週刊少年マガジンで連載中の「戦隊大失格」。
この記事ではイエロー部隊従一位、錫切夢子について解説していきます。
本記事は「戦隊大失格」のネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)
基本情報
錫切は研究開発専門イエロー部隊の従一位の位階持ち(ランカー)として活動しています。
原作第1話から登場しており、ハイライトの入っていない瞳が特徴的で、どこか不穏なオーラを感じさせるミステリアスな女性です。
使用する神具
各部隊のランカーはドラゴンキーパーが使用する神具の一部を使用することができます。
錫切は黄色のカートリッジの中で「月読命」を使用することができます。
月読命は、敵の動きや攻撃を一時停止したり、早送りや巻き戻しをしたりできるという技です。
月読命を使用するための神具レプリカはリモコンで、ボタンを押すことで敵の動きを操作できます。
戦闘員Dに協力
錫切は作中序盤から戦闘員Dに協力する姿勢を見せています。
大戦隊の一員でありながら、単身乗り込んできた敵の戦闘員に協力していますが、その理由は「どうしてもメインキャラを応援する気になれないから」と述べています。
曖昧な理由を述べていますが、この言葉を本心で言っているようには見えないため、別の理由があると考えられます。
具体的に「神具を狙うべき」と戦闘員Dに助言をしています。
大戦隊の強さの真髄ともいえる武器を奪うことで、弱体化できると話していますが、実際は錫切自身に神具を集めるたい理由があるのだと考えられます。
性格
錫切は謎めいた性格です。
敵でありながら怪人に協力していますし、その理由もうやむやにするため何を考えているのか想像できません。戦闘員Dだけでなく、パイロンの試験で襲撃してきた怪人幹部ペルトロラの逃亡にも協力しようとしていました。
散々殺そうとしていたグリーンキーパーと翌日には意気投合していたり、尾行するときにデートを楽しんでいたりとその気まぐれな性格に戦闘員Dも困惑しています。
また、敵を作りやすい性格でもあります。
隊員に対し、挑発するような言動をたびたび見せています。
具体的には原作第6話での大直来で錫切は遅刻し、ブルーキーパーに説教されたときに反発したり、原作第74話でレッドキーパーの発言に対し「ウケる」と発言し煽ったり、ブルーキーパーが死亡し傷心中の藍染小町に対し、「ブルー死んだんだった」と少し笑みを浮かべながら発言するなど、至る所で挑発するシーンが見受けられます。
嗜好
錫切はドラマ好きだと述べられています。
原作第3話で甘酸っぱい青春ドラマが好きだと発言しており、原作第7話では二次会の誘いを「録りためていたドラマを見るから」という理由で断っています。
また、ロイヤルハニーパンケーキやかわいらしいスムージーを注文するなど、普通の女性らしい行動を見せるシーンもあります。
鈴桐家の生き残り
原作第106話で、錫切夢子は鈴桐家の生き残りで、本名が鈴桐六子(すずきりむこ)だと判明します。
鈴桐家とは、古来より竜神に仕えた巫女の一族のことです。
元々神具は竜神の力をもとに動いていますが、この竜神の力を使うことができたのは鈴桐家の人間だけでした。
ただその力を大戦隊が奪い、鈴桐家の人間の血と骨を材料にして神具は作られました。
パイロンの試験でブルーキーパーの青嶋庄吾とDが戦った際に、神具カートリッジのバリア機能を使用した際に青島が「これはこの女の力だ」と語っていたのは、錫切のクローンを材料にしたという意味だと考えられます。
クローン
原作第96話では怪人保護協会の本部に、錫切のクローンが大量に作られていることが判明します。
このクローンは大戦隊に眠るクローニング装置を使用して作られたものです。
神具レプリカVer2.0の材料として元イエロー部隊正二位で怪人保護協会の橙代大介が使おうとして大量生成されました。
大戦隊をつぶそうとしていた理由
錫切は大戦隊の一員でありながら、ずっとDと協力し大戦隊をつぶそうとしていましたが、その理由については「面白そうだから」とぼかしていました。
ただ実際、その理由は鈴桐家の家族のためでした。
鈴桐家の家族は無理やり大戦隊に神具の材料にされてしまい、その恨みと復讐のために行動していたと考えられます。
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