【サカモトデイズ】169話のネタバレ感想解説、追加ORDER

SAKAMOTO DAYS

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今回は6月10日に発売された週刊少年ジャンプ28号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の169話「新たなミッション」について振り返っていきます。

重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。

本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新169話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)

前回までの話

スラー一派、ORDER、坂本商店、JCC組などによる激しいバトルが散々繰り広げられ、長く続いていた世紀の殺し屋展編がついに幕を閉じました。

結果としては、まだ生きているのか死んでいるのかわかりませんがスラー一派の楽やハルマなどが篁さんに掃除されましたが、一方のORDER側も有月が篁さんの人格をインストールしたため、篁さんを失ってしまうという痛手を食らっていました。

またさらに、坂本の重量級跳び膝蹴りを食らい堪忍袋の緒が切れた現殺連会長の麻樹が、有月だけでなく南雲と坂本までも抹殺対象に加えてしまい、南雲と坂本は殺連側に追われるというヤバい展開となってしまっています。

そして前回はこれまで未登場だった最後のORDER、沖が登場し、神々廻らに説教垂れたところで前回は終了となりました。

神々廻のどこか寂しげな表情

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

「アホ」

そんな神々廻の哀愁漂う一言から169話はスタートです。

神々廻は「殺連の番犬」の異名を持つORDERに所属しているため、もちろん抹殺対象の南雲と坂本と出会ったならば嫌でも戦わなければなりません。

神々廻は南雲とはたまに小競り合いがありましたが、それでもなんやかんやともに仕事してきた大切な仲間だと思っているでしょうし、そして特に坂本に対しては坂本は南雲と同い年かつ同期であるにもかかわらず

坂さん

とさん付けで呼んでいることから、坂さんのことをまじリスペクトしており敵対したくない気持ちがあるため、どこか悲しくさみしげな表情をしているのでしょう。

ちなみに神々廻は大佛とペアを組む前は、四ツ村さんとペアを組んでおりいろいろと面倒を見てもらっていました。

四ツ村さんも当時の殺連反体制派の多分首謀者の麻樹によりORDERから追放され、結局のところ神々廻はお世話になった上司と戦わなければならない状況となってしまっていました。

もしこれからの展開で、万が一神々廻が南雲や坂さんと敵対してしまったときまたも神々廻は

「殺しの理由を考えるのは殺してからや」

と自分の感情を抑え込んで戦うのでしょうか。

原作第133話で

「自分らがようさん殺しといて、身内の死にだけ敏感ちゅーのは虫が良すぎるやろ」

と言っていたことから自分の感情を抑え込んで戦うのでしょうか。

というわけで、殺し屋という職業が生半可な人間にはできないということを思い知らされます。

ORDER、2名追加

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

話を戻しまして、どういう行動をこれからとっていくのか上終が聞いたところ沖はまたも

「お前たちには失望した。あまり期待していない」

とフキハラをかましたのち、なんとORDERを新たに2名スカウトしたという衝撃の情報が明かされます。

沖でラストオーダーだと思っていましたが、まさかの2名追加が入りました。

ちなみにORDERの定員は10名まででボコされたりクビにされたりといろいろあり、現在はこの4人だけとなっていますが2名追加してもまだ6人なので席は空いています。

ただこれまで一度もORDERは定員に達したことはないといわれているため、ORDERになれるのは限られた人物だけとなっています。

1人目:トーレス

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

まず1人目はギャンブル依存症のおっちゃん、トーレスという人物でした。

なんというかもう活力がありません。

さらに殺連に対し602億もの借金をしており、お金もありません。

スロットだけでなく競艇にも賭けていたようでなんと1か月で4億もの借金をするほど頭のネジもありません。

ちなみに上終が

「借金に借金を重ねる奴ってクズだよな。まず働いて完済しろよって思う俺は」

とめずらしくまともなことを言っており、原作第134話では自分のギネス記録の不正がバレないようにするため約5億もの大金で世紀の殺し屋展のチケットを購入していたことからも、結構上終は堅実で貯金するタイプなのかもしれません。

そしてトーレスが懲りずに神々廻に金をせびったところ神々廻が武器のトンカチでぶん殴りますが、トーレスの能力で神々廻のトンカチが削れており全く攻撃は意味をなしておらずトーレスは実力者であると判明しました。

これだけではどういった能力なのかはわかりませんが、武器の先が削れていたことや、トーレスが見向きもしていなかったことからバリア系の能力をもっていると勝手に予想しておきます。

最後にトーレスが金が必要だのあーだのこーだの言っており、勢羽も

「老後までに2千万貯めときたい」

と老後2千万円問題を気にする発言をしていた通りお金が必要なのは間違いありませんが、かといってギャンブルで返そうとするのはちょっと理解しがたいです。

余談:お金事情

少し話はそれますが、ORDERのお金事情について考察します。

上終が5億ぐらいの貯金があったことや、豹が病院でMRIをぶっ壊してしまい弁償したとき12億もかかるMRI装置をいとも簡単にポチっていました。

そして元ORDERの坂本も坂本商店を立ち上げており、もしかしたら融資か投資を受けた可能性もなくはないですが元伝説の殺し屋にお金を貸すやつがいそうにないと思うため、自費で立ち上げたと予想します。

さらに殺し屋組織「どんでん会」や、死刑囚編に登場した4人の死刑囚についての情報を得るためにレンタルビデオ屋で75万程する超高額のビデオをカード一括払いしていました。

坂本が言うには「独身時代の貯金がある」とのことなので、ORDER時代にがっぽがっぽだったと予想します。

やっぱり殺連の最高戦力ということもありORDERの給料は相当なものだと予想できます。

でもさすがに602億の借金を返すのはきついのではないでしょうか。

2人目:七夕

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そしてもう一人はミュージシャンのようでした。

大佛がずっと聞きほれてしまうぐらいこいつの音楽にはなんか光るものがあるようです。

と思ったら急にでかい音を出して大佛の鼓膜を破ろうとするこれまたやべーやつでした。

こいつの名前は「七夕」で一応プロのミュージシャンで、殺しからインスピレーションを受けて作曲するというやっぱりやべーやつでした。

帽子に「七」がいっぱい書いてあったのは「七夕」という名前だからのようでした。

みんなのかわいい大佛をビビらせた七夕の罪は重いですが、大佛の先輩マウントをみれたので良しとしてトーレスと七夕の新たなORDERの追加となりました。

サカモトデイズにおいてやっぱりORDERは相当な人気を誇っているのは間違いないと思います。

ここにきてこれまで培ってきたORDERの人気を引き継げるのか、そして実力は十分あるとは思いますが具体的に誰レベルぐらいに強いのか、これからの展開に期待です。

今日花の誕生日

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そして場面は坂本らの方へと移りめずらしくまだ太っていなかった坂本はカップラーメンを食べながら今日が愛娘花ちゃんの誕生日の9月26日であることを思い出します。

世紀の殺し屋展が開幕したのが9月18日で坂本は1週間寝ていたため、この日は9月26日となっています。

世紀の殺し屋展の日付が変更された理由

この展開で私は気づいたことがあります。

それは世紀の殺し屋展の日付が変更された理由です。

まず皆さんは世紀の殺し屋展の日付が変更されたことをご存知でしょうか。

もともと世紀の殺し屋展は10月28日から10月31日の4日間開催される予定でしたが、本誌の巻末コメントにて作者の鈴木先生から訂正が入り、132話の単行本修正も入っていました。

ただ正直私は「わざわざ変更する必要ある?」と疑問に思っていましたが、今回の話の展開を見てわざわざ10月末から9月18日に日付を変更した理由が2つあるのではないかと考えました。

1

1つ目は「花ちゃんの誕生日よりも前にしたかったから」です。

花ちゃんの誕生日はこれまだ明かされていませんでしたが、既に先生の中では9月26日だと確定しており今回169話のようなストーリーがすでに頭の中にあったため、変更したのではないのかと思いました。

2

2つ目は「さんの誕生日と命日を同じにするため」です。

みんな大好き篁さんは謎ばかりですが身長体重誕生日はすでに公表されており、誕生日は9月18日となっています。

そして世紀の殺し屋展初日の9月18日に篁さんはぶった切られ亡くなってしまいました。

つまり篁さんの誕生日と命日を同じにするというエモい演出にするために、わざわざ日付を変更したのではないかと思いました。

変装

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

とまあそんなことより今は花ちゃんの方が大事です。

花にありがとうと言われるために抹殺対象でありながらも、誕生日プレゼントを意地でも買いに行こうとする、坂本のスーパーダディっぷりを感じられます。

そしてスーパーダディ坂本とオニイチャンのシンと無職ニート南雲の3人は、南雲の変装技術で変装して買い物に行くことにしました。

坂本は奥さんの葵さんの格好となっており、正直奥さん以外にした方が怪しまれないような気はしますがJCCに潜り込んだ時に一度葵さんの格好になっていたため南雲のノリで葵さんになったのでしょう。

そして南雲は手抜き変装でした。

南雲のこの馴染んでいる感じやニートであることを踏まえると、坂本商店に加わりレジで働く姿が見られる日はそう遠くないのかもしれません。

しかし先ほどの述べたように、ORDERが結構儲かるのだとすれば別に働く必要はないかもしれません。

新生ORDERとの邂逅

©鈴木裕斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」

そんなこんなで花の大好きなマスコットキャラのシュガーちゃんケーキを買い、ゲーセンの前でうだうだしていると新ORDER6人とすれ違うという、ハラハラ展開になってしまいますが坂本たちは挙動を悟られないよう大人しくします。

商店街を普通に歩いているところを見るとやっぱりORDERはオーラが違いますね。

南雲の変装技術は相当なものであるためバレないとは思いますが、トーレスが何かを感じ取っています。

何とか戦闘を回避して花ちゃんの誕生日を祝ってほしいです。

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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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