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今回は11月20日に発売された週刊少年ジャンプ2023年51号に掲載された「SAKAMOTO DAYS」の144話「かいじゅう」について振り返っていきます。
重要なポイントに絞って解説したり感想を述べたりしていきます。
本記事は「SAKAMOTO DAYS」の最新144話までのネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「SAKAMOTO DAYS」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©鈴木祐斗・集英社/「SAKAMOTO DAYS」)
前回までの話
9月18日から3日間開催される実在する名だたる殺し屋たちの全貌をまとめた大型企画展、「世紀の殺し屋展」
その展覧会には現殺連会長で有月憬の兄である麻樹栖が訪れようとしています。
・麻樹の暗殺を企てるスラー一派
・スラー一派を止めようとする坂本商店
・スラー一派を殺そうとするORDER
それぞれの思惑が入り乱れる世紀の殺し屋展がついに開幕しました。
スラー一派は、JCC編入試験でスカウトしてきた勢羽真冬と虎丸尚の体内に死んだときに起爆する爆弾を仕掛け、二人を麻樹の近くにいるORDERにころさせることで麻樹とORDERにダメージを与えようとしています。
シンはスラーの狙いを真冬に伝えますが、真冬は何としてでもORDERを一人倒して、ORDERになろうとしており、シンのいうことには耳を傾けません。
シンと真冬は激しい追いかけっこを始めますが、エレベーターに入った際、大佛に見つかってしまい、激しいバトルが始まります。
真冬VS大佛
真冬はかかとに刃がついた仕込み武器で大佛に襲い掛かります。
女性相手なら力なら自分のほうが有利ということで、力に任せた蹴りをお見舞いさせてやろうとしますが大佛はいとも簡単に真冬の攻撃を片手で受け止めます。
身長175センチで体重55キロの華奢な体からは想像もできない大佛の力の強さに真冬は仰天します。
そして「これ、嫌」と言いながら、高速右手チョップで真冬の左足の靴を脱がせます。
シンはエスパーで大佛の心を読み、真冬を間一髪で助けますが、大佛は真冬の足ごとちょん切ろうとしていたようです。
思考もバケモノな大佛
シンがこれまで出会ってきたORDERは南雲、豹、京、上終の4人で、シンは大佛とは初対面ですが大佛には敵意が全くなく
「目の前の人間は殺す対象かそれ以外か」
というこれまでのORDERとは違う純粋で底の見えない悪のような人物だと感じています。
そんなおっかない大佛にシンはいちかばちか説得を試みます。
シンがスラーの狙いが真冬に仕掛けられた爆弾を爆発させることであると伝えると、大佛はシンの言葉を信じ
「なら中の爆弾ごとバラバラに細かくしないといけないんだ。大変」
と常人には思いつかない発想に行きつきます。
エレベーターでの戦い
そうして大佛は武器の大型電ノコを取り出し真冬を切りかかります。
その際エレベーターのワイヤーごとぶちぎってしまい、3人を含んだエレベーターは自由落下をはじめ、3人は一時的に重力を受けなくなりふわっと浮きます。
大佛は今度は壁に足をつけて踏ん張り、2階についた瞬間、壁を突き破ってシンと真冬を吹っ飛ばします。
ちょうどその階では、40年代のアメリカの殺し屋街が再現されたジオラマコーナーで真冬と大佛はジオラマコーナーの中に入ります。
真冬のガスマスク
ここで真冬のガスマスクについての説明が回想で行われます。
真冬は潔癖症ということで、普段は不織布のマスクをつけていましたが、世紀の殺し屋展からつけているガスマスクは有月が渡したものでした。
「このマスクは心肺機能を限界まで引き上げパフォーマンスを飛躍的に向上させることができる。」
と有月は述べておりどうやらこのガスマスクは心肺機能の向上を促してくれるもののようです。
原作第72話でJCC編入試験が終わったすぐあと真冬は足を引きずり尋常じゃないほどの汗をかき顔色をも悪くなるなど、かなりの体調不良になっていました。
恐らく真冬は元々心肺機能が弱いためそれをカバーするためにガスマスクをつけたのだと考えられます。
有月は続けて
「起動している間ORDERとも互角に渡り合えるだろう。だが使いどころは慎重に選ぶんだ。これは寿命の前借りだと思ってくれ」
と述べておりこのガスマスクにはそれ相応のリスクもあるようです。
ジオラマコーナーでの戦い
そうして大佛と真冬はジオラマコーナーでの戦闘を開始します。
今回の144話のサブタイトルが「かいじゅう」になっているのは、まるで二人が巨大化した怪獣のように見えるからでした。
真冬はガスマスクのスイッチを入れ、まだ武器が残っているほうの右足で蹴るモーションに入り大佛が電ノコを取り出したところ、錆発生材を吹きかけます。
真冬はきちんと大佛の対策をしてきていたようで錆発生材を懐に忍ばせていました。
大佛は素手で戦うしかなくなり楽とのトレーニングで強くなった真冬は大佛の蹴りにも何とか耐えます。
そして真冬は宙返りをしながらかかとの仕込み武器を、大佛の右手に突きさしそのまま左足で大佛を建物にぶつける蹴りを食らわせます。
「いける!」と真冬が思った矢先、大佛は建物に押さえつけられた左手を建物の中を通して真冬に攻撃するパンチをお見舞いします。
この圧巻の構図は鳥肌ものです。
強烈なパンチを食らった真冬に対し大佛は連続して真冬を蹴り飛ばし真冬にとどめを刺します。
大佛の手首に真冬の刃が突き刺さっていましたが、原作第43話でのダンプ戦でも大佛の手にダンプの突起物が突き刺さっています。
まるで痛覚を感じない大佛が圧倒的な実力の差を見せつける結果となりました。
絶体絶命の真冬
真冬の目は徐々にうつろいで生き
「わりー、兄貴」
と勢羽夏生のことを思いうかべるという不穏な空気になってしまっています。
まだ体内に仕掛けられている爆弾が起動していないため死んではいませんがとてもやばい状況となっています。
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