【サカモトデイズ】156話のネタバレ感想解説、ハルマ選手VSただのシン

SAKAMOTO DAYS

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今回は2月26日に発売された週刊少年ジャンプ13号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の156話「スポーツマン」について振り返っていきます。

重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。

本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新156話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)

前回までの話

9月18日から3日間開催される実在する名だたる殺し屋たちの全貌をまとめた大型企画展、「世紀の殺し屋展

その展覧会には現殺連会長で有月憬の兄である麻樹栖が訪れようとしています。

・麻樹の暗殺を企てるスラー一派
・スラー一派を止めようとする坂本商店
・スラー一派を殺そうとするORDER

それぞれの思惑が入り乱れる世紀の殺し屋展がついに開幕しました。

これまでの流れを簡単に整理すると

①JCC編入試験後に鹿島虎丸真冬の体内に死んだときに起爆する爆弾を仕掛ける
②武藤エリオ、スラー一派のスパイになる
加耳丈一郎が合流し、坂本シンの4人で世紀の殺し屋展へ向かう
④ウータンから赤尾リオンについての電話がかかり、坂本は別行動
⑤虎丸と真冬の発見
⑥真冬のORDERに入りたい思いをスラーに利用され、シンVS真冬
⑦麻樹到着
⑧超迷子のお知らせという館内放送により、真冬VS大佛
⑨殺されそうだった真冬を兄の夏生が助け真冬の体内の爆弾を取り除くことに成功する
⑩真冬から取り出した爆弾がスラーの手ほどきにより制止せず、シンが何とか外に放り出すが爆発により館内はパニックになる
⑪鮫島登場&シン、夏生、真冬、加耳の捕縛
⑫指名手配された虎丸を坂本が助ける
⑬パパさんムーブ全開の坂本の活躍により虎丸出戻り
⑭ついにスラー一派ご来館
南雲VS
有月VS麻樹プラス南雲
⑰シン&神々廻VS熊埜御ハルマ

といったようになっています。

そして前回はORDERの神々廻や実力者の熊埜御ハルマたちに対し、見劣りするシンが何とか食らいついていたところ、ドS唐辛子キャロライナ・リーパーと神々廻を探し行方をくらましていた周が参戦し、3対3の戦闘の火蓋が切られました。

>>>155話のネタバレ感想解説

ストーカーの周に神々廻は気づいていた

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

は141話で神々廻の姿を見かけた際、行方をくらまし神々廻の後をついて言ったようでしたが、神々廻は周にストーカーされていたことに気づいていたようです。

やはりORDERほどの実力者ともなれば、背後から忍び寄る人物に簡単に気づけるのでしょう。

そして神々廻は周の姿を見て、その人物が四ツ村暁の息子であることに気づきました。

神々廻は周の父親である元ORDERの四ツ村暁とは深い関係にあり、ゴロツキだった神々廻を殺し屋業界に引き入れたのは四ツ村で、その後もペアで活動をしており神々廻はとても四ツ村さんにお世話になっていました。

そんな神々廻は四ツ村さんの自宅にお邪魔することもあり、四ツ村さんの妻の慈乃とまだ幼かった息子の周とも顔をあわせたこともあったため、神々廻は周の姿を見て何でここにいるのかびっくりしています。

原作第96話で神々廻は、周に会いたくて会いたくて仕方ない四ツ村さんに対し

「ああ周くん?いまなんぼやー、13?14?向こうは空いたないやろ反抗期真っただ中やって」

と言っており、8年前以降会っていないとすると初めて会ったのが5,6歳の時になるので、成長した周に感慨深さを感じているのではないでしょうか。

周の目的

ちなみに仲良くやっていた神々廻と四ツ村でしたが、8年前の麻樹率いる殺連の反体制派が起こした
天羽宗一会長暗殺事件の濡れ衣を着せられたせいで四ツ村さんは殺連から追われる立場となったうえに、反体制派の協力者だった妻の慈乃にも裏切られ慈乃を周の前で殺してしまうという家族崩壊の絶望を味わいました。

周はなぜ父親が母親を殺したのかについて知りたいと思っているため、昔家に来た神々廻に話を聞こうとストーカーしたと思われます。

四ツ村さんが周に会いたがっていることや、四ツ村さんが殺連から追放されたことなどいろんなことを知っている神々廻が周にすべてを打ち明けるのかどうかこれから注目です。

有月は一人で背負い込みすぎた

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そんなこんなで周が参戦してきたためスポーツマンのハルマは、

「3on3ができるな」

と嬉しそうにしており、3対3ではなく3on3と言っていることからバスケも得意だと予想されます。

そんなふざけたハルマに対し仲間思いな熊埜御はお灸をすえるように、

「こうしてる間にも憬はきっと一人で苦しんでる。もう一人にさせちゃダメなの。はやく憬のところに行きたいの私は!!」

と号泣します。

この「もう一人にさせちゃダメなの」という発言から
有月はアルカマルに入居していたころから一人で背負い込みすぎたのだと考えられます。

過去編で有月は麻樹の命令で単身でJCCに乗り込み、

「会長の妻子を殺せ(さらえ)。さもなくばアルカマルの人間を一人殺す」

というメンタル崩壊待ったなしのミッションを一人で行っていました。

こんな感じでアルカマルのメンバーを守るために有月は一人でお兄ちゃんの麻樹のパワハラに耐えながらも頑張っていましたが、もうメンタルが限界に達したため坂本に殺される直前に

「死ぬまで空を眺めていたい。疲れた…。」

と無に帰したい発言をしていたとも考えられます。

また有月が患っている解離性同一性障害、いわゆる二重人格もトラウマが原因になるともされているため、たった一人で背負い込みすぎた結果誰かのよりどころを求めてリオンの人格が取り込まれたような気がしなくもないです。

マッチメイク

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

とそんなこんなでガチギレ状態の熊埜御は電磁石の力を使って隣の部屋から巨大な搬入用のクレーンを引っ張り出してきました。

熊埜御がこれまで見せてきた電磁石を利用した攻撃は、コイルガン攻撃や鉄の物体を連ならせた攻撃などの工夫されたものがありましたが単純なパワーもけた違いだとわかります。

そしてクレーン攻撃で分断された後、周に傷つけられて根に持っているリーパーは周にラリアットをかまします。

そして神々廻に対しては、ハミけつ熊埜御がクレーンで神々廻を吹っ飛ばします。

こんな感じで

周VSキャロライナ・リーパー
神々廻VS熊埜御
シンVSハルマ

といったような神々廻以外は心配なマッチアップとなってしまいました。

シンVSハルマ

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

シン対ハルマの戦いへと移り、殺し合いをスポーツだと思い込んじゃってるハルマは、今度は野球のピッチャーのごとく岩を豪速球でシンに食らわせます。

シンは世紀の殺し屋展前にも坂本と練習していたアクロバティックな動きでハルマに蹴りをかまそうとしますが、ボディフェイクでうまくかわしてシンの裏に抜け出し今度は小岩を胸トラップしてから左足のボレーシュートというブラジルワールドカップのハメス・ロドリゲスを想起させるような技ありシュートをシンの腹に突き刺します。

くそ痛そうなシュートを食らった上に、爆発の影響で超能力が使えないシンはかなりピンチとなっていますが必死に頭を働かせた結果、ハルマがスポーツマンであることに気づきます。

スポーツに詳しすぎるシン

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

ハルマはこれまで鉄球サーブや必殺頭部ボレーシュートなどの球技や円盤投げややり投げなどの陸上競技を見せており、円盤投げでは有効な34.92度までの角度でしか投げていないなどルールとスポーツマンシップにのっとったアスリートだとわかります。

シンは心が読めなくてもスポーツの動きを予測すればいけると感じ、ハルマがハンドボールの構えを見せたところゴールから6メートル離れたゴールエリアラインを想定しハルマがジャンプしたタイミングに合わせて岩をぶつけハルマがファールをアピールしている隙にシンはクラブジャムにとどめを刺した時に見せた、膂力増強グローブによる強力なパンチをハルマにかまし、殺しはスポーツではないという現実をハルマに教えてあげました。

ともかくシンは円盤投げの角度やハンドボールのルールなど、スポーツに詳しいといった意外な側面があることがわかりました。

展開予想

少しだけ展開予想をします。

周VSキャロライナ・リーパー

まず周VSキャロライナ・リーパーの戦闘ですがキャロライナ・リーパーの強みは
火炎放射とドSな点です。

さらにリーパーには「弟が自分以外の拷問で喜んでいるところを想像すると悲しくなる」というイカれた兄弟愛を持っており、弟のクラブジャムを殺連送りにした原因の一人である周に対しブチギレ中というバフがかかっています。

一方の周は武器の四節棍を幼少期から使いこなすという天才っぷりに加え、データバンク廟堂譲りの並外れた記憶力があるという特徴があります。

JCCにクラブジャムが侵入してきた際、周はシンと夏生とともにクラブジャムを倒しましたが
3人がかりでかなり苦戦していたためたった一人でリーパーを相手にするのはかなりきついと思われます。

個人的には記憶力を戦闘に活かすのがカギかなと思います。

神々廻VS熊埜御

神々廻VS熊埜御ですが、前回の熊埜御のコイルガン攻撃で神々廻の愛用するトンカチがぼろくなってしまっていることからも、神々廻にとってはかなり相性が悪い相手だと考えられます。

神々廻はトンカチを使用するため、近距離戦では四ツ村さんに勝利するほど強いですが熊埜御はコイルガン攻撃や電磁石ででかいものを武器にできるため遠距離で戦うとかなり分が悪いです。

その上原作第150話では神々廻の持っていたトンカチが熊埜御の電磁石で引き寄せられていたため神々廻のトンカチが鉄製なのであれば、余計にピンチです。

ここまで考えて神々廻に熊埜御をぶつけたのであればスラー一派は意外と頭が冴えているといえます。

シンVSハルマ

最後にシンVSハルマですが、ここまではシンがハルマのスポーツマンシップにのっとった攻撃を利用し
うまくいなしていましたが、シンが自分でも認めているようにハルマが格上なことは間違いないのです。

ハルマがスポーツの動きに則した動きを辞めてしまえば完全に動きを予測できなくなるため、
一刻も早く超能力を取り戻す必要があります。

それが無理なのであればダンスなどの平和なスポーツで勝敗をつけることをお勧めします。

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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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