週刊少年マガジンで連載中の「戦隊大失格」。
怪人保護協会代表理事、薄久保薬師(うすくぼやくし)について解説します。
本記事は「戦隊大失格」のネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。 また、記事に使用する画像は「戦隊大失格」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」)
基本情報
所属 | 怪人保護協会 |
役職 | 怪人保護協会代表理事 |
家柄 | 娘は薄久保天使 妻は怪人ユリメリダ |
備考 | ・特撮版竜神戦隊ドラゴンキーパーの大ファン ・怪人教の生き残り ・怪人ファ ・デスメシアの力を受け継ぐ |
薄久保薬師は、怪人保護協会のトップに立つ男で、ヒーロー側の大戦隊ではなく、敵側の怪人に肩入れする人物です。
原作第74話にて初登場しました。
ダークな髪に紫っぽい色のメッシュが入った髪型が特徴的なキャラクターです。
目的と行動
薬師の目的は「人と怪人が等しく暮らせる社会を作ること」です。
人と同等の生活が怪人もできている世界こそが薬師、それから薬師に従う怪人保護協会の思い描く世界となっています。
その目的を達成するために最も障壁となるのが大戦隊の存在です。
薬師は大戦隊こそが平和を脅かす存在だと思っており、大戦隊の国民からの信頼を失墜させるため、戦保談義と呼ばれる、大戦隊と怪人保護協会の話し合いの場で、短気なレッドを煽り、暴力をふるわせたところを日本中に拡散しました。
ただ薬師は大戦隊だけが敵だとは思っておらず、怪人保護協会以外の人間も敵だと思っています。
人と怪人が等しく暮らせる世界をつくるための必要な手段として、それらの人間も分け隔てなく怪獣の姿に変更させ淘汰しようとしました。
特撮版の大ファン
薬師は特撮版の竜神戦隊ドラゴンキーパーの大ファンです。
特撮版とは浮遊城が現れた13年前よりもさらに前の、20年前に放送されていた特撮版「竜神戦隊ドラゴンキーパー」のことです。
現代社会では怪人と大戦隊の戦闘が実際に繰り広げられていますが、これと同じ内容が特撮版のフィクションで放送されていました。
当時中学生だった薬師はこの特撮版に激ハマりし、繰り返し特撮版を視聴していました。
薬師は大戦隊側ではなく、怪人を応援しており、特撮版第35話「ドラゴンキーパー敗れる!残された最後の希望」が怪人側が最も大戦隊を追い詰めた回だったため、お気に入りの回のようです。
ただ、薬師は好きな作品を全肯定する性格ではなく、現在のドラゴンキーパーは原作の特撮版とかなりかけ離れたものだと感じているため嫌っています。
怪人化
薬師は人間を淘汰するために、怪人化剤を使って怪人の力を手に入れます。
怪人化剤とは、元イエロー部隊正二位の橙代大介が作成したもので、怪人幹部の力を手に入れることができる代物です。
薬師はその怪人化剤を打ち、大怪人デスメシアの力を受け継ぎました。
デスメシアとは一夜にして町を焼け野原にした特撮版に出てきた伝説の怪人のことで、薬師はデスメシアの能力を使えるようになりました。
能力
薬師は特撮版でデスメシアが使っていた能力を使えるようになりました。
また特撮版では明確に持っているかどうかはわからない能力も、「明かされていないだけで伏線だ」ということで、デスメシアの能力だと思ったものをすべて再現することに成功しました。
以下、デスメシアの能力を手にした薬師が使用できる能力を紹介します。
・心を読める
・分身を出せる
・白く輝く
・天候を操る
・腕を伸ばせる
・ゴルフが上手
・握力は5万キロ
・大地を割る能力
・100人乗ってもつぶれない
・真実を暴く
・大怪人デスメシア自体を顕現できる
家族
薬師は怪人ユリメリダと結婚しており、娘には薄久保天使がいます。
妻のユリメリダはすでに他界しています。
二人の娘である天使は、オッドアイでもあることからハーフであると考えられていました。
ただ実際はユリメリダの精神が天使の中に入りこんでいるだけで、天使はユリメリダとも薬師とも血はつながっていません。
天使を引き取った薬師は、天使を自身の「怪人が人と同等の権利を持てる社会を作る」という目的のために、怪人保護協会としての使命を果たすよう命令し続けていました。
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