現在週刊少年ジャンプで連載中で人気絶頂中の漫画「SAKAMOTODAYS(サカモトデイズ)」。
アクションシーンに定評があり次期ジャンプ看板作品との呼び声の高いサカモトデイズ。
今回は10月2日に発売された週刊少年ジャンプ2023年44号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の137話「信頼」について振り返っていきます。
重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。
本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新137話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)
前回までの話
スラー一派の狙いが1か月後に尾久旅新国立美術館で開催される
「世紀の殺し屋展」という展覧会に訪れる
現殺連会長の麻樹栖を殺すために
美術館と客もろとも爆破することだと
鹿島から聞いた坂本たちは
坂本が昔使用していた武器を出品したり
闇オークションサイトでチケットを入手しようとしたりしますが
ことごとくORDERの一人である上終に阻まれてしまいます。
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そして坂本とシン、周は上終と全面的に戦うことにしますが
殺連最強のスナイパーと謳われている上終の狙撃に苦戦し
坂本は利き手を負傷します。
そんなピンチだった坂本たちの元に
スランプに陥っていた平助が登場し
平助は自分一人で戦わせてほしいということで
平助VS上終のバトルが始まります。
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平助は上終の居場所を特定するために
あえて上終を挑発して狙撃させ
そのタイミングに合わせてジャンプし
坂本からもらった坂本商店特性防弾ベストに当てるといった
頭脳プレーを見せます。
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してやられた上終は攻撃のレベルを上げ
クレーンのフックと道路標識を撃ち抜き
それらをブランコのような遠心力を使った攻撃に利用します。
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また跳弾を使う平助への対抗心として
通りすがりのバイクを狙撃し
回転しながら空中に飛んだタイヤに向かって銃弾を放ち
銃弾のコースを変えて平助に当てるといった神業を見せます。
上終の周りの状況すべてをコントロールできる腕前に
平助は何とか食らいつこうとします。
上終が必死に坂本たちが「世紀の殺し屋展」に潜入するのを防ぐ理由
平助に何かあったときに対応できるよう
近くで様子をうかがっている坂本たちは
なぜ上終が襲ってくるのかを考えます。
坂本はJCC時代に一緒に行動していたボイルのことを忘れていたように
家族と仲間以外の人間に対し無頓着な性格であるため
恨みを買った覚えはないといいます。
すると周は持ち前の記憶力を活かし
これまでのThe endもとい上終の行動から
坂本を殺すことが目的ではなく
坂本が殺し屋展に潜入しようとしているのではないかと気づきます。
スナイパーは自分の狙撃場所がバレてはいけないため
ころころと場所を変えますが
シンがエスパーの能力で上終の思考を特定できたのと同時に
上終は何とも都合よく自分語りを始めます。
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9年前のとある日に上終は任務で
ジョン・ぺイチ―という
ころした少女の血と涙と髄液を混ぜて絵の具にして絵を描く、
イカれた画家兼殺し屋の討伐を行います。
上終は8キロという遠距離からの狙撃を試みます。
手元にはスナイパーにとって神の存在に等しいともいえる
お天気お姉さんのニュース映像を置いていました。
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ちなみに第135話で坂本が上終の集中を切らすために
かざしたポスターに移っていた女性の名は
超晴子(すーぱーはれこ)だそうです。
上終は撃つ直前に
当時はORDERの新入りだった坂本が
背後にいることに気づき焦りましたが
なんとかターゲットを始末することに成功します。
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この功績がたたえられ
上終は長距離狙撃ギネスに認定されました。
上終の有効射程距離8キロというのは
この記録から言われていると考えられます。
またジョン・ペイチーを殺した翌年、つまり今から8年前には
キルタイム誌が選定する「最も影響力のある100人の殺し屋」
に日本人で初めて選出されました。
そして今から1年前、フランスで世紀の殺し屋展が開催され
上終に狙撃される直前に描いていたジョン・ペイチーの遺作
「ある殺し屋の最期」が展示されることに気づき
上終は自分の痕跡を評価されていると感じ
引きこもりですがフランスまで見に行くことにしました。
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そして飛び散った血が付いた絵を見た瞬間
自分が狙撃したわけではなく
あの日現場にいた坂本の功績だったのだと理解します。
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今回の9月18日に日本の尾久旅新国立美術館で
開催される世紀の殺し屋展にも
絵画「ある殺し屋の最期」が展示されることが決まっています。
そこで上終は坂本にその絵を見られてしまうと
功績がすべて持っていかれてしまうと思い
坂本を何としてでも展覧会に出させないよう行く手を阻んでいました。
ORDERのメンバーはやたらと首を突っ込んでくる坂本商店を迷惑に思っていたため
上終に坂本たちが介入してこないよう努めているのかと思われましたが
実際は上終の都合が動機でした。
自分の名誉のために
先回りしてコルトガバメントを出品しただけでなく
4億9千万も支払おうとしているため
上終のプライドの高さがよっぽどのものだとわかります。
上終の神業
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本気の上終は前回に引き続き平助を追い詰めます。
今度は平助のそばを走行中の車に向かって
運転席のハンドルをこすらせるように狙撃することで
ハンドルを回転させて平助に衝突させます。
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そしてダメージを受け座り込んでいる平助に向かって
今度は道端でのんきに読書している人の合間を縫って狙撃します。
孤独だから、信頼しないから強くなれた
上終は「仲間を信用して頼ってるような奴らは弱い。
強く完璧な存在ほど孤独なんだ。」と口にします。
上終は自分が誰ともつながりを持たないことで
余計なことを考えないようにしているようで
その徹底ぶりからORDERでさえも上終の顔は誰も見たことがないようです。
また異常なまでに功績や記録にこだわっているのも
「孤独だからこそ強くなれた」
ということを証明するためです。
誰にも頼らずに成功した自分自身を肯定するため
目に見える結果を重要視しているのだと考えられます。
平助の信頼による反撃
一方の平助はスラー一派の幹部、熊埜御と戦闘した際に
一般人に銃弾が当たってしまったことがいまだに脳裏によぎり
一般人を巻き込んでしまうことを過度に怖れ
思うように攻撃に転じられません。
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防戦一方な平助はとどめの一撃を食らってしまう直前で閃きます。
平助は上終の狙撃ルートと全く同じルートを利用して
上終に銃弾を当てることに成功します。
上終の放った銃弾を目を背けることなく
自身の銃のスコープに当てて受け
その後すぐさま上終と全く同じ軌道に乗せ発砲します。
仲間を信用するべきではないという考えを持っている上終に対し
平助は今度は敵を信用することで反撃します。
自分だけを信頼する上終対他者を信頼する平助のバトルは
どうなっていくのか見物です。
まとめ
今回は以上になります。ORDERにも顔を明かしていないと判明した上終は
回想でもずっとマズルブレーキがしゃべっている感じになっていましたが
顔出しする日が来るのでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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