週刊少年マガジンで連載中の「戦隊大失格」。
その中でも戦隊大失格の顔ともいえる「竜神戦隊ドラゴンキーパー」について解説していきます。
本記事は戦隊大失格のネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)
目次
竜神戦隊ドラゴンキーパーとは
まず、竜神戦隊ドラゴンキーパーについて説明します。
戦隊大失格には正義の味方とされる「大戦隊」という大きな組織が存在します。
大戦隊には
・怪人討伐専門のレッド部隊
・管理育成専門のブルー部隊
・裏怪人討伐専門のグリーン部隊
・研究開発専門のイエロー部隊
・ケア専門のピンク部隊
の計5色の部隊が存在します。
その各部隊の正一位という役職、つまり一番手の人物を総称してドラゴンキーパーと呼んでいます。
適応手術
ドラゴンキーパーは神具のすべての力を使用することができます。裏を返せば、神具の力を使いこなせるほどの能力がないと、ドラゴンキーパーになることができません。
神具は「竜神の力」をもとに動かすことができますが、その竜神の力に耐えうる適応手術というものを受けなければならなりません。
その適応手術の成功率は50%で、失敗すれば死んでしまいます。つまり、ドラゴンキーパーとはまさに選ばれし存在なのです。
レッドキーパー
まずレッド部隊の正一位、レッドキーパーについて解説していきます。
正体
レッドキーパーの正体は、「赤刎創星」という男です。
戦隊シリーズにおける”レッド”はとても重要な人物であり、本作品においても大戦隊の顔として皆に注目される人物となっています。
「理想の上司ランキング」10年連続一位に選ばれるほど国民からは親しまれたいますが、裏では生意気だったり、思うように動いてくれない部下を平気で殺す異常者です。
戦闘力
敵である怪人や、大戦隊の仲間からも強さだけは認められているほどの圧倒的な実力者です。
本物のレッドさんならあの程度の不意打ちよけられるに決まってんだろ!
ムカつく野郎だが実力は認めざるを得ない
具体的には超巨大な球体を吹っ飛ばしたり、素手で部下を瞬殺できるほどの力を持っています。
ブルーキーパー
ブルーキーパーは作中で殺されてしまったため、前ブルーキーパーと現ブルーキーパーの2名を紹介します。
前ブルーキーパー:「青嶋庄吾」
作中で最初に登場してきたブルーキーパーは青嶋庄吾という男でした。
性格は、口が悪く、皆におそれられるような態度をしていますが、実は心優しい一面を持っています。
青嶋は元々、仲間たちとともに現金輸送車を襲撃するなどの悪事を働いていました。しかし悪事を働く背景には、かつて自分がお世話になった孤児院にお金を寄付するためだという理由がありました。
ともに行動していた「神谷」という人間がいましたが、その人物の正体は幹部のアンデレガで
ある日アンデレガに嵌められ、仲間とともに警察に捕まりそうだったところをレッドキーパーである赤刎に拾われ、ブルーキーパーに成り上りました。
そして幹部アンデレガを討伐するという功績を残すも、パイロンの試験編にて戦闘員Dと幹部ペルトロラの手に落ちてしまいました。
現ブルーキーパー:「蒼馬圭介」
青嶋が亡くなった後、次のブルーキーパーに抜擢されたのは「蒼馬圭介」という男でした。
蒼馬はブルー部隊の従一位(2番手)でしたが、離職していました。
赤刎が青嶋を連れてくる前は蒼馬がブルーキーパーになる予定でしたが、ぽっと出の青嶋にポジションを奪われ、その上青嶋のサポートにしか回ることができないという自分の才能のなさを感じ、大戦隊を一度後にすることにしました。
しかし青嶋が亡くなったと聞き、自分のもとに声がかかり、乗り気ではありませんでしたが亡きブルーキーパーの跡を継ぎ戦うことを決意しました。
グリーンキーパー
正体
グリーンキーパーの正体は原作第68話で情報屋の「千歳(ちどり)」という男であると明かされました。
千歳自体は、原作第52話ですでに登場していました。普段は誰にも正体を明かさず、情報屋として幹部の情報を日々探っているようです。
同じ部隊だからって誰それと信用できるほどできた人間じゃないのさ
と述べている通り、非常に疑い深い性格をしているとわかります。
戦闘力
変身しスーツを身につけると千歳は性格が豹変し、バトルモードになります。
ハンマーのような神具を扱い、あらゆるカートリッジを使いこなし、幹部マガティアを倒すほどの実力を持っています。
また後日、イエロー部隊の従一位である錫切との戦闘が描かれましたが、神具を圧倒的に使いこなし、従一位と正一位の格の違いを見せつけました。
ドラゴンキーパーなだけあってさすがの実力といえます。
イエローキーパー
正体
イエローキーパーの正体は原作第88話で顔が明かされ、名前が明らかになったには91話でした。
名前は「黄理谷真夜」でほかの隊員たちと同様黄色に関する文字が含まれています。
原作第84話では怪獣はイエロー部隊が作り出したというような発言があり、第96話では「怪人は僕が作った」など、今が明確ではありませんが、怪人のルーツに大きくかかわっている人物だといえそうです。
神具は人間を元に作った?
黄理谷は神具を作り出した人物であるとも考えらえます。
原作第96話で、神具は「選ばれた人達」をもとに作られたと黄理谷の口から明かされます。
「選ばれた人達」とは神具の力の元になっている”竜神の力”を使用で来た人たちのことで、方法はわかりませんが、その人たちを利用することで神具を生み出したと考えられます。
非人道的な実験が行われた可能性が十分あるため、黄理谷は相当やばいやつだと思われます。
ピンクキーパー
正体
ピンクキーパーの正体は「桜間世々良」という女性です。
作中序盤から登場している「桜間日々輝」の姉です。
桜間家は、両親が怪人の命を尊重するべきだという思想理念の「怪人教」の信者で、世々良や日々輝にもその思想を押し付けていました。
13年前のある時、桜間家を含む怪人教の信者たちが教会に集められ、幹部ペルトロラが「苦しんでいる君たちを救ってあげる」という理由で、その境界に集まっていた人たちを皆殺しにしようとしました。
世々良と日々輝はかろうじて生き延びますが、世々良が日々輝をかばったときに、世々良は足を怪我してしまい、現在も車椅子生活を余儀なくされました。
ドラゴンキーパー唯一の女性で、その圧倒的美貌からインスタフォロワー1000万人もいるそうです。
戦闘スタイル
世々良は普段は車椅子で行動していますが、大戦隊のスーツは特殊な力を持っているため、変身すると普通に立って動くことができます。
元々、陸上をやっていたため、その時の名残で戦闘時もクラウチングスタートの構えを行うなど、陸上のスタイルで戦っているとわかります。
ブラコン
世々良は重度のブラコンです。
日々輝が大戦隊に入隊することを、危険という理由で拒んでいました。それだけでなく、部屋には弟の抱き枕や写真などグッズを置くほどのブラコンぶりです。
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