その正体は反体制派の人間で四ツ村さんは慈乃が敵だとわかった途端、必死こいて口説き落とした女性を自らの手でころすというつらすぎる決断をしました。

ただ当時幼かった周にとっては、大好きなママがパパに殺されたという事実しか理解できずそれからはずっとパパ村を恨んでいましたが、最近になって「母親を殺したのにはやっぱり何か事情があったのでは」と周は考えるようになったところ、神々廻から殺しましたよという事実が伝えられました。

つまり神々廻が「四ツ村さんはもしかしたらはめられただけなのかもしれない」的なことを言わなければ、周も父親は敵だったと納得しこのまま丸く収まると思います。

ただ四ツ村さんは息子の周君に会いたくて会いたくて仕方ないため、周と再会を果たして、慈乃殺しの誤解も解いて、神々廻も死んだと思った大事な人が生きていると知ってみんなハッピーハッピーになればいいと思います。

熊埜御、セクシー

最後に一つわかったことがあります。

それは「熊埜御がセクシー」です。

露出度が高い恰好をしているということもあり美しく魅力的な姿を拝めることができています。

現時点での最新刊16巻の表紙が公開されましたが、世紀の殺し屋展での熊埜御の活躍は18巻に含まれるため少し先の話になりますが、熊埜御の写真集が欲しい方は18巻の購入もご検討ください。

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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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