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今回は12月4日に発売された週刊少年ジャンプ新年1号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の146話「おばけ」について振り返っていきます。
重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。
本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新146話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)
前回までの話
9月18日から3日間開催される実在する名だたる殺し屋たちの全貌をまとめた大型企画展、「世紀の殺し屋展」
その展覧会には現殺連会長で有月憬の兄である麻樹栖が訪れようとしています。
・麻樹の暗殺を企てるスラー一派
・スラー一派を止めようとする坂本商店
・スラー一派を殺そうとするORDER
それぞれの思惑が入り乱れる世紀の殺し屋展がついに開幕しました。
スラー一派は、JCC編入試験でスカウトしてきた勢羽真冬と虎丸尚の体内に死んだときに起爆する爆弾を仕掛け、二人を麻樹の近くにいるORDERにころさせることで麻樹とORDERにダメージを与えようとしています。
シンはスラーの狙いを真冬に伝えますが、真冬は何としてでもORDERを一人倒して、ORDERになろうとしており、シンのいうことには耳を傾けません。
シンと真冬は激しい追いかけっこを始めますが、エレベーターに入った際、大佛に見つかってしまい、激しいバトルが始まります。
シンが吹っ飛ばされている間に、真冬は大佛とジオラマコーナーで激しい戦闘を繰り広げます。
かなり対策をしていた真冬でしたが、さすがはORDERというべきか、大佛にコテンパンにやられてしまい、絶体絶命の状況のところ真冬の兄貴の勢羽夏生が助けに来てくれました。
勢羽夏生VS大佛
ブラコン夏生が使用した「高密度液体窒素爆弾」は、恐らく小さいころに真冬に見せびらかしていた「冷え冷えボム」を発展したものだと考えられ、補充するのに二日かかりますが、マイナス250度で速攻で獣とかを凍らせることができます。
高密度液体窒素爆弾をくらった大佛は氷の女王的な感じで美しくカチンコチンになりましたが、一瞬で自力で解凍しました。
おばけを怖がる大佛
しかしその後すぐ夏生は透明スーツを部分的に解除し、大佛の前に立ちはだかってシンと真冬をガードします。
すると何もなかったところから急に人間が出てきたことに、大佛はとてもびっくりし「お、おばけ」と言いながら手を組みます。
大佛はゲン担ぎとして戦闘前にキットカットを食べたり、神々廻ととんかつ食べに行ったり、死刑囚を殺したいという願いを叶えるために神社にお参りに行ったりするなど、非科学的な現象を信じるような
性格なため、武器製造科研究室1年で成績優秀な夏生が作った透明スーツを全く理解できず、ガタガタと震えていました。
そこでチャンスだと思った夏生は、透明スーツを使ってシンと真冬を透明にさせ、その場から立ち去ることに成功します。
夏生がこの会場に来れた理由
真冬が目を覚ますと、そこにはシンと夏生に加え、真冬に喉元を一突きされて激おこな加耳丈一郎がいました。
真冬はなぜここに兄貴がいるのかを聞くと
「こいつらだけじゃ爆弾発見しても解除しようがないだろ。鹿島さんは面が割れてて来れねーし。だから俺に連絡が来たってわけ。」
と鹿島から直接連絡があったという旨を伝えます。
夏生は元々、政府非公認の科学研究施設、通称LABOでバイトをしていました。
そのLABOにスラー一派が占拠しにきたことがきっかけで、鹿島と夏生は出会い、鹿島はシンのエスパー能力を使ってスラーの心を読みたかったため、LABOの夏生と田中にシンをさらって来いと命令をするなどしていました。
こういった経緯もあり、鹿島は夏生の連絡先を知っており、夏生の技術力を見込んで依頼したのだと考えられます。
手術開始
夏生は鹿島から教えてもらった爆弾の解除方法で、真冬の体内の爆弾を取り除こうとします。
館内放送の危険分子の合図の「超迷子のお知らせ」にもあったように、真冬は現在追いかけられている立場なのでこの倉庫で爆弾を除去することになりました。
夏生は
「ちょっといてーけど我慢できんな?」
と患者をビビらせるようなことを言った後ドクター夏生のオペが開始されました。
「カチャ、チャキ」とメスを入れる音がしたのち、麻酔はなかったのか真冬はめちゃくちゃ痛そうな顔をします。
ちなみに手術箇所は原作第82話で真冬の足に包帯が巻かれていたため、足だと思われます。
このとき鹿島は真冬と虎丸の体内に治療をしたときに米粒ほどの爆弾を仕掛けたと言っていたため、すぐに取り出せるものなのかなと思っていましたが、なんか結構ガチな手術で思いのほかセンシティブなものでした。
夏生の魂胆
手術中に真冬は
「わりー兄貴、ORDER倒せなかったわ」
と謝ります。
真冬はORDERを一人倒せればORDERになれると有月に言われており、自分がORDERになれば兄貴が「武器職人になる」という夢を追いかけられると思っていました。
ただ夏生は
「なんでお前がORDERになる必要があんだよ。俺が終了したら迎えに行くつもりだったのに。」
と真冬に語ります。
夏生は父親と「JCCを卒業したらORDER養成施設に入る」という約束をしていました。
ただ夏生は最初っからJCCを修了したら迎えに行くつもりだったようです。
子供のままだと殺し屋の父親には勝てないと踏んだのか、JCCを卒業して大きくなってから逃亡しようという魂胆でした。
そして夏生は
「あの家から逃げんぞ。クレープ屋でもやろうぜ。」
と誘います。
ちなみに4巻おまけ漫画にて夏生はLABOの先輩の田中さんとクレープの移動販売を行っていたため、クレープ屋を挙げたのだと思われます。
ORDERを目指す理由も、戦う理由もなくなり真冬は安堵とうれしさの表情を見せ手術も無事成功します。
有月の本当の狙い
そして場面はスラー一派に移ります。
有月とキャロライナ・リーパーは既に尾久旅新国立美術館に到着しており、外でだべっていました。
キャロライナ・リーパーが本当に爆弾がうまくいくのか有月に聞くと、有月は
「構わないよ。美術館で爆発が起こることが重要なんだ」
と語っており、別に麻樹やORDERにダメージを負わせられなくてもよく、とにかく美術館で爆発させることが狙いのようです。
観客のパニックを狙っているのか、それとも何かの合図として爆弾を使用するのでしょうか。
さらに有月は「必ず役目を果たすよう改良済みさ。」と爆弾に仕掛けを施していたと語っており、場面がシンたちに切り替わると除去した爆弾がまだ動いていることが判明します。
鹿島が爆弾を仕掛けたのはJCC編入試験の後でしたが、このときから有月は鹿島が裏切るという予測をしていたのだとわかります。
シンの身を挺した爆発回避
真冬は動けないため、シンは夏生の高密度液体窒素爆弾を借り、爆弾を布で包んで凍らせ、今度は夏生に作ってもらったグローブで外につながる壁を破壊し、身を挺して爆弾を外に放り出しました。
外で大爆発が起こり普段はのんきな一般人もかなり驚いていました。
あんな爆弾が体内に仕掛けられているのは流石に怖いです。
いまだ体内に爆弾を仕掛けられている虎丸や空中で負傷しているシンもかなり心配なところです。
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