【怪獣8号】エリンギ型怪獣、怪獣9号とは?概要や能力などについて解説

怪獣8号

ジャンプ+にて初回から圧倒的な人気で、現在も人気絶頂中の漫画「怪獣8号」。

2024年にはテレビアニメが放送されることも決定しています。

今回は怪獣8号に登場する大怪獣のうちの1体で、作中序盤から登場している、「怪獣9号」について解説していきます。

本記事は「怪獣8号」のネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
 また、記事に使用する画像は「怪獣8号」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©松本直也・集英社/「怪獣8号」)

基本情報

怪獣9号は原作第6話という序盤から登場している、コードネーム付きの大怪獣です。

©松本直也・集英社/「怪獣8号」

エリンギ型の頭部が特徴的で、まるで人間のようにきれいに立って二足歩行をする怪獣であることから、人型怪獣とも呼ばれています。

エリンギ型が読者の間には浸透していますが、実際はエリンギをモチーフにしたわけではなく、シルクハットをイメージしてキャラクターを作ったそうです。

初登場した原作第6話では、防衛隊入隊試験最終試験で姿を現し、まだ正隊員になっていない受験生を襲っていました。

そして原作第21話にて、「怪獣9号」としてコードネーム付き怪獣に認定されました。

能力

怪獣9号には戦闘に生かせたり、自身が特定されないようにしたりできる様々な能力を持っているため、紹介していきます。

人語を話す

怪獣9号は人間の言葉を話し、人間の言葉を理解することができます。

人間を取り込み擬態

9号は人間を取り込み、その取り込んだ人間に擬態することができます。

©松本直也・集英社/「怪獣8号」

最初に防衛隊試験に乱入した後、かつてカフカが所属していた怪獣清掃業者「モンスタースイーパー」の従業員の一人である穂高タカミチという男を取り込み、穂高の姿に擬態して紛れ込み、防衛隊側の様子を探っていました。

また相模原討伐作戦で怪獣8号との戦闘後、穂高に擬態していることがバレたため、今度は通りすがりの男、長嶺カンジという男に擬態していました。

そして原作第52話では、防衛隊長官で最強とも謳われた男、四ノ宮功ナンバーズ2ごと乗っ取りました。

また取り込んだ人間に擬態できるだけでなく、その人間の記憶にアクセスすることができるとも確認されています。

そのため功を取り込んだ後、娘が四ノ宮キコルであることを素早く認知し、キコルがダメージを負うようにあえて功の顔をキコルの前で露出させていました。

指から攻撃

©松本直也・集英社/「怪獣8号」

指から発砲するような形で攻撃することができます。

指を拳銃のような形にし、対象に向けることで拳銃のように攻撃を放つことができます。

攻撃を出す前には予備動作があり、攻撃を出す指が一度膨らみ、その反動で攻撃を繰り出します。

そのため素早い攻撃ですが、よく観察すればタイミングを読むことができ、回避することもできます。

実際、市川レノも原作第15話で9号と対峙した際、躱すことに成功しています。

結界

外からは感知することのできない空間を作り出すことができます。

その空間では通信をできなくし、外と連絡を取らせず閉じ込めることができます。

人間世界に潜むために知恵として使っていましたが、戦闘にも活用しています。

腕増える

原作第16話では腕を肩の部分から増殖させ、4本にしていました。

その4本の腕を通して、指から繰り出される攻撃は回避が困難です。

©松本直也・集英社/「怪獣8号」

また、原作第43話ではまるで千手観音のごとく、腕を複数本生やし、そこから膨らませてからの攻撃を繰り出しています。

自分の身体を自在に変形させることができる能力だとも言えます。

怪獣察知能力

他の大怪獣が来たら感知できるという、怪獣察知能力を持っています。

この能力は怪獣8号でもあるか負荷も持っています。

怪獣同士は惹かれあう的なスタンスです。

分裂

自身を分裂させ、分身体を作り出すことができます。

この分身体を使って、防衛隊の隊員を引き付け、その隙に防衛隊長官の四ノ宮功のもとに迫っていました。

分身体をα、β、γに分けて戦っており、一体が核を損傷した時にほかの分身体と融合してダメージを回復するといった使い道もあります。

学習能力

敵の攻撃を見て学び、その対策方法をすぐに行うといった学習能力を持っています。

そのため9号は「ウイルスのような怪獣」と謳われています。

新しい個体を作り出せる

分身体を出せるだけでなく、新たな個体(怪獣)を生み出すこともできます。

上空から翼竜系怪獣を引き連れてやってきた怪獣10号は、9号が作り出したとされています。

10号は試作品として生み出され、そのあとの本命として新たな怪獣を生み出そうとしていました。

動向

9号は最初に防衛隊試験に潜入したのち、相模原討伐作戦にも乱入し、隊員狩りを行っていました。

ここまでは敵の現状を探るという意味があったのだと考えられます。

そして怪獣10号を試作品として作り、人々を襲わせました。

そしてその後の品川区に怪獣を引き連れてやってきた際は

・8号を殺す
・2号スーツを手に入れる

といった明確な目標の元、襲撃してきました。

2号スーツを手に入れ、10号の試用も行った9号は最後、本格的に怪獣を乱生し、人間たちを襲っていました。

原作第38話での

人間の手に堕ちた怪獣の力を怪獣のもとに取り戻すとしよう

という発言から、怪獣主導の世界を目指しているのかと考察できます。

怪獣8号
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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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