【サカモトデイズ】164話のネタバレ感想解説、篁VS坂本スリム

SAKAMOTO DAYS

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今回は4月29日に発売された週刊少年ジャンプ22、23合併号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の164話「篁」について振り返っていきます。

重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。

本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新164話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)

前回までの話

9月18日から3日間開催される実在する名だたる殺し屋たちの全貌をまとめた大型企画展、「世紀の殺し屋展

その展覧会には現殺連会長で有月憬の兄である麻樹栖が訪れようとしています。

・麻樹の暗殺を企てるスラー一派
・スラー一派を止めようとする坂本商店
・スラー一派を殺そうとするORDER

それぞれの思惑が入り乱れる世紀の殺し屋展がついに開幕しました。

これまでの流れを簡単に整理すると

①JCC編入試験後に鹿島虎丸真冬の体内に爆弾を仕掛ける
加耳坂本シンの4人で世紀の殺し屋展へ向かう
③ウータンからの電話で坂本は別行動
④虎丸と真冬の発見
⑤シンVS真冬
⑥麻樹到着
⑦真冬VS大佛
⑧殺されそうだった真冬をブラコン夏生が助けて真冬の爆弾解除
⑨真冬から取り出した爆弾がスラーの手ほどきにより制止せず
シンが何とか外に放り出すが爆発により館内はパニックになる
⑩鮫島登場&シン、夏生、真冬、加耳の捕縛
⑪指名手配された虎丸を坂本がパパ活して助ける
⑫スラー一派ご来館
南雲VS
有月VS南雲
⑮シンVSハルマ
神々廻&周VS熊埜御&キャロライナ・リーパー
⑰大佛光臨
⑱坂本、南雲、有月(リオン)合流
といったようになっています。

そしてJCC同期3人組が感動の再会を果たし、有月を殺すか問題でちょっともめた後、粘着質な麻樹の腹いせで3人が抹殺対象になったところ篁様にご登場していただいたところで前回は終了となりました。

>>>163話のネタバレ解説

異次元の篁

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

篁さんが登場するやいなや、坂本南雲有月は3人がかりで速攻でボコしにかかります。

誰をどういう目的で殺しに来たのかを言ってくれてもいいとは思いますが、篁さんはそんな説明責任は果たしてくれずすぐさま日本刀を抜こうとしたため、油断すると秒で真っ二つにされてしまうため素早い反応で3人は攻撃を仕掛けたようでした。

坂本は近くに武器がなかったようなのでグーパンで、有月は刃圏が12メートル以上もある鋼鉄の鞭で、南雲はたぶん武器のアーミーナイフの6つの機能のうちの一つ、双剣の片方で襲い掛かりますが、篁さんは日本刀の先っちょでグーパンを封じ、鞘で二人の攻撃を受け止めるという職人のような動きで封じ込んだ後、鞘からものっそいスピードでぶち抜き、風ごと斬ります。

有月は心臓が右側にあるとはいえ、南雲に刺された傷が痛むのか攻撃をよけるときにズッコケてしまい、ここで篁さんが口を開きますがやっぱりリスニングできません。

あまりの異次元っぷりに、坂本は何か怒らせるようなことをしたのではないかと不安になっていますが麻樹によって3人が特A級抹殺対象に指定されたため、篁さんは元同僚だろうと関係なくただ任務をこなす殺し屋の鏡だとわかります。

ちなみに実力者の南雲も坂本も、篁さんとの一戦には緊張感が走るのか冷や汗がドバドバ出ております。

南雲のジレンマ

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして南雲は

「どんな手段を使ってもスラーは殺す」

と意気込んでいましたがリオン人格が入った有月を思わず助けてしまい、リオンに会いたい気持ちと有月を殺さなければならないという気持ちのジレンマに苛まれます。

南雲が回想の中で、有月に殺された仲間のことを思い浮かべており、昏睡状態のキンダカやORDERだった豹、恩師の佐藤田悦子先生が映っていますが、実は坂本も原作第153話で同じような感じで豹、シルエットキンダカ、佐藤田悦子先生が映っていることから、二人とも仲間思いであるところに感慨深いです。

南雲はいろいろと悩んでいますが、リオンが亡くなってしまったことはも変えられないため、正直正しい決断は有月を殺すことだと南雲自身もわかっているとは思いますが、結構南雲は冷酷なように見えて人間味があるイケメンなので、有月に対し「もう一度赤尾と(会わせてくれん?)」と言いかけるほどリオンとやっぱり会いたいようです。

南雲の油断

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

油断している隙に篁さんに斬られてしまいました。

無粋かもしれませんが、南雲がここまでリオンに執着しているところを見るとリオンに対して恋心を持っていたとも考えられます。

坂本も仲間思いでリオンのことを大切に想ってはいますが、最初にリオン人格と対面した時昌はとんでもなく喜んでいましたが、坂本は「死んだ者は生き返らない」と頑なに目の前の出来事を否定し続けていました。

一方南雲は周君を人質に取りながら四ツ村さんをパシってリオンについて調べさせたり、リオンが生きてるかもしれないと知った途端疑うこともなくまんざらでもない表情を浮かべていたり、篁さんに斬られた後も「赤尾が見たら笑うだろうなー」といったようにリオンのことばっかり考えているからです。

篁VS坂本

スリム坂本はさすが

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして南雲のカバーに入った坂本が、ずん飯尾もにっこりの忍法メガネ残しを披露しました。

ちなみにこの坂本のメガネですが、原作第7話で防弾メガネであるとのことなのでそう簡単には壊れません。

そうしてメガネを残した坂本は、痩せ本にフォルムチェンジしまったく老人を労わらない強烈なキックをかましました。

作中でも最強オーラが出まくっている篁は楽との戦いでもそうですが、これまで攻撃はほとんど刀で受けていましたが蹴りをぶち当てて篁さんを吹っ飛ばしたところを見ると、やっぱり坂本はただものではないといえます。

さすがです。

スマートな篁

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

しかし篁さんには効果は今ひとつのようでした。

そして篁さんは吹っ飛ばされた穴に向かって、とんでもない脚力で瞬間移動し坂本に背後に回りますが、このコマの構図がものっそいかっちょいいです。

強い爺さんが刀を抜こうと構えるところは、日本っぽくてかっこいいうえにスライディングなどの滑る動きはより一層カッコよく見えます。

そしてこの足元から映すアオリの構図が、抜群にかっこよく見え見開きではないコマの中では上位に来るほどカッコイイと思います。

進化を辞めない篁

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして篁さんはでかい柱をぶった斬りますが、ゾーンに入った坂本は見事に回避しました。

ちなみに篁さんが楽の腕を切断した時、断面がものすごくきれいだったと鹿島が言っていましたが今回も柱の断面を見ると、ものすごくきれいであるとわかるためこのジジイの切断技術は一級品だとわかります。

そして坂本もなんやかんや善戦しますが、やはり篁さんにはなかなか思うように攻撃を当てられずどうやら坂本がORDERにいた頃より強いようなので、何歳なのかはわかりませんがいくつになっても進化を辞めないその姿勢に、感服いたしました。

篁陰キャ説

少し考察をします。

冗談交じりに「篁陰キャ説」を唱えたいと思います。

根拠は3つあります。

根拠1

一つ目は殺連の言いなりだからです。

今回を見てもわかるように篁さんは上からの指示があると、たとえ元同僚であろうと殺しにかかります。

このことからも篁さんは、言いたいことがあってもなかなか反抗できない性格である可能性がうかがえます。

根拠2

二つ目はブツブツしゃべっていることです。

いつも小さい声でブツブツ喋っていますが引っ込み思案であんまりハキハキ喋れないだけかもしれません。

根拠3

三つめはトイレです。

前回篁さんがトイレで無双する様子が描かれましたが、それ以外の様子は全く描かれていませんでした。

客がわちゃわちゃしているところが苦手で、トイレに引きこもっていたのかもしれません。

他にも原作第14話でORDERの集会がありましたが、篁さんは来ていませんでした。

普段は来ていたようですが、そういう集まりに嫌気がさしたのかもしれません。

うずく楽

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そんな篁さんですが一戦交えたことのある楽が、バトルジャンキーの血が騒いだのか再び参戦しようとしています。

ただ正直ここで楽が篁さんに挑んでも厳しいと思われます。

熊埜御をもうこれ以上泣かすわけにはいかないので、あんまり無理しないでください。

そして次号予告文にもあるように、世紀の殺し屋展も最終局面のようなので無双中の篁とブチギレ中の大佛の方にも注目です。

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この記事を書いた人
たなかっぱ

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