今回は10月17日に発売された週刊少年ジャンプ2023年46号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の139話「格別」について振り返っていきます。
重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。
本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新139話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)
目次
前回までの話
平助VS上終のスナイパー対決もいよいよ大詰めとなります。
ついに上終に背後を取られ、絶体絶命となった平助でしたが、最後に跳弾を撃とうとしているかのようなブラフをかけ、隙をついて上終に向けて発砲します。
何とかよけた上終でしたが、被っていたフードが取れついにそのベールが明かされます。
顔を見られてしまいショックを受ける上終
上終は「終わりだ」と口にしたため平助にとどめを刺すのかと思われましたが、実際は平助に顔を見られてしまった自分に対しての言葉でした。
上終は「強く完璧な存在ほど孤独なんだ」と述べており、孤独だからこそ強くなれたということを証明するためにスナイパーとしての実績にこだわっていました。
そんな究極のスナイパーを目指す上終にとって、顔をさらすということは孤高の存在とは言い難く、平助に顔を見られたことは最悪の失態であったようです。
メンヘラな上終
そしてこうなった時の終わり方はもう決めてあるとして、上終は自分に銃を向けます。
そんな上終を見て平助は唖然としており沈黙が訪れます。
すると上終は
「なんで止めねーんだお前!自分のせいで人が死ぬかもしれねーってのに」
と止めてほしそうにします。
そしてメンヘラ上終は今度は矢継ぎ早に
「俺はお前のせいでプライドが傷ついたんだ。人として謝れ、責任取れ、カス。」
と平助を責め立てます。
平助の誰とでも仲良くなる性格で上終と初めての友達に
理不尽な問いかけでしたが、平助はスランプを乗り越えられたということで感謝の気持ちを述べます。
そして平助は上終がまさか自分のために戦ってくれたのではないかと尋ねます。
もちろんそんなことはなく、上終は自身のギネス記録を含めた栄光を失わないために坂本に展覧会に参加させないよう戦っていましたが「そうだよ」と平然と嘘をつきます。
平助は嘘つきが嫌いですが、平助の誰とでも仲良くなれる性格に影響され、ちょろい上終は友達になろうとします。
ずっと孤高で孤独で戦ってきた上終でしたが、ついに人を受け入れる決心をしました。
坂本とは相いれない上終
シンと坂本と周が追いつき坂本と上終が対面します。
友達ができて心に余裕が生まれた上終は、普通に坂本と会話をしようとします。
しかし家族以外に興味を持たない坂本は、ジョン・ペイチーを殺したのは自分だと申し出ようとは思っておらず、さっさと殺し屋展のチケットをよこせといった旨の発言に、上終はいらだってしまいます。
ついに世紀の殺し屋展のチケットを入手
友達ができてウッキウキの上終は、平助にもう行くぞと促しますが、今日は太郎たちと一緒にいるわと断られてしまい
「くそがよ」とブチギレながら世紀の殺し屋展のチケットを置いて、タクシーで帰宅しました。
展覧会のチケットは闇オークションサイトで落札したもので電子チケットの本人情報を書き換えてくれるもののため、上終はスマホごとくれました。
坂本にとって平助は一番のスナイパー
最後に坂本は
「よくやったな。やっぱりお前は最高のスナイパーだ」
と伝えます。
原作第18話で「俺はここまで凄腕のスナイパーと出会ったことはない」といっている通り、坂本は平助を一番のスナイパーだと認めているようです。
武藤エリオの登場
そして場面は変わり、新たに殺連の幹部「武藤エリオ」という人物が登場します。
殺連の役職付きの人物はこれまでで殺連会長の麻樹栖、それから殺連関西支部支部長の福光が登場しており、現在確実に生きているといえる人物では3人目の登場となります。
武藤は誰よりも真面目に害虫をころし続けた結果、殺連幹部にまで上り詰めたようです。
さすがは幹部なだけあり、ころしの腕は立つようで、近くにあったボトルを素早く頭にぶつけて割った後とがった部分で喉元を刺すという流れるような作業でころしの腕前を披露します。
武藤は麻樹を退け会長の座につこうとしているようです。
スラー一派の一人、ハルマの登場
そしてその場にスラー一派の一、ハルマがやってきます。
ハルマは121話で初登場しましたが、能力などはいまだ明かされておらず謎の多い人物ですが、今回で少しだけハルマの情報が更新されました。
ハルマは武藤に頼みがあり仲間のもとに来て連れて行くという目的でこの場に現れたようです。
ハルマの戦闘スタイルと武器
武藤の仲間が生け捕りにするため、ニット帽をかぶった兄ちゃんが鎖をで縛り、もう一人がマシンガンで攻撃しようとしますが、ハルマは武器である「砲丸」を取り出し鎖を粉々に砕きます。
そしてハルマは
「俺は楽たちのように格闘技がうまいわけじゃないが、スポーツ、特に球技は割と得意でね」
と言いながら砲丸をサーブトスしそのままスパイクを打ち込みます。
あたり一帯ごと吹き飛ばしたハルマの砲丸サーブにより敵は一掃され残された武藤はハルマについていくことになります。
このようにハルマの武器は砲丸であると明かされ、また球技が得意だとも判明しました。
バレーではなく球技が得意と言っているためこれからバレー以外のスポーツも見せてくれるのだと期待されます。
以上、139話について振り返りました。
上終の素顔は平助のみが知る形となりました。そしてスラー一派の今後の動向に注目です。
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