現在、少年ジャンプ+にて毎週火曜日に更新される「ダンダダン」。
作中に登場する主要な妖怪の一人、ターボババアについて解説していきます。
本記事は「ダンダダン」のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
また、記事に使用する画像は「ダンダダン」の画像を引用しています。万が一問題がありましたら、お手数おかけしますが、お問い合わせフォームより権利者様からご連絡いただけると幸いです。
(©龍幸伸・集英社/「ダンダダン」)
基本情報
分類 | 妖怪 |
生息地 | トンネル等 |
体長、体重 | 120センチ~5メートル |
備考 | ・かけっこで負けたら呪われる ・昔は「100キロババア」と呼ばれた、全国各地で暴れまわった近代妖怪 |
ターボババアは作中に登場する主要な妖怪の一つです。
モモとオカルンがお互いに宇宙人の存在と幽霊の存在を証明するために勝負をし、オカルンが正能市トンネルに出向いた際に登場しました。
見た目は名前の通り老婆で、120センチほどの身長ですが、体の大きさを自由に変形させることができるため、巨大な顔だけの姿に変身したり、分身したりします。
姥捨(うばすて)伝説
ターボババアの発祥とされている説として、姥捨伝説というものがあります。
姥捨伝説とは、別名姥捨山伝説とも呼ばれ、長野県の更科にあったとされる姥捨山についての伝説です。
かつて食料が乏しかった時代に口減らしとして、老人は殿様に山奥に置き去りにされていたという風習がありました。
この姥捨伝説を土台として、入山した若者がその山で生き永らえた老人に追いかけられたという話が、作中におけるターボババアの発祥となっているそうです。
能力
ターボババアはとにかく圧倒的な足の速さを持っています。
常にどんな場所でも時速100キロで走ることができるため、かつては100キロババアと呼ばれ全国各地を暴れまわっていました。
また螺旋の動きを意識して、電線の中に入りこんだり、電波の流れに沿って移動できたりもします。
呪い方
ターボババアと遭遇した際、かけっこに負けてしまうと呪われてしまいます。
そしてターボババアはかけっこで勝った相手のイチモツを奪うことで、その人物に呪いをかけます。
呪いにかかった人間を媒介として動くことが可能になるため、オカルンがターボババアと遭遇しかけっこに負けたとき、オカルンはターボババアに体を乗っ取られていました。
ターボババアからイチモツを取り返さない限り呪いを解くことはできないようになっています。
ただモモの超能力を使えば、一時的に呪いを抑えることができます。
ターボババアの印象的なセリフ「おっぱいすわせてやるからイチモツしゃぶらせろ」もこの呪縛方法からきています。
性格
ターボババアはプライドが高い性格をしています。
特に足の速さについては誰にも負けないという自信を持っているため、足の速さに関する煽りには必ず乗ってきます。
作中でもモモの「足の速さで勝負しろよ」という誘いに乗り、わざわざ鬼ごっこで決着をつけることになっていました。
地縛霊と合体
ターボババアには他の幽霊と合体することもでき、地縛霊の蟹と合体してパワーアップしていました。
地縛霊とは、何か強い執着を持ってその場所に居続ける霊のことで、そのテリトリーの中では地縛霊は最強です。
ターボババアは、正能市をテリトリーとする地縛霊の蟹と合体し、スピードとパワーを兼ね備える強敵な妖怪となっていました。
ただ地縛霊はテリトリーの中でしか力を発揮できないため、正能市から出てしまうと一気に弱体化してしまいます。
目的
ターボババアはこれまで理不尽な死を遂げた少女の霊がいる場所に決まって現れていました。
その理由は恐らく、成仏できない少女のところへ向かい慰めていたからだと考えられています。
正能市のトンネルに現れた地縛霊の蟹は、連続少女殺人事件に亡くなった少女の霊たちの塊魂であったため、ターボババアは地縛霊蟹と手を組んでいたのだと考えられます。
このようにターボババアには心優しい一面がある妖怪おばばです。
招き猫の姿に
ターボババアはモモとオカルンによって、正能市から追い出され、星子の神越市にはった結界術によって成仏させられました。
しかしターボババアは成仏させられる直前に、霊体になってオカルンの中にへばりついていました。
ただ星子のハリセン攻撃により、オーラを招き猫に移され、現在は招き猫の姿で活動しています。
その際、意識のみが招き猫に移され、霊力はオカルンに残ったままとなってしまい、ターボババアは能力を失ったただのかわいい招き猫になってしまいました。
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