【サカモトデイズ】168話のネタバレ感想解説、ラストORDERの沖、嫌われすぎてて草

SAKAMOTO DAYS

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今回は6月3日に発売された週刊少年ジャンプ27号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の168話「閉館」について振り返っていきます。

重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。

本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新168話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)

前回までの話

9月18日から3日間開催される実在する名だたる殺し屋たちの全貌をまとめた大型企画展、「世紀の殺し屋展

その展覧会には現殺連会長で有月憬の兄である麻樹栖が訪れようとしています。

・麻樹の暗殺を企てるスラー一派
・スラー一派を止めようとする坂本商店
・スラー一派を殺そうとするORDER

それぞれの思惑が入り乱れる世紀の殺し屋展がついに開幕しました。

これまでの流れを簡単に整理すると

①JCC編入試験後に鹿島虎丸真冬の体内に爆弾を仕掛ける
加耳坂本シンの4人で世紀の殺し屋展へ向かう
③ウータンからの電話で坂本は別行動
④虎丸と真冬の発見
⑤シンVS真冬
⑥麻樹到着
⑦真冬VS大佛
⑧殺されそうだった真冬をブラコン夏生が助けて真冬の爆弾解除
⑨真冬から取り出した爆弾がスラーの手ほどきにより制止せず
シンが何とか外に放り出すが爆発により館内はパニックになる
⑩鮫島登場&シン、夏生、真冬、加耳の捕縛
⑪指名手配された虎丸を坂本がパパ活して助ける
⑫スラー一派ご来館
南雲VS
有月VS南雲
⑮シンVSハルマ
神々廻&周VS熊埜御&キャロライナ・リーパー
⑰大佛光臨
⑱坂本、南雲、有月(リオン)合流
⑲篁光臨
といったようになっています。

坂本、南雲、有月に加えて楽とハルマまでも参戦し、篁さんをボコそうとしますがボコし返されてしまいました。

ハルマと楽までも倒されてしまい全員もれなく皆殺しになりそうだったところ、有月がさすがにかわいそうなくらい絶望してしまったのと同時に篁さんの人格を有月がインストールし、最強のジジイから最強のイケメンが誕生したところで前回は終了となりました。

>>>167話のネタバレ解説

有月はどこかへ消え去っていった

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

篁の人格を取り込んだ有月は見た目は変わらずイケメンですが、ブツブツと言っていることから中身はしっかり篁さんとなっています。

そして有月の中の篁人格がこれから坂本や南雲などの息の根を止めに来るのかどうか、結構ハラハラしていましたが誠に運がいいことにそのまま白煙の中に消えていきました。

最近の篁さんは

「お前俺のことボケてると思ってんだろ」

とはっきり喋っているシーンが見られましたが、またもやぶつくさぶつくさごにょごにょとなんて言ってんのかわからなくなりました。

ただ原作第132話にて有月は

「そんなに怒らないでよ、悪かったってば」
「もうすぐすべて終わるから、そしたら君の…」

とすでにストックしている赤尾リオンの人格と会話しているシーンがあったため、もしかすると篁さんの発言や考えていることが理解できるのかもしれません。

重傷の坂本は重症の南雲をおぶってあげる

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そしてもちろん坂本と南雲は有月を追いかける体力なんて残っておらず、坂本は何とか立ち上がれましたが南雲はぐったりです。

とはいっても南雲だけでなく坂本もかなり重症で、二人とも出血しまくったせいで血液不足となり低体温症になっているようです。

世紀の殺し屋展編の中で坂本が篁さん以外と戦った相手は、虎丸を助けるときに追ってきた殺連員やニンニンマンだけとなっていますが、一方の南雲はまず手始めに楽とのド迫力バトルで流血し、次に赤尾リオンのことばっかり考え油断していたところ篁さんにぶった切られ大出血し、そして極めつけに篁さんに血しぶきブシャーさせられたため、ド貧血状態だといえます。

というわけで坂本もしんどい状態ですが、特A級抹殺対象になっていることもあり、南雲をおぶってあげてとりあえず脱出しようとします。

ありがとう、シン。

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そんなこんなで坂本までも意識が朦朧としてきたところ、助けに来てくれたのはシンと、あとついでにきめぇロボの鹿島でした。

シンはハルマとの相撲対決の後、能力の覚醒の反動もあったためかぐったりしていましたがそのあと来てくれたようでした。

こうやって坂本が困っているところに助けに来てくれたのを見るに、やっぱりシンは坂本の良き相棒なのだとわかります。

つい先日めでたくサカモトデイズのアニメ化が決定しましたが、個人的には坂本とシンは令和を代表するタッグになってほしいと思っています。

1週間後

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

とまあなんやかんやありましたが、9月18日から3日間開催されるはずだった世紀の殺し屋展は、スラー一派の乱入と爆破により1日目で終了することとなりました。

そして場面は1週間後へと移ります。

坂本は1週間寝たきりとなっていましたがようやく目を覚まし、そこにはシンと久方ぶりの登場となるルーらといった家族の顔があり、あったかい我が家かと思いましたが、実際は整体師宮バァの整体院でした。

整体師宮バァとは、原作第44話にて登場した凄腕整体師のことでどんな戦闘の傷も大体治してくれるゴッドハンドを持ったとんでもないばあさんです。

ちなみに宮バァは98歳とかなりご高齢ですが、篁さん同様ボケていないです。

ただ野暮かもしれませんがタバコはお体に障りますよ。

あの後どうなったのか

そしてここから坂本や南雲含め、世紀の殺し屋展がどうなったのかが明かされていきます。

シンが運ぶ

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

まず坂本が気を失った後はシンが一人で坂本と南雲を運んでくれたようでした。

ちなみにシンの身長は172センチ、南雲の身長は190センチ、坂本の身長は188センチとのことなので、運ぶのはかなり大変だったと予想できます。

大佛に見つかる

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そしてシンが二人を運んでいた途中大佛らと合流してしまったようでした。

キャロライナ・リーパーは大佛にミキサーにかけられ死亡したため、大佛の方は周と神々廻と熊埜御が生き残っている状態で、ペアの神々廻がぶっ倒れているのを見て大佛は「マジで誰がやったんや」と犯人を見つけ次第殺そうとしていました。

個人的には熊埜御に矛先が向いて、大佛VS熊埜御の美人女性対決になるのかと思っていましたが結局大佛はずっと周のことを疑っていました。

勢羽が助ける

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そんな感じでシンは真冬がボコされたときみたいにピンチになるのではないかと思っていたところ、これまた真冬をブラコン夏生が助けに来てくれた時と同様、勢羽夏生が透明スーツで助けに来てくれてお化けが苦手な大佛はまたも透明スーツをお化けだと勘違いしへっぴり腰になってしまいました。

勢羽は出入り口をあけてみんなを逃がす役割を担っていましたがたぶん様子を見に戻ってきてくれたのでしょう。

正直勢羽の作った高密度液体窒素爆弾や透明スーツなどの武器で助けられる部分が多いのでマジで世紀の殺し屋展編での勢羽の活躍は素晴らしいもので、MVPと言っても過言ではないと思います。

ちなみに虎丸の体内にもまだ爆弾が仕掛けられていると思いますが、たぶん勢羽が真冬の爆弾を取り除いたようにまた手術してくれると思うため、勢羽夏生様様です。

スラー一派はどうなった?

そしてやはり皆さんも気になっているであろうことはスラー一派がどうなったのかということです。

楽やハルマの生死や熊埜御がヒステリックを起こしていないかなど気になると思います。

坂本が南雲を運んでいた時、シンは鹿島と一緒にいましたが、シンは一人で南雲と坂本を運んでいたため鹿島がスラー一派のメンバーの治療にあたっているのではないかと予想します。

閉館後の動き

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

というわけで戦闘の流れはこんな感じとなっていましたがここからは殺連側にどういう動きがあったのか説明します。

まず原作第163話の緊急サツ連放送でもあったように、麻樹によって坂本南雲有月の3人は特A級抹殺対象に認定されたことで現在も捜索が行われている状況となっている、ということが鼻くそほじりスタイルのアナウンサーによって伝えられています。

仕事中に鼻くそほじるのはさすがに草ですね。

そのため坂本商店が殺連員が捜索に来ていたため坂本らは宮バァの整体院にいたようです。

坂本商店の方では肝が据わりすぎている嫁さんの葵と、マスコットキャラのシュガーちゃんが大好きな花ちゃんがごまかしてくれている、といった状況になっているようです。

そしてこのタイミングで南雲も無事だったことが明かされ、傷だらけではありますが結構ピンピンしています。

南雲は初登場時のようなおちゃらけた笑顔を見せており、これまでは心の奥底では何を考えているのか
篁さんの次ぐらいにわからないキャラでしたが、世紀の殺し屋展でのリオンへの心配っぷりを見て南雲は結構人間臭いイケメンなのではと認識しております。

というわけで世紀の殺し屋展の後の展開をまとめると

坂本と南雲は無事だったけどまだ油断できない

です。

篁さんをころしたのは?

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして今度は世紀の殺し屋展で何が起こったのか坂本の説明タイムに入り有月が篁さんを取り込んだ可能性があると伝えました。

その話を聞いた宮バァは

「私が若いころから噂では聞いてたよ」
「しかしやつを殺せる人間がいるとは驚きだね」

と語っており宮バァは98歳とかなりお年を召していますが宮バァが若い頃から篁さんの噂が広まっていたようなので、篁はかなり長い間活躍していることがわかります。

そして有月が篁さんを殺したのかどうか問題ですが、結論としては「有月が篁さんを殺した」のではなく

有月の中の篁人格が篁を殺した

という感じのようです。

ハルマや楽がボコされていったことや篁さんが強すぎたことによるストレスによって、有月の中に新たに篁さんの人格が形成されその篁人格が篁さんを殺してしまったようです。

赤尾リオンの人格が「私は有月の記憶が作り出した赤尾だ」と言っていたように、”篁さんの精神が有月の器に乗り込んだ”という感じではなく”篁さんのコピーが有月の中に作られた”ということなのでしょう。

まあ何はともあれ個人的な感想としては「篁さんの格が下がらなくてよかった」です。

元伝説の男の坂本太郎やORDERでも屈指の実力を誇る南雲与一などを手玉に取っていた最強のジジイ篁さんが、ストレスマックス状態の有月に倒されたのであれば正直納得いかない部分が出てくると思いますが、あくまで有月の中の篁コピーに倒されただけなので南雲も言っているように「篁さんを殺せるのは篁さんだけ」ということで篁さんの最強っぷりは変わらない感じがしています。

ちなみに前回の篁さんがぶった切られた直後の舌打ちですが、恐らく篁さんがあろうことか自分自身を切ってしまったために出てきた舌打ちだったということなのではないでしょうか。

というわけで初期からの敵であるスラーが考えうる限り最強になってしまったというかなり面白い展開になっています。

どんどんと新たな敵が出てくるパターンもいいとは思いますが、最初から登場している敵と長く戦っていくのもいいですね。

残る一人のORDER「沖」

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そしてここからは皆さんお待ちかねの新キャラ登場です。

登場したのは残されたORDERの一人、という人物でした。

まずORDERについて簡単に振り返りながら説明しますが、ORDERは殺連直属の特務部隊で殺し屋界の最高戦力であり、原作第96話では定員は10名までと説明されていますが原作第14話の時点で現在は8名であると明かされています。

そしてその8名とは、
南雲、神々廻、大佛、豹、篁さん、京、上終のことを指しており、残る一人はこれまで明かされていませんでしたがその残る一人のORDERが今回168話にしてようやく登場し、「沖」という名前のねちっこそうな性格のおじさんであることが判明しました。

沖は時計をちらちら見ながら、遅刻してきた神々廻と大佛を秒単位で時間を報告したり、神々廻に対し分殺できると宣言したり、やってみろよと言われれば「私にタダで働けというのか?」と人をイラつかせる素質ありまくり神経質かつめんどくさい上司のようです。

沖、嫌われすぎてて草

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

まずこれまで沖が登場しなかった理由は、海外出張に行っていたからでした。

そして神々廻と話している感じをみるに沖は上司のようなので、ORDERの中でも古参だと予想できるため
原作第111話の過去編でキンダカが言っていた

今日本にいるORDERは4人

の中に入っているのではないでしょうか。

つまり沖はキンダカ四ツ村世代からのORDERなのではないかと思っています。

そして沖が発言している

ORDER2名死亡」は努力の男豹と篁さんのことを指しており、

ORDER2名除隊」は映画監督京と南雲与一のことを指していると思われ、

殺し屋業界の警察的存在であるはずの殺連がフルボッコにされている状況をみて

「本当にお前たちには失望した」
「だが部下の失態は上司の責任だ」
「私はこの任務を最後に責任を取って死ぬ」

という発言をしており沖の責任感のある様子がうかがえますが、それを聞いた神々廻らは全員心の中ではめちゃくちゃ喜んでおり、沖はマジでかわいそうなほど嫌われていました。

個人的にこのシーンは腹を抱えるくらい笑ってしまいましたが、沖がこれからどう行動していくのか、そして神々廻らの上司ということで殺し屋としての実力がどのくらいあるのか、かなり気になるところではあります。

ついに世紀の殺し屋展編、終幕

というわけで168話のサブタイトル「閉館」にもあるように、141話から開幕した「世紀の殺し屋展編」もついに終了を迎え虎丸や真冬、加耳、勢羽などのJCC組の活躍に始まり、虎丸の推しへの愛や勢羽兄弟の愛、熊埜御や大佛の仲間への愛を知ることができ、赤尾リオンの謎も解明されたり、南雲VS楽や坂本スリムVS篁などのド迫力バトルなども見れたりと本当に見応えのある展開が続いていました。

篁さんやキャロライナ・リーパー、武藤エリオなどの犠牲者も出てしまいましたが、幸いにも坂本やシン、南雲、神々廻なども帰ってくることができ何とか無事世紀の殺し屋展編が幕を閉じたということなので、今夜は焼肉にでもしましょうか。

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たなかっぱ

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