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130話「復讐は想起のあとで」が更新されたため振り返っていきます。
本記事は「戦隊大失格」の130話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)
また、4月7日から放送されるアニメについてもPVが新たに公開されたため、ぜひご覧ください。
目次
前回までの話
怪人だけの世界を作ろうとする怪人保護協会&幹部と、その悪事を見過ごさない大戦隊との戦い「戦保怪戦」は常に終戦し、大戦隊が勝利し幕を閉じました。
ただ、大戦隊の勝利ですべてが解決し、丸く収まったわけではなく、大戦隊側の被害が大きく改革が必要であったり、戦保怪戦後未だに行方がつかめていない人間が多数いるといった、様々な問題が残っています。
具体的に見つかっていない人物は、
・獅音海
・紅薊(レッド部隊正二位)
・錫切夢子
・浦部英玄
・戦闘員エクスズ
・左山十字
・桜間日々輝
・戦闘員D(デスメシアとともに地下に幽閉)
などです。
さらにクローンと入れ変えるため殺されたと思われた赤刎創星が、記憶を失った状態で緑川家に匿われていました。
恐らく元グリーンキーパーの妻子である緑川早苗と椛にお世話になっている赤刎は、以前とは比べ物にならないほど誠実に働いていました。
そして赤刎は、自分のことを知っていそうな二人組を見かけ追いかけると、その二人は大戦隊のブルー部隊の浦部英玄と怪人保護協会の左山十字でした。
浦部と左山に連れてこられた赤刎の前に現れたのは、新戦隊という名前で新たに活動を始めていた組織で、行方不明だった紅薊や合体幹部の正体である騎偉寿と瑠憂那、日々輝や七宝君が所属していました。
新戦隊のメンバーとともに怪人の情報があった場所へと向かうと、ピンク部隊のスパイ的な組織「黒子」が潜んでおり、貴重な情報源を奪い去ろうとしていました。
記憶を一部取り戻した赤刎創星
赤刎創星は原作第125話でピンク部隊の黒子にぼこされてから、記憶を失っていましたが、前回で一部記憶を取り戻すことができました。
ただ取り戻した記憶は、自分がレッドキーパーとして活躍しながら裏ではパワハラをかましていた創星の記憶ではなく、特撮版のレッドキーパーを目指していた赤刎創士の方の記憶でした。
ちなみに、赤刎創士とは20年前にテレビ放送されておりドラゴンキーパーの基盤ともなった、特撮版「竜神戦隊ドラゴンキーパー」のレッドキーパーを務めていた人物のことです。
顔などはいまだ不明ですが、赤刎創士の不祥事により特撮版の方は打ち切りになってしまったというエピソードがあります。
というわけでいまだに自分が悪人だったことに気づいていない赤刎創星は、保食神の神具レプリカVer2.0をもった左山十字との協力で、黒子を追い詰めます。
しかし黒子はスラム王LGが所持していた「アレ」を売買した顧客リストを持って逃亡してしまいまいした。
早苗さんを心配する赤刎創星
前回のラストでも映っていましたが、黒子は若い頃の早苗さんの写真を所持しており、それをみた創星は疑問に思います。
そして前回黒子が「ターゲットは別にいる」という発言や、早苗が128話で語っていたことなどを思い出し、早苗が黒子たちに狙われていると感づきました。
赤刎はダッシュで家に戻り、早苗に黒頭巾の女が来ていることを知らせると、早苗は護身用の包丁を持って逃亡を決意します。
このことから、やはり早苗はどういうわけか黒子含めた大戦隊に狙われているのだとわかりますね。
椛ちゃんはぐっすり寝ていたので、そっと起こさないように連れ出します。
協力者は千歳!?
早苗と椛と創星は、あらかじめ用意していた脱出経路で逃亡を図ります。
向かう場所は、大戦隊の本陣の市街地でした。
敵の本陣ですが、どうやら緑川親子をかくまってくれる人がいるようです。
この匿ってくれる人物こそ、グリーンキーパーの千歳だと考えられます。
「大戦隊の人間だが、身の安全は確保できる」と絶大な信頼を置いていることから、やはり千歳だと思われますね。
原作第75話「ストーキングデート」で、千歳が緑川親子とおうちで仲良くしているシーンがありました。
このシーンを見ると、緑川親子と千歳は家族のように見えていましたが、どうやら千歳が緑川親子をかくまっていたのだということが判明しました。
原作第117話より、緑川親子と千歳の関係を踏まえると、早苗の旦那さんは前グリーンキーパーで、千歳はバンド時代に早苗にお世話になったため早苗に協力していたということになるのだと考察します。
早苗は特撮版「竜神戦隊ドラゴンキーパー」の脚本家だった
そして早苗は千歳に、自分が特撮版の脚本家であったことを打ち明けました。
黒子が持っていた写真に写っていたのも、早苗が脚本家だったころのものでした。
早苗はとてもやる気がある人物だったようで、まだ仕事につく前からプロットを練っていたほどでした。
そして赤刎も創士の記憶ですが、当時みんなで協力して作品を作り上げていたことを思い出します。
ちなみにこの思い出しているコマに、イエローキーパーの黄理谷真夜や、恐らくですが全ピンクキーパーの桃江才加が映っています。
赤刎と言い争いしているのは、元ブルーキーパーの青島理久人か早苗の旦那のグリーンキーパーなのかもしれませんね。
ぐさりと一発
早苗は赤刎がかつて協力していた仲間だということを思い出してくれたため、うれしくなってハグします。
と思ったら護身用のナイフで赤刎をぐさりと一発いきました。
さすがの衝撃展開ですね。
早苗は、目の前にいる赤刎創星のことを赤刎創士だと思い込んでいるようで、その創士に復讐をする機会をずっとうかがっていたようでした。
さすがに記憶を失っている人物を手にかけるのは気が引けていたため、ずっと我慢していたのだとわかります。
考察、整理
早苗について
まず早苗が創士にブチギレている理由は、創士が起こした不祥事に関係があると思われます。
早苗も行っていた特撮版の「竜神戦隊ドラゴンキーパー」という作品は、赤刎創士の不祥事によって打ち切りになったと原作第100話で明かされています。
どういった不祥事をしたのかは不明ですが、創士のせいで大切な作品が打ち切られたことにガチギレしたのでしょう。
キレる気持ちもわかりますが、殺してしまうほどなのかとは思ってしまいます。
どうも早苗さんは、薄久保薬師さんのような厄介系オタクの匂いがしてしまいます。
創士と創星の関係
赤刎創星と赤刎創士の関係についてですが、私は親子だと思っていました。
理由は、原作第124話にて、創星が「聞いているか、赤刎創士」と発言していたり、ファンの口から「親子2代でファンです」と発せられたりしていたからです。
ただ今回は、なぜか創星に創士の記憶が呼び起こされています。
黒子の発言等から私は今登場しているのは創星だと思っていますが、正直、この人物が創星なのか創士なのかもわからなくなってきました。
もしかすると、創星も創士も全部クローンだけど、名前を別にしたという線もあるかもしれません。
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