現在週刊少年ジャンプで連載中で人気絶頂中の漫画「SAKAMOTODAYS(サカモトデイズ)」。
アクションシーンに定評があり次期ジャンプ看板作品との呼び声の高いサカモトデイズ。
今回は9月4日に発売された週刊少年ジャンプ2023年40号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の
133話「餌」について振り返っていきます。
重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。
本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新133話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)
目次
前回までのあらすじ
坂本たちはスラーを殺すのではなく救うことを約束する代わりに、鹿島からスラーたちのこれからの動向について聞きだしました。
スラーたちは、1か月後に尾久旅新国立美術館で開催される「世紀の殺し屋展」の会場を爆破しようとしていると鹿島は口にします。
美術品や骨とう品が好きな、現殺連会長の麻樹栖が世紀の殺し屋展に訪れるらしく、麻樹が訪れる日に観客もろとも爆破しようという狙いです。
つまり、スラーは実の兄を殺そうとしている、ということになります。
そしてスランプに陥っていた平助のもとに、南雲、大佛、神々廻、そして新たに明らかになった上終といったORDERのメンバーが押し寄せてきて、豹を倒したスラー一派のメンバーについて説明を求めてきたところで第133話は始まります。
ORDERたちの仲間の死への考え
平助は神々廻たちに豹を倒したスラー一派の幹部の一人、「熊埜御(くまのみ)」の情報について教えます。
その際、豹が死んだのは自分のせいだと、平助は自分のことを追い詰めます。
その言葉に対し、神々廻は「豹が死んだのはあいつが弱かった、それだけや」と発言し、他のORDERのメンバーもその意見に賛同していました。
平助はなぜそんなに仲間に対して冷たいのかと問うと、神々廻は「身内の死にだけ敏感なのは虫が良すぎる、命を奪うのが仕事、そういう世界で生きてる」と、殺しを職業とする者たちの覚悟と宿命を感じさせる発言をしていました。
仲間の死が当たり前のものであるという世界をまざまざと見せられた気分になります。
新ORDER、上終(かみはて)の実力と性格
前回に引き続き、新ORDERだと考えられる上終の素顔は公表されませんでしたが、正確無比な狙撃の実力を見せるシーンがありました。
上終は伝えたいことがあると運転中の神々廻に連絡し、神々廻はひらがな50音が書かれた紙を取り出します。
そして遠距離からその50音の表に向け、自分が狙った文字に正確に銃弾を当て文字をくりぬいていました。とてつもない狙撃能力だといえます。
そしてその50音で伝えられた文字は「おさらぎかわいい」でした。
この上終の行動から、大佛のことを好いているのだとわかります。
坂本商店とORDERで情報の共有
ORDERは坂本商店が介入してくることを迷惑だと感じ、平助を人質に坂本商店が首を突っ込んでこないようにしようとします。
しかし、坂本商店側は鹿島から情報を入手していたため、平助の解放を条件にORDER側へ情報(世紀の殺し屋展について)を提供します。
坂本商店とORDERの交渉、決裂
坂本は大勢の無関係の客人が巻き込まれることを避けるため、南雲に対し展覧会の中止を要求します。
しかし、南雲は中止にしないと断言します。
南雲は殺連会長である麻樹を餌にし、スラーたちをおびき寄せようとしています。
また、麻樹という男も敵が来たという理由でわざわざ中止にするような男ではないらしいため、中止にそもそもできないという理由もあるようです。
麻樹栖という男について
確かに麻樹は過去編で登場しており、そこで麻樹の人物像が分かる描写がいくつかあります。
麻樹は過去編時点、つまり坂本や南雲たちがJCCの学生だった頃、会長の座についてはいませんでしたが、その後裏で暗躍し当時の会長である天羽宗一を殺し、会長の座を奪い取りました。
会長の座を奪うための暗躍というのは、具体的には妻子の暗殺をスパイとして潜入させた弟(有月)に依頼したり、会長が殺されたことの責任を四ツ村に押し付けるといったことが挙げられます。
このようなことを平然とやってのける男が、スラーたち(弟たち)に命を狙われるから展覧会を中止にするとは到底思えません。
坂本商店のこれからの動向
ORDERとの交渉が決裂してしまったため、坂本たちは展覧会にどうやって潜入するか思考します。
シンがチケットの購入を試みますが、1か月前にもかかわらずチケットはすべて売り切れていました。
転売サイトから購入しようとしますが、公式が転売対策を講じており、チケットはすべて本人確認蟻の電子チケットとなっていました。
当日館内に直接侵入しようとしますが、坂本たちが情報をORDERに共有してしまったため、限りなく不可能になりました。
ORDERは殺連直属の特務部隊であるため、スラーたちが美術館を爆破しようとしていることは殺連にも伝わっているため、警備がガチガチになるということです。
最終手段
詰み状態であると思われた坂本たちでしたが、坂本がアイデアをひらめきます。
それは、坂本自ら武器を展示し、関係者として入場するという方法です。
坂本は坂本商店の1階の倉庫から、落書きのある拳銃を取り出してきました。
それは、坂本がJCCに入学した時にスターターセットとして手に入れたコルトガバメントでした。
坂本はこの拳銃を、「伝説の殺し屋が愛用していた武器」として出品し、関係者として展覧会に潜入するようです。
まとめ
サカモトデイズ、133話「餌」について解説や感想を述べてきました。
坂本たちの動向について明かされ、世紀の殺し屋展に向けて動きが加速しそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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