【サカモトデイズ】152話のネタバレ感想解説、おつかれそしてありがとう南雲

SAKAMOTO DAYS

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今回は1月29日に発売された週刊少年ジャンプ9号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の152話「RTA」について振り返っていきます。

重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。

本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新152話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)

前回までの話

9月18日から3日間開催される実在する名だたる殺し屋たちの全貌をまとめた大型企画展、「世紀の殺し屋展

その展覧会には現殺連会長で有月憬の兄である麻樹栖が訪れようとしています。

・麻樹の暗殺を企てるスラー一派
・スラー一派を止めようとする坂本商店
・スラー一派を殺そうとするORDER

それぞれの思惑が入り乱れる世紀の殺し屋展がついに開幕しました。

これまでの流れを簡単に整理すると

①JCC編入試験後に鹿島虎丸真冬の体内に死んだときに起爆する爆弾を仕掛ける
②武藤エリオ、スラー一派のスパイになる
加耳丈一郎が合流し、坂本シンの4人で世紀の殺し屋展へ向かう
④ウータンから赤尾リオンについての電話がかかり、坂本は別行動
⑤虎丸と真冬の発見
⑥真冬のORDERに入りたい思いをスラーに利用され、シンVS真冬
⑦麻樹到着
⑧超迷子のお知らせという館内放送により、真冬VS大佛
⑨殺されそうだった真冬を兄の夏生が助け真冬の体内の爆弾を取り除くことに成功する
⑩真冬から取り出した爆弾がスラーの手ほどきにより制止せず、シンが何とか外に放り出すが爆発により館内はパニックになる
⑪鮫島登場&シン、夏生、真冬、加耳の捕縛
⑫指名手配された虎丸を坂本が助ける
⑬パパさんムーブ全開の坂本の活躍により虎丸出戻り
⑭ついにスラー一派ご来館
南雲VS
神々廻VSハルマ熊埜御キャロライナ・リーパー

といったようになっています。

そして絶賛バトル中の南雲はブラフをかけ、楽に透明な刃を突き刺し、南雲優勢で前回は終了となりました。

>>>151話のネタバレ解説

南雲の武器「セラミックブレイド」

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

南雲が楽に突き刺した「透明な刃」ですが、どうやらセラミックを材料に作られた刃のようです。

セラミックはセラミックスとも呼ばれることのある材料で、硬くてもろいといった機械的性質や、電気を通さない絶縁体でもあるといった特徴があるみたいです。

それらに加えてセラミックには、光の伝達の距離が長いという特性があることから、光を透過することができ透明に見えるといったようになっているようです。

南雲が使用する巨大なアーミーナイフは、ガードができるデフォルトモードに加え、全部で6種類の機能があるといわれており、これまでで登場した機能は

宴会用の缶切り
双剣
大鎌

の4種類が登場していました。

そして今回登場したこのセラミックブレイドが、南雲の武器の5種類目の機能ということになりそうです。

南雲はミニマリストとの戦いで、サイコロを口の中に移動させる手品を見せていたので、透明の刃もなんかのマジックかと思われましたが、普通に便利な武器の力でした。

ただこのセラミックブレイドは、あくまで透明に近いというだけなので、血がつくと透明の意味はなくなってしまいます。

南雲はこの一発にかけた

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

南雲と楽のこれまでの戦闘で、楽は南雲に対しパワーは自分に分があると感じており、それは南雲も自覚していました。

だからこそ南雲は殴り合いでは勝ち目がないとして、武器を双剣、大鎌、斧などダイナミックに変形させ透明の武器に意識を向けさせないようにして、1回きりしか透明の意味をなさないセラミックブレイドを温存し、その1発をぶち当ててきました。

楽は大ダメージ

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

南雲に一突きされてしまった楽は、刺傷部がドクンドクンしちゃってます。

楽は作中最強爺さん篁さんとの戦いで右腕を切断されても「いらね」と言ってシュートを打ったり、
耳や指を切られても痛がっていませんでした。

ただ今回はうずくまって痛そうにしているので結構ダメージを食らっていそうです。

しかしバトルジャンキー楽はやっぱりバトルジャンキーで、刀のジジイこと篁に続いて、南雲という自分を楽しませてくれる奴が現れたことが嬉しく、ボロボロになりながらも再び立ち上がるといったド級のリトライ精神をみせます。

南雲討伐RTA

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして楽は

制限時間あった方が燃えんだろ。こっからはぶっ殺しRTAだ。

と物騒な発言をします。

制限時間があると言っちゃっていることから楽自身もう後がないと認めていることになるので、やはり楽のダメージはだいぶ大きいようです。

また楽はスラー一派のアジトで普段から、ピコピコするほどゲームが大好きなゲーマーで殺しもゲームみたいな感覚で楽しんでいます。

そういうわけもあり、南雲との楽しい殺しもゲーム感覚で行い、これからは南雲討伐ランタイムアタックという名目で戦闘を開始します。

そしてパワーに分がある楽のパンチで、南雲は車の中で吹っ飛ばされなんかイカす感じで咳き込んでいます。

とそこへ続けざまにゲーマー楽が車の中に突入してきますが、ヘッドリストの隙間から鋭い目つきでにらみつけたのち南雲は双剣かセラミックブレイドかでみだれづきをかまします。

今度は楽が武器のミートハンマーから、ミサイルを車のトランク方向に発射させその爆風の勢いで車を発進させます。

そんなこんなで空中に出た二人でしたが楽が南雲の上を取って、至近距離ミサイル攻撃をぶっぱなします。

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

南雲は何とか回避し毎度のごとく素晴らしい見開きで激しいバトルが描かれます。

楽はおなかが痛いにも関わらず、アドレナリンが出ているからかもしれませんがまったく引けを取らない戦闘を見せていたため感動いたしました。

虎丸、気まずい

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして場面はまるで親子の坂本と虎丸へと移ります。

虎丸は先ほどの爆発でスラーたちが突入してきたのだと悟り、気まずそうにしています。

虎丸と真冬の体内には、死んだら起爆するタイプの爆弾が仕掛けられており虎丸と真冬にはORDERをやっつける指令が下されていました。

ただ虎丸は一人でめそめそと泣いており、スラー一派にとってためになるような活躍をしておらず、さらにスラー様のうちわやキーホルダーを作るほどスラー様のことを推していたのにもかかわらず、あっさりと坂本に出戻りしたことなどの理由から気まずいんだと思われます。

シンたちと合流

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

とそこへシン、勢羽、真冬、加耳と合流を果たします。

この4人は鮫島の部隊に捕まっていましたが、鮫島が楽に首ちょんぱされたこともあり脱出に成功したようです。

ちなみに坂本が「周はどうした?」と聞いていますが、周は神々廻の姿をみて神々廻についていったっきり見つかっていません。

周は父親である四ツ村暁が、母親である慈乃を殺した理由を聞きたいと思っており、四ツ村の同僚だった神々廻をみて事情を聴こうとしているのでしょう。

状況整理タイム

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そしてここから状況整理タイムに入ります。要約すると

①勢羽夏生が出入り口を開けてみんな逃がす
②坂本&シンがみんな逃げられるように、スラー一派や虎丸と真冬を狙う殺連員たちを食い止める
③後輩感マシマシの真冬がなんかかわいい

といった感じです。

そして別行動をとり始めた坂本たちですが、真冬の情報によると、スラー一派の幹部はスラーを入れて5人だといわれています。

なので有月、楽、キャロライナ・リーパー、ハルマ、熊埜御ということになり、映画監督の京は入っていません。

京は目的はただ一つ「殺連とスラーの対立映画を撮ること」であるため、厳密にはスラー一派であるとは言い難いですが、原作第140話ではさもスラー一派の一員ですよ感を出していたので幹部認定されていたかと思いましたが違いました。

南雲敗北

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして坂本はORDERの強さを認める発言をして、ORDERがやられるフラグを立てます。

確かに坂本は「ORDER一人に対しシンが10人で向かっても6秒で全滅させられる」と言っていたほどORDERの実力は買っていましたが、そこにあったのは南雲の死体でした。

南雲の武器がいろいろ刺さっており、覇気のない顔が描かれたこのシーンはかなり衝撃的でした。

ついに激しい熱戦が繰り広げられていた楽VS南雲のバトルは、生粋の煽リストことサウスクラウドの敗北となってしまいました。

変装の可能性

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

ただまだ確定で南雲がやられたわけではなく、変装して南雲と楽が入れ替わっているという可能性も残っています。

南雲は変装が得意で太っている坂本そっくりに変装したり、ミニマリストとの戦闘ではまるで鏡のごとくそっくりに変装していました。

また南雲は他者に変装させることも得意です。

24時間という制限はありますが、身長188センチ、体重140キロもある巨体の坂本を奥さんの葵さんそっくりに仕立て上げていました。

南雲が楽に変装してスラー一派の懐に潜り込むことで、情報を盗んだり隙あらば首取ったりしようとしているのかもしれません。

そして楽も南雲に変装させることで、南雲が二人にならないよう徹底しているとも考えられます。

変装の可能性の理由一つ目

まだ南雲が変装しているとは決まっていませんが、個人的には南雲が変装していると思う理由が二つあります。

一つ目は南雲がスパイ出身だからです。

南雲の家系はスパイ一家で、JCC時代はもともと坂本や赤尾リオンとは違う諜報活動科に属していました。

そして変装というスパイっぽい特技を持っているのも、スパイ活動の一環として身に付いたものだと考えられます。

今回のように死をカモフラージュして敵陣に乗りこむといった考えが浮かぶのも、なんら不思議ではないと思ったからです。

変装の可能性の理由二つ目

二つ目の理由は楽の性格です。

楽はこれまで殺連関東支部で大量殺人をし、今回の世紀の殺し屋展でも殺連員を体ちょんぱしたり首ちょんぱしたりしており、バトルジャンキーな一面を踏まえても適当にぶっころしている感じがあります。

ただ今回のご遺体を見てみると、なんか結構丁寧にころされています。

しかも南雲が使用していた武器が黒ひげ危機一髪みたいにご丁寧に刺されており、正直楽がこんなことをするとは思えません。

しかも武器をたくさん突き刺すことでいかにも南雲が死んでますよ感を出しているところが、南雲は死んだということをアピールしたい意図のようにも見えてしまいます。

正直私自身、南雲がここで死ぬわけないというバイアスがかかってしまっていますが以上の二つの理由から南雲が変装していると思っています。

人気キャラの死亡

そして変装があったにせよなかったにせよ、作中でも人気を誇るキャラのどちらかが死んでしまいました。

第1回キャラクター人気投票では、楽は9位、南雲は2位とかなりの人気を誇る人たちです。

仮に変装がなかった場合、あんだけバッチバチにやりあったあとで楽が「お前は生かしておいてやるよ」的なことはしそうにないので南雲は亡くなっていそうです。

逆に変装があった場合、南雲はこれまで自分は甘いマスクをしているくせに、坂本には「甘い」的な発言をしていたり、原作第101話で四ツ村さんに対し「死体は何も喋らない」と周君を人質に取りながら怖い感じで言っていたことからも判断して、楽をここで殺さないような甘さは見せないと思われます。

もし楽が死んでいたとするならば、仲間想いで楽の前でいつもお姉さんムーブをかます熊埜御お姉さんがヒステリックを起こさないか心配です。

というわけでどちらかは殺されてしまったと思うので、ご冥福をお祈りします。

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たなかっぱ

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