【サカモトデイズ】159話のネタバレ感想解説、神々廻と周のエモいタッグ

SAKAMOTO DAYS

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今回は3月18日に発売された週刊少年ジャンプ16号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の159話「最後の一撃」について振り返っていきます。

重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。

本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新159話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)

前回までの話

9月18日から3日間開催される実在する名だたる殺し屋たちの全貌をまとめた大型企画展、「世紀の殺し屋展

その展覧会には現殺連会長で有月憬の兄である麻樹栖が訪れようとしています。

・麻樹の暗殺を企てるスラー一派
・スラー一派を止めようとする坂本商店
・スラー一派を殺そうとするORDER

それぞれの思惑が入り乱れる世紀の殺し屋展がついに開幕しました。

これまでの流れを簡単に整理すると

①JCC編入試験後に鹿島虎丸真冬の体内に死んだときに起爆する爆弾を仕掛ける
②武藤エリオ、スラー一派のスパイになる
加耳丈一郎が合流し、坂本シンの4人で世紀の殺し屋展へ向かう
④ウータンから赤尾リオンについての電話がかかり、坂本は別行動
⑤虎丸と真冬の発見
⑥真冬のORDERに入りたい思いをスラーに利用され、シンVS真冬
⑦麻樹到着
⑧超迷子のお知らせという館内放送により、真冬VS大佛
⑨殺されそうだった真冬を兄の夏生が助け真冬の体内の爆弾を取り除くことに成功する
⑩真冬から取り出した爆弾がスラーの手ほどきにより制止せず、シンが何とか外に放り出すが爆発により館内はパニックになる
⑪鮫島登場&シン、夏生、真冬、加耳の捕縛
⑫指名手配された虎丸を坂本が助ける
⑬パパさんムーブ全開の坂本の活躍により虎丸出戻り
⑭ついにスラー一派ご来館
南雲VS
有月VS麻樹プラス南雲
神々廻VS熊埜御、シンVSハルマ、周VSキャロライナ・リーパー

といったようになっています。

そしてシンVSハルマの対決は、相撲で決着をつけることになりましたが、高密度液体窒素爆弾によるブリザードアタックや膂力増強グローブによるビリビリ猫騙し、そしてシンの新能力のブレインダイブなどでシンが善戦しておりました。

ハルマ勝利

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

前回シンの右手はハルマに握りつぶされたため、シンは残る左手で勢羽グローブによる最後の一撃をハルマにかましました。

よくみるとハルマの歯が吹っ飛んでいるように見えるため、ハルマはマウスピースしない系アスリートだとわかります。

そんな強烈なシンの張り手をまともに食らってしまったハルマは釣り上げられた魚のごとくピクついちゃっており、一方のシンも力を使い果たし二人ともぐったりして相撲対決も終幕を迎えようとしています。

シンはもうHPが0のため

「頼む頼む頼むもう動くなこれ以上は」

と必死に祈りを捧げますが、その思いも届かずハルマはむくりと立ち上がってしまい、完全に勝者と敗者が分かれた構図がこのコマで描かれます。

ちなみに前回シンは「止まれ」と念じたことで、本当にハルマの動きを止めたサイコキネシスのような能力を見せましたが、今回も無茶苦茶強く「動くな」と念じていましたが新能力は発動しませんでした。

まだシンの能力についての詳細は明かされていませんが、やはり何かしらの制限があると思いますのでこれからの展開に期待です。

実際ハルマ自身も不思議に思っていたため、

「最後のは一体なんだ?一瞬体が全く動かなかった。俺に何をした?」と質問します。

シン自身も何が起きたかはわかっていませんが、ここで馬鹿正直に「俺も何が起きたかわからないんだ」的な発言をするのは自身のプライドに関わるところがあるため、シンは

「殺るなら早く殺れよ」

といじけた息子みたいな雰囲気を醸し出してハルマの質問を無視します。

こういう態度はリアリティがあってなんか良いです。

シンの配慮

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

続けてハルマはシンに対し

「なぜあえて武器のない場所に吹っ飛ばしたんだ?」

と質問攻めします。

よくみるとハルマは、武器が足りなかったのかは知りませんがまるで入場ゲートのように人が通れる隙間を残していました。

シンの答えは「お前らを殺すことが目的じゃない。スラーを止めたいだけだ。」というもので、シンはたまたま武器のないところにハルマを飛ばしたのではなく、狙い通りのところにハルマを飛ばしたようでした。

シンの新能力で止まっていた敵を殴るだけとはいえ、殺さないようにした配慮を鑑みるとハルマに勝利する可能性もありそうなので、シンはかなり能力が高くなったといえそうです。

シンはやはり甘い

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

でもやっぱりシンは甘ちゃんです。

スラー一派を殺すことは目的じゃないから殺さないという発言をしていますが、ある目的を達成するために殺すべきという考えもあると思います。

それに実際、そういった甘さを見せたことで、逆に自分が殺されそうになっているのではありませんかね。

シンを含め坂本商店の面々は、良く言えば「悪を見過ごせない心優しき人たち」、悪く言えば「現実を見れない首突っ込みたがりお節介集団」で、誰かを助けようとする志は大変素晴らしいと思いますがかなり甘々です。

実際、タイでの熊埜御VS豹&平助の一戦では、平助が人を殺せない甘さをみせ、結局のところみんな大好き努力で這い上がってきた男は熊埜御に敗れ亡くなってしまいました。

あくまで私個人の意見ですが、自分が殺されたり仲間が殺されたりするぐらいなら、敵を殺す方がマシだと思っているため、頑なに不殺の精神を掲げるのは険しい道のりだと思ってます。

ちなみに赤尾昌は、誰も傷つけたくないけど誰かを失うくらいなら嫌でも人を傷つけるという精神を持っていたり、最愛のリオンを殺された恨みのままにスラーをころそうとしたりと、「甘いことなんか言ってられない」という気持ちがビシバシ伝わってくるため応援したくなります。

実際原作第103話では昌は坂本たちに対し、

「あなたの人を殺せない甘さは、私にとって邪魔なんです」

と甘ったれた坂本商店に苦言を呈すほどイラついていました。

ではそもそもなぜ人を殺さないをモットーにしているのでしょうか。

その原因は「家訓」です。

家訓とは、坂本の奥さんの葵が作った家族の掟のことで、家訓第1条に「人を殺さないこと」というものが記載されています。

この家族の掟を守って坂本はもちろん、シンや平助も家族の約束事として、人を殺さないよう努めていますが、そのせいで逆にピンチになることもしばしばあります。

家訓はよく言えば家庭円満の秘訣、悪く言えば戦闘における縛りというか呪いみたいなものなので、家訓に忠実にした結果誰かが死ぬということがないように、坂本商店にはもっと実力をつけてほしいと切に願います。

というわけで長々話してきましたが私が言いたいことは、

甘さをみせまくる坂本商店、ガチで危機感持った方がいい

です。

殺スポーツマンシップがすごいハルマ

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そしてあわや殺されそうなシンでしたがハルマは背を向け、

「生きているだけで脅威ではない。これ以上お前らにかまっている暇はない」

と会場を後にしました。

加えてハルマは「先に土俵を割ったのは俺、相撲は俺の負けだ」と自身が科したスポーツのルールでは自分の負けを認めるというなんとも潔い姿を見せました。

勝敗をうやむやにせず、自分が科したルールでは負けだということを認めちゃんと口で伝えるところが、自分を律する精神を持っていて素晴らしいと感じます。

さらにハルマは内心ではスポーツで負けて殺したいぐらい悔しいようですが、試合が終わった後に手を出すのは自分の殺スポーツマンシップに反すると、これまた自分のルールに従いシンを殺さないという素晴らしい決断をしました。

そんな殺スポーツマンシップをみせたハルマに、読者はスタンディングオベーションで称えるべきではないでしょうか。

最後にハルマは

「再戦ならいつでも受け付ける。お互い生きていればな」

と発言していることからも、ハルマは勝ち逃げしない男気と決して自分を過信しない謙虚さをもった大変素晴らしきアスリートであることが判明いたしました。

ハルマVSシン、決着

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

しかしハルマは実はかなりのダメージを食らっており、一人で口から血を吐き出すほどもだえ苦しんでいたことからもシンはやはり実力を着実に伸ばしてきているとわかります。

3話ほどにわたって行われたシンとハルマの一戦ですが、勝敗は引き分けでハルマのスポーツ魂と、シンの能力向上が感じられる試合となりました。

ただハルマが

「お前どこかで見たことあるな」

という発言については明かされなかったため、これからの展開に期待です。

周VSキャロライナ・リーパー

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして今度は周VSキャロライナ・リーパーの戦いへと移ります。

周は武器の四節棍でちょこちょこ切り裂くスタイルで攻撃し、キャロライナ・リーパーこと唐辛子はイライラmaxです。

ちなみにキャロライナ・リーパーは弟を拷問するのが大大大大好きなため、「そいつで俺の弟の腕もぶった斬ったのか」は弟のドM催眠術師クラブジャムを心配していっているのではなく、俺がぶった斬りたかったのにという意味です。

そして唐辛子はお得意の火を吹く能力で周を囲みます。

唐辛子曰く拷問の本質は痛みを待つ時間にこそあるようなので、ぜひ覚えておきましょう。

神々廻&熊埜御の介入

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そしてなんやかんやあって乱入してきたのは、別の場所でバトルを繰り広げていた神々廻と熊埜御で神々廻と周は感動の再会を果たしました。

神々廻と周の関係を簡単に説明すると、周の父親の四ツ村暁は、神々廻の上司で二人はペアで活動しており、周が小さいころに神々廻は四ツ村家に訪れていたため周はそのことを覚えていたようでした。

父親の暁パパがなぜ母親を殺した理由や行方について、神々廻から聞き出そうとしているのだと思われます。

ここで神々廻は周が休学しているのを聞いて学校に行くよう説教垂れていましたが、神々廻は関西殺仁学院を中退したようなのであまり人のことは言えません。

神々廻強い

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

とここへ熊埜御も登場してきました。このコマからわかることが二つあります。

一つ目は神々廻の実力です。

熊埜御の義手はボロボロになっており顔に血がついていることからも、神々廻が勝っていたのだとわかります。

二つ目はキャロライナ・リーパーの呼称です。

これまでキャロライナ・リーパーが仲間からどう呼ばれていたか明かされておらず、私も何て呼べばわからず長ったらしい名前をフルネームで言ったり、世界一辛い唐辛子にちなんで唐辛子呼ばわりしてきましたが、今回で「キャロ」と呼ばれていることが判明し、なんか外国人っぽくてかっちょいいです。

熊埜御、かっこいい

そして熊埜御は義手を補完するように電磁石で甲冑を引き寄せ、熊埜御は武将モード(右腕オンリーver)にパワーアップし、2対2のタッグバトルが幕を開けようとしています。

展開感想

この展開についての感想を少し述べます。

個人的にはタッグバトルは楽しみです。

1対1のバトルも面白いですが、複数人いた方がサカモトデイズならではのアクションの豊富なバリエーションが見られそうなので楽しみです。

そして実力面を見ると周VSキャロだとキャロが勝利し、神々廻VS熊埜御だと神々廻が勝ちそうなのは予想がつきますが、2対2になるとちょうど実力がイーブンっぽくなるので予想できなくなっておもろいので期待しております。

そして周と神々廻のタッグがエモいと感じます。

かつて父親とタッグを組んでいた神々廻が、今度は暁の息子の周とタッグを組むところが、世代を超えていてなんかいいです。

四ツ村さんは殺連に追われる身になってからずっと周君に会いたいと思っており、スラーの名を借りて暴れ散らかしたり生意気なORDERの後輩である南雲の犬になり下がったりしており、周に会いたくて会いたくて仕方ないパパなのでぜひ神々廻と周には勝っていただいて、神々廻から諸々の事情を聞いて親子で感動の再会を果たしてほしいです。

頑張ってください。

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たなかっぱ

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