【ダンダダン】アクロバティックさらさら、通称アクさらについて作中エピソードを踏まえて解説

ダンダダン

現在、少年ジャンプ+にて毎週火曜日に更新される「ダンダダン」。

作中に登場する妖怪、アクロバティックさらさらについて解説していきます。

本記事は「ダンダダン」のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「ダンダダン」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」)

基本情報

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」
分類近代妖怪
生息地高所
体長約2~3メートル
備考・ターボババアからは三下のルーキーと言われる
・語頭に「お」をつけてしゃべる
・能力はアイラに引き継がれた

アクロバティックさらさら、通称アクさらは原作第13話から登場した、作中における主要な妖怪の一人です。

赤いワンピースと皿のような帽子を身に着けており、アクロバティックな動きとサラサラヘアーが特徴的なため、アクロバティックさらさらという名前が付けられています。

アクさらは、子供の霊を探してさまよう母親の霊です。

また言葉の始めに「お」をつけて喋る口調が特徴的です。

能力

食べる

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

アクさらには人間を簡単に飲み込むことができます。

体長が約2~3メートルととても大きく、口もただでさえ大きいうえに、口が裂けているためいとも簡単に人間を飲み込むことができます。

食べた人間を体の中にストックすることもできるため、運ぶのにも便利だといえます。

髪の毛攻撃

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

アクさらのサラサラロングヘアーは、自由に伸縮可能です。

そんなサラサラヘアーを使って、敵の首を絞めたり、敵をブルンブルンと振り回したりできます。

髪の毛の束を割いて、複数の方向に伸ばせるため、腕が無限にあるようなものだといえます。

アクロバット

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

名前の通りアクロバティックな動きが得意です。

そのスタイルはまるでバレリーナで、軽やかな動きから繰り出されるキックは非常に強力です。

また伸縮する髪の毛とかけ合わせることで、障害物がたくさんある場所ではよりアクロバティックな動きが可能となります。

ただ髪の毛が巻き込まれてしまうというデメリットも存在し、オカルンとモモとの勝負では髪の毛が絡みまくっていました。

悲惨な過去

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

アクさらが人間だった時の過去は非常に凄惨で、涙なしでは語れないものです。

人間だった頃、アクさらには一人の娘がいました。

アクさらはその娘をとても愛しており、女手一つで大切に育てていました。

ただアクさらにはお金がなく、昼はコンビニや清掃業のバイトをこなし、夜は体を売る仕事もするほど生活はひっ迫していました。

それでも愛する我が娘のためならと、必死に働いており、家出の二人での時間はとても楽しいものでした。

しかしある日、悪い男どもに家に侵入され、金は巻き上げられ、娘も取り上げられてしまうという悲劇に遭い、アクさらは絶望してしまいます。

そして娘を奪われ、身も心も失意のどん底に陥ってしまったアクさらは、ビルから飛び降り自殺してしまう、といった過去がありました。

アイラを狙う理由

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

亡くなったしまったアクさらは、成仏する前に「何か大切なものを亡くした気がする」と立ち尽くしていました。

そんなアクさらのもとに、小さいころのアイラが「おかあさん」と語りかけました。

アイラは母親を亡くしており、お母さんが戻ってくることを切望していたため、幽霊となったアクさらが見えたのだと考えられます。

アイラに語り掛けられたアクさらは、涙ながらに自分が母親であったことを思い出し、自分の娘とアイラを重ね合わせ、アイラをお母さんとして守るため、アイラのことを追いかけまわすようになりました。

もちろんアイラはアクさらの娘ではないため、生者と死者として関わりを持つべきではありませんが、アクさらの無念を考えると同情してしまいます。

アイラを救い、救われる

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

アクさらはアイラのためを思って連れ去ろうとしますが、あまりにも行き過ぎた行動にモモとオカルンと敵対することになり、最終的には倒されてしまいます。

アイラはアクさらに飲みこまれた際に、霊力の差にダメージを受け亡くなってしまいます。

アクさらは自分の行き過ぎた行動を反省し、またアイラを失うことは不本意であるため、自身の炎(オーラ)をアイラにあげることで蘇生しようとします。

炎(オーラ)は、妖怪や妖怪の力を使えるものにとっての電池のようなものです。

そのオーラをアイラに渡すことでアイラは生き返りましたが、オーラを失ってしまったアクさらは成仏すらされず”無”となってしまいます。

人間だった時に悲惨な目に遭い、妖怪になってからもいいことはないアクさらでしたが、最後の最後にアクさらの気持ちを汲んだアイラの

「お母さん、愛してる」

という言葉に、アクさらは人間だった頃の記憶もすべて思い出し、優しい世界へと永眠しました。

アクさらにとっては最後の最後で救われた言葉となったでしょう。

能力の継承

©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」

アイラはアクさらの炎(オーラ)を受け取ったことで、アクさらの能力が使えるようになりました。

アクサラモードになると、見た目もアクさらの見た目のマスクを身に着けたようになり、髪もロングヘアーとなります。

口調も「お」をつけたものとなり、アイラは能力者の仲間入りとなりました。

「ピルエットおドリル」という技も使用することができます。

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この記事を書いた人
たなかっぱ

「途中離脱防止」をモットーに漫画の解説記事や一覧ページを作成していきます。できる限りわかりやすく解説したり、紹介したりしていきます。

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