週刊少年マガジンで連載中の「戦隊大失格」。
この記事ではグリーン部隊従一位、翡翠かのんについて解説していきます。
本記事は「戦隊大失格」のネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)
プロフィール
翡翠かのんは裏怪人討伐専門のグリーン部隊の隊員で、従一位(二番手)のランカー(位階持ち)です。
高校には通っていませんが、女子高生と同年代で大戦隊の一員として活動しています。
悪に見える大戦隊の中で、しっかりとヒーローのように活躍する数少ない隊員で、読者からの人気も高いヒロインだといえます。
戦闘能力、実績
戦闘能力において翡翠は類まれなる才能の持ち主だといえます。
女子高生の同年代で大戦隊のランカーとして活躍している時点で非常に能力が高いといえます。そのうえ、パイロンの最終試験をわずか10歳で合格し、最年少記録を更新したという実績もあります。
原作第87話の怪人保護協会の理事との戦闘でわかるように、怪人保護協会5人+合体幹部を相手にほぼ壊滅状態に持っていくほどの実力の持ち主です。
使用する武器
各部隊のランカーはドラゴンキーパーが使用する神具の一部を使用することができます。
翡翠は緑のカートリッジの中で、「保食神」を使用できます。
保食神は敵の攻撃や敵自信を噛み砕いて食べることができる、という能力です。
この保食神を使用するための神具レプリカは、鋭い歯がついたマスクのようなもので、
口に装着し、食べるようにして使用します。
特殊体質
翡翠は飲み込んだものを自由に取り出すことができるという特殊体質を持っています。
そのため普段携帯している神具レプリカに必要なカートリッジを自分の体内に保管し、
必要な時にはすぐに口から取り出せるようにしています。
性格
翡翠は腹を立てやすい性格をしています。
パイロンの試験では、消火栓の煙で目くらましをされたときに、味方である朱鷺田から攻撃されたと勘違いした翡翠は、朱鷺田をボコボコにします。その他、何かとキレているシーンが至る所で見受けられます。
しかし、仲間想いで優しい性格でもあります。
原作第53話のスカウト会議で、同じ部隊の仲間を死なせないという覚悟が見受けられることから、部下を大切にする気持ちと責任感が感じられます。
原作第57話での千歳の発言から、仲間からも翡翠のやさしさは伝わっているのだとわかります。
食いしん坊
翡翠はとても食いしん坊です。
夢の学園編でマガティアを討伐した後の焼肉では相当な食べっぷりを見せています。
また、怪人保護協会にとらわれた際も、1日5色を要求しているほどの食欲です。
翡翠の過去
翡翠は8歳の時に家に怪人が襲撃し、自分は当時から隊員候補生だった石川宗次郎に救助されましたが、両親を失ってしまいました。
その後、隣人の小室さやかちゃんの家が翡翠を引き取り、安心して生活させてもらっていましたが、怪人のことを思い出すと吐き気を催すなど、彼女の怪人に対するトラウマは決してぬぐえないものとなっていました。
そしてある日、怪人の保護を謳う人間に出会い、その人を見るも無残なほど凹簿に殴り倒しました。その様子を見たさやかちゃんは恐れおののいてしまい、その瞬間、翡翠はすでに自分は壊れているのだと自覚し、普通には戻れないと悟り、大戦隊への入隊を決意しました。
信念
怪人に日常を壊された経験から、翡翠は怪人に対する敵意は強固なものとなり、怪人を保護する一般人にまでも敵意を向けるようになっていました。
しかし、グリーン部隊元正二位の常盤奏から「敵を見誤ってはいけない」と教えられてからは、「あくまで敵は怪人」だということを胸に秘め活動しています。
そして、原作第61話の「お前らに奪われたものを取り返すまでこの戦いを降りる気はない」という発言から、敵である怪人を必ず倒すという、ぶれない信念をもって行動しているとわかります。
夢の学園編で一度、マガティアの洗脳に落ちてしまいます。これは翡翠にも普通の高校生として、普通に生活をしたかったという思いがあったため、洗脳にかかったということです。
それでも信念を曲げず、自分の力で洗脳を解き、再び怪人らと戦闘する姿には心を打たれるものがあります。
Dに対する思い
翡翠は桜間の正体が戦闘員Dであることに気づいています。
しかし、このことを口外していません。
共に活動してきた仲間を敵に回したくない、もし口にしてしまったらDを殺さなければならない、と自覚しているからこそ口外していないのだと考えられます。
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