【サカモトデイズ】154話のネタバレ感想解説、意外なタッグとガチギレ熊埜御が面白い

SAKAMOTO DAYS

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今回は2月12日(紙版は2月13日)に発売された週刊少年ジャンプ11号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の154話「狂敵」について振り返っていきます。

重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。

本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新154話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)

前回までの話

9月18日から3日間開催される実在する名だたる殺し屋たちの全貌をまとめた大型企画展、「世紀の殺し屋展

その展覧会には現殺連会長で有月憬の兄である麻樹栖が訪れようとしています。

・麻樹の暗殺を企てるスラー一派
・スラー一派を止めようとする坂本商店
・スラー一派を殺そうとするORDER

それぞれの思惑が入り乱れる世紀の殺し屋展がついに開幕しました。

これまでの流れを簡単に整理すると

①JCC編入試験後に鹿島虎丸真冬の体内に死んだときに起爆する爆弾を仕掛ける
②武藤エリオ、スラー一派のスパイになる
加耳丈一郎が合流し、坂本シンの4人で世紀の殺し屋展へ向かう
④ウータンから赤尾リオンについての電話がかかり、坂本は別行動
⑤虎丸と真冬の発見
⑥真冬のORDERに入りたい思いをスラーに利用され、シンVS真冬
⑦麻樹到着
⑧超迷子のお知らせという館内放送により、真冬VS大佛
⑨殺されそうだった真冬を兄の夏生が助け真冬の体内の爆弾を取り除くことに成功する
⑩真冬から取り出した爆弾がスラーの手ほどきにより制止せず、シンが何とか外に放り出すが爆発により館内はパニックになる
⑪鮫島登場&シン、夏生、真冬、加耳の捕縛
⑫指名手配された虎丸を坂本が助ける
⑬パパさんムーブ全開の坂本の活躍により虎丸出戻り
⑭ついにスラー一派ご来館
南雲VS
神々廻VSハルマ熊埜御キャロライナ・リーパー
有月VS麻樹

といったようになっています。

そして前回有月と麻樹のブラザーズバトルが幕を開けようとしたところ、メタモンもニヤけちゃうほどの変装技術で楽の身なりを装っていた南雲が、有月の背後からぐさりと一発イったという感じで、兄弟水入らずの争いに南雲がチャチャをいれて前回は終了となりました。

>>>153話のネタバレ解説

これまでの状況整理

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

ありがたいことに、いまみんながどこにいるのかがわかるおさらいコマから始まります。

このコマに描かれているキャラの顔は絵のタッチを見るに、鈴木先生ではなくアシスタントの方が描いたと思われます。

鈴木先生の勢いのある線画も好きですがくっきり描かれたこの絵もなんかかわいくて良いです。

特に鹿島のトナカイ感がすごいので、今にもニーブラしたくなります。

これまでの話でもわかるように地下の特別収蔵庫では南雲有月麻樹がわちゃわちゃし1階では坂本たちが楽の治療を済ませました。

そして原作第150話で熊埜御、ハルマ、キャロライナ・リーパーが暴れ散らかしていたところ神々廻が3人をとっちめに来たので3対1の状況になっていたかと思いましたが、どうやらキャロライナ・リーパーは別行動で3階にいるようです。

恐らく3階辺り一帯を燃やしているのだと考えられます。

一方、行方不明の大佛と周についてはまだどこにいるのかわからないようです。

大佛はジオラマコーナーで勢羽の透明スーツにビビった後どこにいるのかわかっていません。

周については1階で神々廻を見かけた後、神々廻についていったっきり見つかっていません。

そのため神々廻の近くにいそうな感じはします。

こんな感じで状況整理して、南雲たちへと場面は移ります。

有月でも気づかない南雲の変装技術

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

心臓を一突きされた後に、有月が最初に発した言葉は

「楽は・・・」

でした。

このことから有月は南雲の変装を見抜けていなかったと考えられます。

冷や汗をかいていることからも急に南雲が出てきてびっくりしているとわかります。

有月と楽はアルカマルの時から長く一緒にいますが、そんな二人の関係でも見抜けないような南雲の変装技術は非常にレベルが高いといえます。

ちなみに有月のお兄ちゃんの麻樹は、弟がやられているのを見てぽかんとしています。

速すぎて状況が呑み込めていないだけかもしれませんが、全く心配していないようにも捉えられます。

不死身の有月

そして心臓を一突きされたにもかかわらず、有月なかなか死にません。

有月はこれまで、過去編では坂本に撃ち抜かれてもどういうわけか生きており、昌に一突きされたときは死ななかっただけでなく赤尾リオンの人格まで出てきていました。

そんな不死身の有月のメカニズムは全然わかりませんが、今回もリオンの人格が出てくると予想しています。

おめでたい鹿島

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして場面は1階の坂本たちに移ります。

前回蘇生を行った鹿島は途中で南雲ではなく楽だったと途中で気づいたようでした。

鹿島は仲間を救いたいという気持ちから有無を言わさず救助しました。

さらに前回、鹿島はシンから

「仲間だと思ってたのに」

と発言されむちゃくちゃ嬉しそうにしていました。

鹿島的にはお友達がいっぱい増えて、人生をエンジョイしているように見えますが、鹿島はスラー一派の狙いを外部に普通に漏らしたのでスラー一派のみんなが鹿島をもう仲間だと思っていないパターンは十分あり得ます。

鬱陶しそうな神々廻

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして今度は2階から神々廻が降ってきました。

ラボ編以来の再会となり神々廻はいつもの坂さん呼びであいさつします。

原作第27話からもわかるように、神々廻は元ORDERの同僚の坂本のことを「坂さん」と呼び敬語で話します。

ただ南雲に対しては普通にため口で話します。

南雲と坂本は同じ27歳で、かつORDERに入ったタイミングも同じですが坂さんには丁寧な言葉を使うことから、神々廻の坂さんへのリスペクトが感じられますね。

しかし原作第133話で神々廻は

坂本商店は首突っ込みすぎや。これ以上ちらちらされると迷惑やねん

と言っていたにもかかわらず、今回も首を突っ込みに来た坂さんを見て

「なんでおんねんアンタ」と露骨にウザそうにしています。

神々廻の顔を見てみると結構傷がついており、2対1の状況に苦戦しているようです。

神々廻に続けざまに攻撃が来ますが、シンが勢羽グローブではじき返しシンと神々廻は久々に会った親戚との会話みたいな感じで初めてコンタクトを取りました。

個人的にはこの会話がリアリティがあって好みです。

熊埜御、ガチギレ

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして仲間思いでいつもお姉さんムーブをかます熊埜御は、ぼっこぼこにやられた楽を見つけてしまいました。

「それアンタらがやったの」

とこれから消す相手を確認しようとしますが、誰も何にも答えなかったため熊埜御お姉さんは

「お前らかって聞いてんだ」とガチギレし沸騰してしまいました。

完全に沸きあがってしまった熊埜御は、でんじろう先生もびっくりのコイルガン攻撃を放ち、神々廻が刃こぼれも弾切れもなく使い勝手がいいという理由で愛用する、トンカチがぼろくなってしまいました。

そして熊埜御お姉さんは楽の元へと一目散に駆け付け

「私がついてあげればよかったね。
ごめんねごめんね。
痛かったよね。
頑張ったね。
もう大丈夫だからね。
帰ったら楽の好きなゲームいっぱいしようね。」

とお姉さんというより過保護なお母さんみたいな感じで泣きながら心配していました。

さすがに過保護が過ぎるので、気絶しているはずの楽も思春期の小学生みたいな感じでちょっぴり引いちゃってます。

熊埜御の性格

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

続けて熊埜御お母さんは

ああだめだ私。昔みたいに弱気になってる。

と発言します。

このセリフから熊埜御がどういう性格なのか少し想像できます。

鹿島以外のスラー一派のメンバーは、全員「アルカマル」に入居していました。

アルカマルとは表向きには殺連直営の児童養護施設とされていますが実際は孤児に徹底的に殺しを教え込ませ、ORDERを養成する機関となっています。

原作第127話で熊埜御は

「この力も戦いも人生も何一つ望んじゃいない」

と自分の境遇にうんざりしている旨の発言をしています。

他にも殺連にいる麻樹が、アルカマルにいる人間を一人殺すなどと言っていたことからもアルカマルのメンバーはかなり怖い思いをしていたのではないでしょうか。

そんなストレスのたまる環境の中で弱気になっていた熊埜御でしたが、みんなを支えたいという思いから現在のような仲間思いでお姉さんみたいな態度をとるようになったのかもしれません。

もしそんな感じのストーリーがあったら、熊埜御が健気すぎて私は萌え死んでしまいそうです。

シン・神々廻、意外なタッグ結成

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そしてなんやかんやあって、ハルマと熊埜御のペアにはシン&神々廻タッグで迎え撃つことになりました。

神々廻はだいぶ顔に傷があることからも、一人では厳しいと判断したのでしょう。

せっかくの機会なのでシンにはしっかりと、吸収できるところはしておいてほしいです。

やりなげもうまいハルマ

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして今度は根っからのスポーツマンのハルマが、クラウチングスタートからのぶっとびジャンプで空高く舞い上がった後、アピアリングケーンをやり投げの要領で坂本に向け投げつけます。

ハルマはバレーやサッカーなどの球技だけでなく陸上も得意なようなので、運動神経と身体能力が凄まじいです。

しかしシンがブロックします。

坂本ほどの実力があればハルマの攻撃に気づかないわけはないですが、シンを信じてハルマの方を見向きもしませんでした。

原作第106話での坂本商店をぶち壊すほどの喧嘩もあり、お互いを信じられるようになったのは素晴らしいと思います。

そして最後にハルマは

「年上には敬語、あと挨拶だぞ」

とあり、ただのスポーツマンではなく部活系のスポーツマンでした。

展開予想

正直だいぶシン神々廻ペアが劣勢だと思っています。

スラー側はガチギレ状態のORDERキラー熊埜御もいますし、シンは強くなってはいますが他の3人に比べると経験値が足りないです。

その上シンは頭痛が発症してからエスパーの力が消えてしまっています。

この状況だとだいぶ不利になっているといえます。

シンをかばって神々廻が死ぬのは、一番危惧すべき展開だと個人的には考えています。

もし神々廻が死んでしまうと読者は悲しい思いをしてしまいますし、父親の手掛かりである神々廻を探している周もブチギレ案件ですし、何よりペアの大佛が阿修羅のごとくブチギレてしまうかもしれないからです。

そのためシンには多少無理してでも頑張ってもらわないといけません

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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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